白猫プロジェクト ストーリー解体書 クルーシャ・ブラッディ思い出ストーリー編

・あらすじ

 飛行島にやってきたクルーシャ。キャトラから調子はどうかと聞かれるとバリバリ悪霊退治をしたつもりになっている。とまだ自称エクソシストの域は出ていないことを話す。

 悪魔祓いの訓練は一通り行っていると話すも、どれ上手くいかないと話すクルーシャ。最近の失敗したエピソードとして訓練最中に魚を焼き、聖油に引火してボヤ騒ぎとなり、大事な儀式書を燃やしてしまったことを話した。

 父から大目玉を喰らった事を話し、父は自分と違って他称でもエクソシストであるとクルーシャが話す。

 儀式書を燃やした失敗から汚名を返上しなくては家にも帰れないと飛行島に身を寄せた理由を語り、塩のルーンを活用すると話す。キャトラからはそんなものに頼るのはよしなさいと注意されていたが、自分にはこれしかないとクルーシャは聞き入れなかった。

 日差しが強いせいか主人公の顔色が悪く、それを悪霊のせいだと決めつけるクルーシャ。塩のルーンで生成した塩を投げるもノーコンが出てしまいキャトラに投げつけてしまう。

 そんなことではナメクジも倒せないとキャトラに叱られると、生まれてこなければ良かったと酷く落ち込んだ様子を見せるクルーシャ。

 

 クルーシャ、以前出会った格好ではなく水着の様な格好をしている。その理由をキャトラに聞かれると、汗を飛ばしやすいからと語った。

 汗とガッツで使いこなせとルーンを託してくれた夏の人が言っていたと語るクルーシャ。

 どうして塩にこだわるのかとキャトラに質問されるクルーシャ、とある島でオバケを教育している女の子と出会ったことを話す。

 迷えるオバケを無理に浄化させるのではなく、絆を育み正しい方へと導く姿勢に戦わずして勝つ方法を思いついたと話すクルーシャ。キャトラから先を読まれて敵に塩を送るという諺をそのままの意味でやろうとしていることを看破され、意味が違うと指摘される。

 呆れられながらもキャトラからは自分の道を進みなさいと言われ良質な塩を生み出すために汗をかく練習を始めるクルーシャ。

 主人公をいい汗のかきっぷりだと褒めて秘訣を教えるよう迫るクルーシャ。主人公は困った表情を見せるだけなのを見て学べと伝えたいと解釈して困り続けている主人公の観察を続けるクルーシャ。

 

 カニカマが痛んでいるのか酸っぱいとぼやくキャトラ。そこにクルーシャが現れて一つまみの塩を振りかける。

 絶妙な塩加減で美味しくなったカニカマにクルーシャを褒めるキャトラ。塩梅とはこのことと自慢げなクルーシャだったが、本分は悪霊退治であるとキャトラに指摘される。

 アイリスが花瓶の水を取り替え忘れて花を枯らしてしまったと嘆く。そこにクルーシャが花瓶に塩をひとつまみ入れると再び花咲いた。

 地味ではあるがすごいと言うキャトラの評価に納得できない様子のクルーシャ。とっておきを見せると言って池に次々と塩を投げ入れると、塩を大量に含んだ池は体が沈まないととっておきの種明かしをする。

 後どれくらいでとっておきは完成するのかとキャトラに聞かれると、このペースなら三日ほどと答えるクルーシャ。それを聞いたキャトラからもうやめていいよときっぱり言われてしまう。

 

 飛行島の天気がジメジメしており、アレが出そうだと語るクルーシャ。

 その言葉を気にしないキャトラから砂糖と醤油とクルーシャの塩で特製のカニカマのタレを作りたいとねだられるクルーシャ。

 悪霊が出たと告げるクルーシャ。憑りつかれたら大変なことになると騒ぐクルーシャを相手にしないキャトラがくしゃみをする。

 くしゃみは悪霊への抵抗力が著しく低下すると更に慌てだすクルーシャ。それを見てこの私が憑りつかれるなんてと余裕そうなキャトラ、様子が変わる。

 のっぺりとした様子となり、ゆっくりとしか話せなくなったキャトラ。ナメクジの悪霊が憑りついたと語るクルーシャ。

 お腹で地面を這い始めるキャトラから悪霊を祓うため、クルーシャが塩を投げつける。

 塩は効いているが手持ちが尽きてしまったクルーシャ。手当たり次第に砂糖、醤油を投げつける。アイリスはその状況を見て、砂糖が効いたことを相手は砂糖と塩を間違えるあわてんぼうの悪霊だと、醤油が効かないのはなぜかわかっていたと解説役に回っていた。

 投げつける物が無くなったクルーシャ。聞きかじっただけの技を使うことを決める。腕を振りかぶり、飛行島に伝わる赤い獣人のポーズを取る。

 天敵であるイグニのポーズを取られた悪霊は退散してキャトラは正気に戻る。悪魔を祓った事に特訓の成果が出たと喜ぶクルーシャ。

 その時、塩のルーンの光が消えてしまう。

 

 塩カニカマの食べすぎか顔がむくんでいることをアイリスから指摘されるキャトラ。塩が無くなったためクルーシャにねだろうとしていた。もうあれがないととクルーシャの塩にかなり依存している様な発言をしている。

 クルーシャが現れると地面を這って移動しており、体の調子がおかしい、力が入らないと話す。

 塩のルーンを見てみると白い光を放っていたのが黒ずんで岩のようになってしまっていた。

 頭痛、貧血、汗が出ないという症状や塩を欲していることから塩分不足であると推測されるクルーシャ。ルーンが黒い光を放つたびにめまいが起きると話して、ルーンによって逆に塩分を吸い取られていると考察していた。

 ルーンの力を使いすぎたことが原因なのではと自身の症状を考察するクルーシャ。意識が朦朧としてきたと語りながらも自分の半生について語る。

 塩に頼りすぎたバチが当たった、困ったことがあれば助けを求めてばかり、物事を自分の力で解決したことがない、エクソシストどころか人間失格とまで自虐を始めるクルーシャ。もういっそここでナメクジの様な余生を過ごそうかとまで考えていた。

 

 それを見た主人公がルーンの光を照らす。しかし、クルーシャの体には力が入らず、もう手遅れなのだと自覚し諦めるクルーシャ。

 それでも主人公は諦めず、その主人公の熱い魂に呼応してルーンの光が沸騰する。飛行島の気温が上昇していく。

 主人公が流れる汗を塩のルーンに落とす。塩のルーンは反応を示し、それを見たキャトラとアイリスも共に汗を落とす。

 透き通った結晶が現れ、クルーシャはそれに這って向かう。すると、塩のルーンは大量の塩を生成してクルーシャの体を塩で包み込む。

 塩釜に閉じ込められたクルーシャ。しかし、塩釜の中から塩釜を叩き続ける。

 塩釜に穴を開けて脱出するとクルーシャの肌は生まれ変わったようにツルツルしており、元気を取り戻していた。

 自分の汗を舐めるクルーシャ。塩分が高いと判断して血圧の心配から塩を控えると語った。

 塩に頼ることを止める、自分にはガッツがあると語るクルーシャ。キャトラからも塩だけで悪霊と戦ってきたガッツは本物だと評価される。

 それをいいように解釈したクルーシャは遂に本物のエクソシストになれたと喜びを見せる。すると、悪霊の気配を感じ取り、頼ることを止めると宣言したばかりの塩を投げつける。キャトラに指摘されると使った内に入るのかと誤魔化すような事を言っていた。

 塩こそが生きとし生ける者の源、それがこの世の理と話すクルーシャ。いかなる悪霊も悪魔も本物のエクソシストとなった自分からは逃れることは不可能と自信を取り戻した。

 

終了。

 

・登場人物

クルーシャ・ブラッディ
主人公&アイリス&キャトラ

 あらすじ参照。

 

クルーシャの父

 教会を運営している思われる。

 魚を焼こうとして失敗し、大事な儀式書を燃やされたためクルーシャを家から追い出した。

 他称でもエクソシストを語られる程の実力を持っている。

 

夏の人

 クルーシャに塩のルーンを授けた人。

 汗とガッツで使いこなせとアドバイスをしており、それに倣ってクルーシャは水着の様な格好をしている。

 サマーソウルの思い出ストーリーに塩のルーンを授ける内容のイベントがあるためサマーソウルを指していることは確定。

 

オバケの教育をしている少女

 クルーシャととある島で出会った。

 オバケとの絆を育み、正しい方向へと導くその姿勢からクルーシャに新たな気付きを与えていた。

 特徴からミゼリコルデだと思われる。

 

・用語

塩のルーン

 クルーシャが使用しすぎたせいで白く輝いていたのが黒く岩のように変質していた。

 黒い状態だと所有者の塩分を吸い取る効果を発揮する。

 主人公達の汗を浴びると効果が回復し、クルーシャを回復させた。

 

以上。