白猫プロジェクト ストーリー解体書 GENPEI WARS編

・あらすじ

シャナオウ、機械の街を占拠するTAIRAを討ち果たす様に兄から命を受けてエリア・シキシマに向かう。ベンケイ、ゼロキスが従者として付いて行くことになる。

リンプイがシャナオウ達の行動を忍蝶を使って監視、盗聴する。その情報はダージに渡される。ダージはシャナオウ達の元へと向かい、リンプイはバックアップを担当することになる。

シャナオウ主従、機械の街に到着する。そこでベンケイとゼロキスのためにシャナオが島民のアンドロイド達にも心があることや島を離れると心を保てなくなることを説明する。

街を支配するTAIRAの討伐が命であり、犠牲は問わぬと言われているが心がある故に悩むシャナオウ。

ダージ達、シャナオウが悩んでいる様子を監視。例の手筈は整っているかと質問するダージ、勘違いから生ハムメロンを持ってきていることを報告するリンプイ。

シャナオウ、八龍のルーンを輝かせて名乗りを上げる。街の皆を逃がすためにあえて攻め入ることを大々的に宣言。

TAIRAの将であるオニロボ武将、シャナオウ達を迎撃するために戦闘を開始する。

シャナオウの元にAIユキヒラからの通信が入る。TAIRAの民を守ろうとするシャナオウを見事な武者っぷりと評価、作戦指揮を任せて欲しいと申し出る。シャナオウはこれを了承する。

ダージ、標的であるシャナオウに乱戦となってしまったため手を出せない状態になる。

町中からTAIRA方の機会兵士が集まる。銃撃を浴びせられるシャナオウ達、ベンケイが一人仁王立ちで皆を庇う。銃撃ではベンケイにダメージを与えられなかった。

ミサイルが飛来する。街ごとシャナオウ達を葬ろうとするTAIRAに対して、頼りなるのはゼロキスの弓だけだとシャナオウとベンケイはミサイルを打ち落とすことをゼロキスに頼む。ゼロキスの放った矢はミサイルの信管を打ち抜き、事なきを得た。

シャナオウ、TAIRAの将のAIが宿るメカを破壊。将を討ち取ったことで戦は終わる。街の民にも被害はなかった。

商人に変化したダージ、シャナオウの胸を貫き八龍のルーンを強奪する。

ダージ、エリア・シキシマの奥深くに隠された秘密の工場施設を訪れる。最深部にはAIユキヒラが。

ダージに八龍のルーンの強奪を依頼していたAIユキヒラ。報酬が先だとダージに言われると数百条のレーザーで彼を蒸発させる。

しかし、ダージはこれを回避しており、サーバールームをリンプイの鱗法蝶々地雷によって爆撃、AIユキヒラを撃破する。

ダージ、AIユキヒラに数か月前、この工場で作られた兵器の実験で関係ない島が犠牲になったことを話し、本当の雇い主が怒り手を下した奴を消して欲しいと依頼されたことを話す。

予備電源でダージを追いかけていたシャナオウとベンケイ達。工場まで辿り着くと、商人の格好をしたダージから八龍のルーンを返される。

飛行島に行って宿屋で食事をとることにしたダージとリンプイ。その場にはシャナオウ主従たちも居たが、商人の姿ではなかったため気付かれなかった。

 

終了。

 

・登場人物

シャナオウ

 兄からの命でエリア・シキシマの機会の街を占拠するTAIRAの将を討ち取ることになる。

 街の人々を犠牲にしてTAIRAの将を討ち取る事に悩む姿を見せた。

 八龍のルーンを輝かせて、名乗りを上げることで街の人々に避難を促した。これには将のやる事ではない、兄にまた疎まれると自虐していた。

 TAIRAの将を討ち取った後、ダージによって動力源である八龍のルーンを奪われてしまう。

 最初は効率を考えて、自分は安静にしてベンケイ達に取り返す様に命じるが、ベンケイから心はどうしたいと言っていると問いかけられてあの野郎の面をぶちのめしたいと想いを吐露。根性と予備電源でダージを追いかける事になる。

 黒幕だったAIユキヒラはダージによって討たれた後、工場にたどり着くと、予備電源ではモウダメカモと機能を停止しそうになっていたが、商人の格好をしたダージと偶然出くわし、八龍のルーンを返してもらう。

 黒幕の存在や事の顛末を悟ったのか、ダージへの敵意は消えており、名を聞いていた。ダージはこれに弔いの歌と返しており、雅な名前だと感想を言っている。

 全て終わった後は飛行島の宿屋で充電を行っていた。

 

ベンケイ

 地の果てまでついて行くと宣言したシャナオウにエリア・シキシマまで付いて行った。そこら辺に居たから連れてきたとゼロキスも無理やり同行させていた。

 心があるというアンドロイド達を見ると、心があるから煩悩が生まれると心に対しては否定的だった。ゼロキスからは恋が出来ないと抗議されたが、シャナオウは心が芽生えたからMINAMOTOとTAIRAは敵対したと心があるせいで生まれた犠牲について考えていた。盗み聞いていたダージも心があるからムカつくと同意していた。

 街を焼き払うのには抵抗が一切なく、進んで街を襲おうとしたがシャナオウに止められる。

 シャナオウが街の皆を逃がすために名乗りを上げると、酔狂だと評価するがそれも一興と街の人々を襲うような真似はしなかった。

 機械兵士たちから銃撃された際には味方を庇って仁王立ちをして銃弾を受け止めた。これには痒いとコメントしておりダメージはなかった。

 八龍のルーンを奪われたシャナオウに対しては効率を高めるため、一人安静にしていると言ったことを𠮟りつけて、心はどうしたいかと聞いた。その後も、根性で立ち上がれ、気合で発電しろなど根性論でシャナオウに動くよう檄を飛ばしていた。

 

ゼロキス

 ベンケイに無理やりエリア・シキシマまで連れてこられた。

 心に対しては在るべきだというスタンスを取っており、街の人々を襲おうとするベンケイを止めていた。

 ミサイルが飛来した際には自分の弓だけが頼りだとシャナオウ達に頼まれて、矢を放った所、信管を見事に打ち抜いて街とシャナオウ達を守った。

 シャナオウからは業前を評価されて今後も活躍して欲しいと褒められる。最初は褒められて照れていたが、今後と言う言葉に気が付き驚いていた。

 

ダージ

 リンプイの忍蝶を使ってシャナオウ達の行動を監視、会話を盗聴していた。

 AIユキヒラから八龍のルーンを強奪するよう依頼を受けていた。

 街の商人に変化して、シャナオウから八龍のルーンを強奪する。

 その後は、AIユキヒラに八龍のルーンを渡そうとするも、裏切られてレーザー砲撃を受けるがこれを回避する。

 リンプイと共にあらかじめ潜入して設置した蝶々地雷でサーバールームを焼き払い、AIユキヒラを倒すことに成功する。

 本来の雇い主はAIユキヒラの実験兵器によって島が被害を受けた事に怒りを感じた人物であり、依頼内容はAIユキヒラを消すことだった。

 商人に変化して工場から抜け出す際にシャナオウ達と出会い、八龍のルーンを返す。

 飛行島の宿屋ではアジフライ定食を頼み、シャナオウ達と同じ場所で食事を取ることになった。

 

リンプイ

 忍蝶を使ってダージにシャナオウ達の動きを報告していた。

 ダージから(蝶々地雷の)手筈は整っているかと質問されると生ハムメロンの事だと勘違いして、二人分用意していると答えていた。

 戦場に向かうダージに同行すると申し出るが、バックアップを任されることになった。

 ダージからは半人前だが、鱗法は一級だと評価されている。

 宿屋ではのり巻きセットを注文していた。かっぱ巻きが目当てだった。

 

AIユキヒラ

 体の無いAI。(イラストは存在するが恐らくモニターに映った姿)

 自身のさらなる進化を求めて、八龍のルーンを狙っていた。

 シャナオウには作戦指揮を任せて欲しいと通信を取っていた。

 ダージが八龍のルーンを用意すると、報酬を払わずレーザー砲撃で彼を攻撃した。

 しかし、ダージの本来の標的は自分であり、サーバールームを焼き払われて消滅した。

 

オニロボ武将

 TAIRAの将。機械の街を占拠していた。

 シャナオウに倒された際には彼をあっぱれと称して、武将として認めたシャナオウに辞世の句として記録された。

 

ヘレナ

 宿屋でダージとリンプイから注文を取って、二人を歓迎した。

 

主人公&アイリス&キャトラ

 シャナオウ達の居る宿屋が盛況であると活気がある事に喜んでいた。

 

・用語

エリア・シキシマ

 今回、シャナオウ達が降り立った島。

 MINAMOTOとTAIRAが争う係争の地。生身の人間には危ない場所だとシャナオウが話した。

 

機械の街

 TAIRAが占拠しており、シャナオウが兄からここの将を討ち取れと命じられていた。

 街には町娘やサムライ等多種なアンドロイド達が生活しており、皆心を持っているが、島を離れると心を保てない。

 

認識のルーン

 これに接続することが出来ないと、普通のアンドロイドでは心を保つことが出来ない。

 エリア・シキシマに設置されている。

 

スタンダロンタイプ

 シャナオウがこれに当たる。

 島を離れても心を保つことが出来るアンドロイド。

 

八龍のルーン

 機械生命体を進化させ、さらなる力を与えるルーン。

 シャナオウの動力源。

 その効果からAIユキヒラに狙われたが、紆余曲折を経てダージの手によってシャナオウに返された。

 

以上。