白猫プロジェクト ストーリー解体書 ギルサンダー思い出ストーリー編

・あらすじ

①飛行島に身を寄せる事になったギルサンダー、第一印象はとても気分が良いと島を褒めた。歓迎されるにあたって礼は自身の剣で返すと話す。その姿をキャトラからは生真面目と評された。

 ただ遊んでいるわけにはいかない、力が必要なら遠慮なく言って欲しいと語るギルサンダー、キャトラから礼儀正しい、特にメリオダスにはと言われる。

 メリオダスへの態度は幼い頃からの名残と話すギルサンダーメリオダスは子供の頃から尊敬しており、いろいろな事を教わったと過去を話す。そのことを聞いてメリオダスギルサンダーをギル坊と呼んでいることに納得がいった主人公達。

 アイリスには敬語なのに自分にはなぜため口なのかギルサンダーに聞くキャトラ。返答は猫だからというもので、ホークと同じくくりにされていることが明らかになった。

 

②聖騎士と言う存在を知らないキャトラから聖騎士とは何か聞かれるギルサンダー。聖騎士の教えを説明するとざっくりと正義の味方であるとキャトラは理解した。

 はじめの理念は正義の味方に通ずるが、だからこそ一度道を誤れば犠牲を生んでしまうこともあると聖騎士に関して話すギルサンダー。自分達の聖騎士団は大勢の民を傷つけてしまったが、メリオダスたちのおかげで正しい道に戻れたと過去を話す。

 ひどく過去を悔んでいる様子から、アイリスからそんなに悔まなくてもと励まされるが、時間をかけて少しずつでも民に償わなければと自分の考えを変えなかったギルサンダー

 贖罪のために民の暮らしを学びたいと意気込むギルサンダー。別世界であっても人々の暮らしの根底には同じものが流れているはずとキャトラに飛行島のある世界のことについて質問を始める。

 この世界の騎士は民にどのように支持されてそれに報いているか、騎士と人々にはどのような関わりがあるのか、両者が参加する行事などはどの程度あるか、騎士による市井の巡回頻度など聞きたいことはたくさんあるとキャトラを質問攻めするギルサンダー。あまりの圧に悲鳴をあげるキャトラ。

 

③頼まれてはいなかったが、ブリタニアの聖騎士について記した物(リオネス王国を基準)を用意するギルサンダー

 飛行島のある世界にも聖騎士の様な魔力を持つ騎士はいるのかと質問するギルサンダー。キャトラがそれに答えて魔法の様なものを使う騎士はたくさんいると話す。

 キャトラの答えに対してたくさんとはどのくらい、例えば人口一万人に対して騎士団が五百と仮定するとうち何人ぐらいかとさらに質問を重ねるギルサンダー。それにはその国ごとに違うとしどろもどろになりながら答えるキャトラ。

 平均的な人数はわかるだろうと詰め寄るギルサンダー。自分達は騎士じゃないと話すキャトラにならばと民について質問した。主に何を食糧としているのかと聞くと、キャトラは島によって気候も文化も違う、育てる作物もいろいろと答える。

 例えば何があるかと質問責めを止めないギルサンダー。知りたいんだと話し、キャトラに詰め寄ると、何でもかんでも自分に聞かないで欲しいと悲鳴を上げられる。

 

④主人公を見つけてこの間の話の続きをしたいと申し出るギルサンダー。しかし、アイリスとキャトラから今日はお茶にしないかと誘われる。

 お茶で時間を潰すぐらいならもっと質疑応答をと誘いを断ろうとするギルサンダーだったが、ヘレナに紅茶のケーキを焼いてもらった、たまにはゆっくりしようとアイリスから提案される。

 急かしていたつもりはないとお茶の誘いを受けることにしたギルサンダー。ケーキを食べると美味しいと味を語り、これも人の営みかと考えていた。

 

⑤キャトラを見つけて声を掛けるギルサンダー。しかし、キャトラが嫌そうな反応を見せる。なぜそのような反応をするのか聞くと、質問攻めがちょっとだけ迷惑だったと話す。

 まだまだ学ばなければならないことが多いと話すギルサンダーにそれもわかるから心苦しいと言うキャトラ。二人とも悪くないのにくたびれていると感じるアイリス、主人公になんとかしてやれないかと相談する。

 

⑥主人公がルーンの光を放つ。大概の事を解決する光だとキャトラが解説すると、自分の目的はブリタニアに戻り、民に報いるまで終わりはしないと話すギルサンダー。そのために出来る限りの知識を吸収しようと思っていたことを話す。

 人々は穏やかな暮らしを好むことをこの間のお茶会の時に思ったと話すギルサンダー。わかっていたのに自分の償いのために、一人急いでしまっていたのではないかと考え直す。

 もう少し歩調を合わせた方がその土地土地に根付く民の生き方が良く見えてくると自分を省みるギルサンダー。キャトラからも一緒にのんびりできる方がみんなにも受け入れられやすいとアドバイスされる。

 ヘレナがまたケーキを焼いてくれたため、再びお茶をすることになるギルサンダー

 

終了。

 

・登場人物

ギルサンダー
主人公&アイリス&キャトラ

 あらすじ参照。

 

・用語

聖騎士

 「その眼は悪を見抜き その口は真を語り その心は正義に満ち その剣は悪を砕く」という教えがある。

 魔力を持った騎士であり、その一人の力は一国の騎士団に相当する。

 「金剛」「白金」「蒼玉」「紅玉」「翠玉」「水晶」の順に位が高い。

 ギルサンダーは金剛にあたる。

 

以上。