白猫プロジェクト ストーリー解体書 失われた健康を求めて編

・あらすじ

 ①秘境の奥地に活力のルーンがある事を聞いたリリエル。自身の貧弱体質を治すため、主人公達と共に活力のルーンを求めて秘境を進むことになる。

 キャトラ、リリエルの吐血が心臓に悪く苦手であり、治してあげたいと今回の冒険に積極的だった。その発言に感動したリリエル、吐血をしてしまう。

 

 ②リリエルがスッポンを発見する。とてつもない生命力をその血に秘めている伝説の食材と称してスッポンを捕獲する。

 血だけもらってスッポンをリリースしたリリエル。活力のルーンの影響から健康食品が多い森に興奮してグルメ食材探しに夢中になってしまう。

 アイリスから目的はあくまで活力のルーンだと指摘されるリリエル。気を取り直して先へと進んでいく。

 

 ③ちょっと気分が悪くなってきたと話すリリエル。音を上げるのが早いとキャトラ言われるが、人里離れたこの地に骨を埋めるのも悪くないかもと諦め始める。

 死者のごとき妄念を感じ取り、その場に合流したヴィルフリート。リリエルに対して誇り高き吸血鬼ならばその足で立ち、気高く構えろと手を取って立たせようとする。

 無理に立たせられたショックからリリエルが吐血してしまう。それを見たヴィルフリートは素晴らしいと評価してこのような秘境に吐血ギャグの使い手がいるとはとリリエルの吐血をリアクション芸だと勘違いする。

 ギャグで吐血している訳ではないというリリエルの発言になんでやねんとツッコみを入れるヴィルフリート。そのツッコミの衝撃でまたもや吐血してしまうリリエル。

 最高なリアクションだと何度もリリエルを吐血させるヴィルフリート。白目をむいているリリエルを見て逃げるべきだと判断した主人公達、主人公がリリエルを抱いてその場から逃げ出す。

 共に笑いの真髄を極めようとそれを追いかけるヴィルフリート。

 

 ④ヴィルフリートから無事に逃げ出せたリリエル一行。キャトラがリリエルはいつも調子が悪そうなのに普通に戦えることを疑問に思っていることを話す。

 リリエル自身も何故かはわからないようで、キャトラやアイリスから戦いに必死で体調を気にするヒマもないのでは、命の危機の火事場の馬鹿力が発揮されているのでは、実はものすごく強いのではなどの考察がされる。

 本調子ではないのにこれだけ戦えるのは相当なもの、最弱に見えて実は最強、なんかカッコいいとキャトラから褒められるリリエル。

 それに気分を良くしたリリエル。森の奥から魔物の群れが現れるとそれに突撃して次々と討伐していく。

 最後の魔物を倒すと顔色がどんどん悪くなっていき、リリエルは立ったまま気絶してしまった。

 

 ⑤秘境の深部へと到達したリリエル一行、金色に輝く活力のルーンを発見する。

 リリエルがルーンを手に取ると顔色がツヤツヤになっていく。すると、リリエルがようやく完全な肉体が手に入った、これで世界は我が物だと言い始める。

 本当は悪の吸血鬼だったのかと驚くキャトラ達に冗談であり一度言ってみたかったと話すリリエル。アイリスからはいつもとテンションが違うと思われていた。

 ルーンを手に入れたため帰ろうとすると、ルーンの置かれていた場所の草木がみるみる枯れていってしまう。ルーンを持って帰ってしまえば森全体が枯れてしまうのかと予想するリリエル達。

 血を吸うが、命そのものを奪うような真似はしたくないと決断するリリエル、活力のルーンを元の場所に戻す。

 活力のルーンのある場所は秘蔵の癒しスポットとしてキープすると話すリリエル。しばらくルーンの前で休んでいくことを決める一行。

 休憩中、スッポンから分けてもらった血を飲み始めるリリエル。体が熱くなり、吐血ではなく鼻血を出してしまう。しかし、気持ちいと血まみれの笑顔を見せていたため、主人公達はそっとしておくことにした。

 

終了。

 

・登場人物

リリエル&主人公&アイリス&キャトラ

 あらすじ参照。

 

ヴィルフリート

 死者のごとき妄念を感じ取ってリリエル達と合流する。

 リリエルの吐血をリアクション芸だと勘違いして何度も吐血させてしまう。

 共に笑いの真髄を極めようとリリエルに迫るも、リリエルの体がもたないと判断した主人公達に抱きかかえられてリリエルからは逃げられてしまった。

 

・用語

活力のルーン

 秘境の森の深部に置かれていたルーン。

 生命力の活性化を促す効果があるため、森は大きな樹木が並び動物の声に満ち溢れていた。

 効力でリリエルの体調を良くすることは出来たものの、運んでしまうと森全体が枯れてしまうため、森に設置したままでリリエルの秘蔵の癒しスポットとして認定された。

 

以上。