・あらすじ
①ギルドの依頼でルクサント国にやってきた主人公達。国は物々しい雰囲気が漂っていた。
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国民たちが急に雄たけびを上げて御子様と呼ぶ少女を出迎える。両の目の色が違う不思議な瞳を持つ少女が歓声を受けながら兵を引き連れて出陣しようとしていた。
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蛮族との戦いに終止符を打つと国民に宣言する御子のシャルロット。兵たちに号令を放ち、城の外へと出ていった。
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人の波に呑まれてしまい、兵たちと同じ場所へと向かってしまう主人公達。
②ルクサント国と蛮族と呼ばれていた民族の両軍が衝突する。次第に戦況は大将同士の一騎打ちへと変わっていく。
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蛮族と呼ばれる民族の大将は金獅子と呼ばれる男、オウガだった。オウガと戦闘を繰り広げるシャルロット。その場に主人公達も迷い込んでしまう。
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シャルロットの剣を受けながら妙に力んでいて彼女の剣にキレがないと煽るような事を言うオウガ。シャルロットはその言葉を受けると、民衆に向けた丁寧な口調を一瞬崩して年相応の少女のような口調になってしまう。
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オウガとシャルロットの戦闘に飛び込んで戦いを中断させるアイリス。周囲に魔物が出現したことを知らせる。オウガも既に感知しており、大量の魔物相手に逃走を余儀なくされる両軍。
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金獅子を討たねばならないと戦闘を続けようとするシャルロットを止めるキャトラ。オウガも去ってしまうと、途端にシャルロットは丁寧な口調を崩して、働き損、やる気ない、戦いたくないと不貞腐れてしまう。
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魔物に応戦しながらルクサント国に戻るシャルロット軍と主人公達。
③ルクサント国王と謁見するシャルロット。国王はオウガたちを取り逃したことを魔物の襲撃という不運があったとして不問にし、結果として軍勢を退けられたと言ってシャルロットに引き続き、国を光明に導いて欲しいと話す。
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この身はルクサントに捧げたと話すシャルロット。全ては預言の導の通りにと発言をしていた。
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城外で主人公達と再会するシャルロット。主人公達は光焔の御子の護衛の依頼を受けていたことを話す。
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逃げ出した侍従に代わって新しく来た人と主人公達を迎えるシャルロット。崩した口調で光焔の御子とは昔からある預言書に書かれた左右の目の色が異なる国を救う御子だと説明する。
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預言には興味がないと切り捨てるシャルロット。きっちり務めを果たして、御子の立場を利用して好き勝手に贅沢をしたいだけだと本心を話す。
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ネコを被って国民たちを騙していたのかと責めるキャトラ。シャルロットは仕事には本音と建て前が必要だと言って相手にしなかった。
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互いに仕事ということで気を使わなくていいとシャルと呼んで欲しいと主人公達に話すシャルロット。まずは夕飯の支度をして欲しいと命令する。
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夕飯には高級ルクサント牛のワインソテーに子牛のシチュー、国王御用達の農園で採れた旬の果物を使ったフルーツパフェを用意しろと要求するシャルロット。基本、肉とスイーツはセットだとも言っていた。
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国を救う御子だからこれぐらいの贅沢は当然だと言うシャルロットに我儘放題で前の侍従も逃げるはずだと文句を言うキャトラ。
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赤い右目に痛みを感じるシャルロット。アイリスが心配するが、何でもないと言って誤魔化していた。
④国民たちからは熱い支持を受けているシャルロット。国民の前に姿を現すと、彼らを沸き立たせる。シャルロットが尊敬されていることに納得のいかないキャトラ。
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シャルロットの元に妖艶な雰囲気の美女が近づく。しかし、美女の声はオウガの物であり、行ってしまう美女を追いかける主人公達。シャルロットは嫌がりながら付いて行く。
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仕事中に更に別な仕事をすることになった事に不満を漏らすシャルロット。以前オウガを討ち逃した際には悔しがっていた事をキャトラに指摘されると状況が違うため今はどうでもいいと語った。
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謎の美女の正体は変装のために女装したオウガだった。思わず惚れそうになったろうと主人公に聞くオウガ。しかし、主人公は困惑した表情をしてしまったため、ブスだったとでも言いたいのかと詰め寄っていた。
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ブスじゃない分タチが悪い、キモイと言うシャルロット。変装は潜入の定石だと話すオウガ。どうしてここにいるのかキャトラがオウガに聞くと、やりあうつもりはないと話すオウガ。
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シャルロットとの戦闘の最中に現れた魔物達をきな臭く感じるため、調査に協力して欲しいとシャルロットたちに打診するオウガ。
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利用できるなら敵でも利用する。手柄は自分の物にできれば楽して得すると協力を承諾するシャルロット。
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シャルロット達を荒野の民の同胞と認め、魔物出現の調査を開始するオウガ。
⑤前回の戦闘時に無理をしていた事をシャルロットに指摘するオウガ。自分達は敵であるため気にする必要もないだろうと話すの渋るシャルロット。
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今は同胞であり、悩みは話してみろと言うオウガ。アイリスも気苦労があるなら話せば楽になるとシャルロットに話す。
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楽になるという言葉に反応するシャルロット。悩みを話し始めると、魔物が多くて物資の補給もままならない状況が続いている事、そのせいで日に五回あったスイーツタイムが三回に減ってしまった事を話す。
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魔物の討伐に行く頻度も増えてしまって睡眠時間も減ってしまい、七時間になってしまった事を話すシャルロット。それらを侍従にちょっと文句を言うと実家に帰ってしまったと前任のお世話係が実家に帰った理由を話す。
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もう子供ではないため分別くらいわきまえていると話すシャルロット。しかし、生活はどんどん切り詰められてしまい、オウガと戦った日はビーフからチキンに格下げされていた事実を話す。
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自分は牛派のため全然調子が出なかったと話すシャルロット。我儘なシャルロットに遂に切れてしまうキャトラ。押さえる様アイリスが止めていた。
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シャルロットの調子が上がらなかった理由を好き勝手できないからだと理解するオウガ。御子の当然の権利と主張するシャルロット。それを人間は欲望に生きてこそであり、何も間違っていないと話すオウガ。
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キャトラはますます調子に乗ってしまうとオウガを止めるが、オウガは自由な生き方は大切にするものだと話す。しかし、今のシャルロットは本当の意味で自由というわけではなさそうだと見抜いていたオウガ。
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オウガを野蛮で悪人面で臭そうな割りに結構わかっていると評価するシャルロット。オウガはシャルロットを強欲でメシにうるさいわがまま娘と評価する。
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またも赤い右目である焔の瞳が痛み始めるシャルロット。アイリスも心配をしていた。
続く。
・登場人物
シャルロット
左目に光の瞳を右目に焔の瞳を持つ光焔の御子。
ルクサント国民の前では丁寧な話し方をしており、人気があるが本性はめんどくさがりな我儘放題の娘。
右目の焔の瞳の痛みに悩まされる描写が二度あった。
オウガ
荒野の民の大将を務めている金獅子と呼ばれる男。
女装することで妖艶な美女に変装できる特技を持つ。
主人公&アイリス&キャトラ
ギルドからの依頼で光焔の御子の護衛と言う体でシャルロットのお世話係となった。
ルクサント王
荒野の民を蛮族と称して嫌っている。
預言の通りシャルロットにはルクサント国を導いて欲しいと考えている。
・用語
ルクサント国
光焔の御子について書かれていた預言の書が存在する国。
シャルロットの要求から繁栄した国家と思われるが、魔物の大量発生により物資の補給が困難となり、シャルロットのわがままを叶えられなくなってきている。
光焔の御子
右目に光の瞳を左に焔の瞳を持つ、ルクサント国の救世主と預言書に書かれている存在。
以上。