白猫プロジェクト ストーリー解体書 キャロ・ギャンビット思い出ストーリー編

・登場人物

キャロ・ギャンビット

 プロチェスプレイヤーを自称する少女。負けず嫌いの性格をしている。チェスでは無敗神話を謳っているが実際の所チェスは弱く、相手が負けを認めるまで勝負を挑み続けて限界が来た相手が試合放棄をする形で勝利しているだけである。

 

 チェスプレイヤーを探して主人公達に声を掛ける。存在は知っているがルールを知らない、難しそうという主人公達に面白いし簡単にルールを覚えられると語ってチェスを広めようとしていた。それにキャトラが乗る形で自身の不敗神話を破ると宣言されて対戦を約束した。

 

 翌日徹夜でルールを覚えてきたキャトラに連敗を喫すも負けを認めず、一昼夜対戦を続けた。キャトラは限界を迎えて意味の分からない言葉を上の空で呟き続けていたが自身は普通と何も変わらない状態であり精神力と体力の高さが伺えた。また、この対戦の中でナイトが取られそうになった時に捨て身の援護と称してナイトの代わりにポーンが取られるという自分の国のローカルルールを使用しようとしてキャトラから却下されている。

 

 キャトラが限界を迎えたため試合放棄とみなして自身が勝者だと決定していた。休憩と称してアイリスと主人公と身の上話をすることになる。故郷でもチェスをやり続けており、ゲームが大好きな友達がいつも相手をしてくれていたことを話す。しかし友人が逃げようとすると自身の千日手のルーンでそれを妨害するなどキャトラに行ったものと同じ方法で勝利を手にしていたことがわかった。アイリス達をチェスに誘ったが付き合わされるのを恐れられて遠慮されていた。

 

 キャトラとは最初の対戦後もチェスをやっている様でその中でキャトラからなぜナイトばかりを動かすのかと質問されていた。答えは好きだからであり、他の駒を飛び越えて移動ができる、直線じゃない唯一無二の動きを理由に挙げていた。大事なら動かさなければよいとキャトラに言われていたが、ナイトは動いてこそ輝くと聞き入れなかった。また、キャトラとの対戦では負けるだけではなくステイルメイトを用いて引き分けに持ち込むという手法を使っている。

 

 自身を無くした様子を見せている所をキャトラ達に見つけられる。不敗神話を守れないと語り、自身に起こった出来事を話す。キャトラよりも強い相手を探して飛行島を巡っているとバロンと対戦することになった。ナイトを使った電撃戦で速攻(キャトラ曰く無謀な攻め)を仕掛けるがナイトを取られてしまい戦意を喪失してその対局は負けてしまう。しかし、次の対戦を拒否されたことで試合放棄とみなして自身の勝利として数えたがナイトの居ない勝利は勝利と呼べない、と勝ちは勝ちだが自信を無くした試合だったことを語った。この先不敗神話を守ることが出来ないと後ろ向きになっていた。普段ならば元気付けるキャトラ達だったが自信を取り戻してもらうのも違う気がすると躊躇っていた。

 

 それでも主人公がルーンの光で元気付けるとナイトの怒りと悲しみが伝わってくると話して、ナイトを大事にしない独りよがりのチェスにナイトが怒り、悲しんでいることを理解する。気付かせてくれたことを主人公に感謝して、ナイトを守護神であり最強の切り札として活用するチェスをすることを決めてこれからも敗北はないと語った。この一連の流れでキャトラは何度も対局事態に負けていることを気にするべきだと声を掛け続けていたが全て無視していた。バロンとの対局の小手調べとしてキャトラに対戦を挑み、ナイトと一心同体のチェスを指してナイトの真髄を見せると息巻いていた。

 

ゲームが好きな友達

 キャロの故郷でチェスに付き合っていた友達。キャロとの連戦に飽きたと言って扉のルーンを使用して逃げるようとするも千日手のルーンの力で強引に試合を続行させられていた。

 

 恐らくエシリアだと思われる。

 

キャトラ

 徹夜でチェスの勉強をしてキャロと対戦をした。勝ち続けるも自身が限界になるまで対戦を続けるキャロから試合放棄とみなされて敗者に認定されていた。

 

 その後もキャロとは親交が深く、チェスの対戦を頻繁に行っている様子。また、キャロの負けを認めさせるまで対戦し続けるという癖を治そうと注意しているが一切聞き入れられていない。

 

アイリス

 キャロに最初に話しかけられた際にはチェスのルールを知らなかったが、翌日にはいつの間にかルールを理解して戦況を解説できるほどの知識を頭に入れていた。キャトラからは強そうだと目されてる。

 

主人公

 キャロとの交流を深める。

 

・用語

千日手のルーン

 移動を封じる効果を持つルーン。移動しようとした対象を元の場所に戻すことが出来る。この力は扉のルーンなどの瞬間移動能力にも干渉できる模様。

 

以上。