白猫プロジェクト ストーリー解体書 ラヴィ・ピンク思い出ストーリー編

・登場人物

ラヴィ・ピンク

 ドレサーをしている少女。ギャル言葉を話しており、キャトラ達には度々理解が出来ない言葉を使うことがある。

 

 初対面の主人公達には髪質に言及するドレサーらしい見方をしていた。アイリスの髪をキレイと褒める一方で主人公の髪は乱れていると言ってセットをした。アイリスはちょっとカッコよくなっていると褒めていたが、キャトラは変化に気付けない様子だった。トリマーとしての技術も持ち合わせており、キャトラの毛並みも整えると見違えるように綺麗になったと喜ばれる。主人公には違いがわからなかった様子。話し方は変だけど優しい人なのかというのがキャトラの第一印象だった。

 

 討伐に主人公達を誘った際には近頃の闇の影響を薄々感じている様で魔物達の様子が変だと気付いていた。戦闘能力は高く、床屋なのに強い、頼りになるとキャトラとアイリスから褒められると照れていた。自身が強くなったのは故郷の厳しい環境が由来していると話して、地元のストリートで育ったという過去を話した。故郷のことは友達も居るため好きだと発言している。

 

 友達の集団をイベサーと呼んでおり、何をしている集まりか聞かれると革命と答える。王の重税によって民が苦しんでいる現状を変えるべく王を打ち倒す革命軍に所属していることを話す。故郷では王と貴族の間での争いが勃発しており、そこに帝国と連邦が干渉する可能性があることを話した。

 

 村の老人や子供達の髪を切る活動も行っており、アイリス達に褒められるとあくまであれは将来店を出すためのアピールだと言っている。アイリスから小さな子たちの髪をセットしていた際には幸せそうな顔をしていたこと指摘されると自身の殺伐とした人生を語り始める。

 

 ドレサーはあくまで表の顔であり、裏の仕事をすんなりと行うために身につけた技術である。元々は暗殺者として働いており、革命軍のボスを油断させて暗殺するように故郷の権力者から依頼され、革命軍に潜入していた。しかし、ボスの暗殺は失敗に終わり、死を覚悟するもボスに助けてもらったことで次第に革命軍のメンバーたちの情熱に心動かされて気が付いたら自身もメンバーになっていた。

 

 上記の過去を話すと自身の手は汚れていると話して鋏を握る手で自分は人を殺めていることから店を持ちたいという夢は叶わないと話している。

 

 落ち込んだ様子を見せており、主人公達に話を聞くと暗殺者として所属していた組織が連邦によって闇に葬られたと話す。しかし、ある男から組織は生きているという話を聞かされる。組織は非道な集団であることを語り、自身の体に乾燥のルーンを仕込み、ボスの近くで発動するように仕掛けがされていたことがあったことを話す。乾燥のルーンはどんなものでも砂にする強力なルーンだったが、偶然居合わせたボスの知り合いの雨合羽の少女の力によって雨が降り注ぎ、乾燥のルーンの効力は無効化することが出来た。組織がまだ生きていることはボスには報告しておらず、自分で決着を付けたいと話すもその表情は暗かった。

 

 主人公がルーンの光を照らすと、自身の心の光が輝き始める。自分の心は真っ暗闇だと言うも、心の光を示すルーンの光は光り続けており、アイリスからこの心の光は自身がずっと持っていた物だと説明される。

 

 革命軍に居た理由はボスの本性が知りたかったというものであり、彼女はズルい所もセコイ所もあるがキラキラしていたと語る。殺伐な自分でもこの人と一緒に居たいと思い始めたその時から心は輝き始めたのだろうと語る。悩みを吹っ切り、革命軍のメンバーたちに組織が生きていたことを相談することを決意する。キャトラ達、飛行島の面々も組織打倒に協力すると志願され、励ましてくれてありがとうと主人公に伝えると、服はイケていないため今度選んであげると約束をした。

 

ボス

 革命軍のボス。自身を暗殺しようとしたラヴィを助け、革命軍のメンバーとして迎え入れた。ラヴィからは慕われており、ズルい所もセコイ所もあるがキラキラしていると評価されている。エリーナだと思われる。

 

革命軍のメンバー

 最初はラヴィと対立していたが、次第に打ち解けていった。ラヴィからは10G借りているが、借りがあるとラヴィは言っている。ザックだと思われる。

 

組織について知らせた男

 ラヴィに組織がまだ生きていることを知らせた男。ムカつくぜが口癖の様子。組織がまだ存在することに怒りを感じている。ダージだと思われる。

 

雨合羽の少女

 革命軍ボスの知り合いであり、組織がラヴィを使って乾燥ルーンを使用してボスを暗殺しようとしたのを雨を降らせることで防いだ。ツユハと思われる。

 

キャトラ

 最初はギャル言葉が理解できていなかった様子だったが、毛並みを整えてもらった後からは理解できるようになってきて翻訳を担当したり、ギャル言葉を使ってラヴィと会話をしていた。

 

主人公&アイリス

 ラヴィとの交流を深める。

 

・用語

ラヴィの故郷

 王の重税によって民が苦しんでおり、革命軍が発足されている。貴族と王族の間でも争いが起こっており、有利な立場となるべく王は姫を連邦に嫁がせて連邦を内戦に干渉させ革命軍の解散を目論んでいる。

 

連邦

 ラヴィ曰くクズ。他の島を養分と考えていると否定的な感想を持たれていた。

 

帝国

 連邦の介入による王族の優位を崩すために革命軍が介入させようと考えている。戦力は連邦を遥かに上回っているが、下手に関わらせれば連邦よりも危険な相手になりかねるとラヴィは説明している。脅威となる島を排除するのが第一であるため、ラヴィの故郷が紛争地帯となると判断すれば消すだろうとラヴィは予測していた。

 
乾燥のルーン

 どんなものでも乾燥させて砂へと変える非常に強力なルーン。組織はこれを用いて革命軍ボスを暗殺しようと目論んだが、偶然居合わせた雨合羽の少女の雨の力によってルーンの効力を無効化された。

 

組織

 ラヴィが暗殺者として所属していた組織。革命軍ボスの暗殺を目的としていた。連邦によって闇に葬られるが、まだ存在しており、革命軍への危害を加える存在だとラヴィの不安の種となっている。

 

以上。