白猫プロジェクト ストーリー解体書 風神山の雲たぬき編

・登場人物

サワワ

 風神の巻物にも記載してある、立派な風神になるには雲に乗れることが必須条件であり、とある山にある特別な雲、風神の雲なら乗ることが可能だと主人公達に語った。

 風神見習いから一人前に一歩近づけると考えて、山の山頂を登ることを決める。

 天気も良いため付いて行きたいと申し出るキャトラ達が弁当を持ち込むなど遠足気分であることに困惑しつつも山へと主人公達と共に向かった。

 

 伝説の山にたどり着くとツユハが雨と共に上から降ってくる。

 ツユハに対しては本職の雨の方と出会えるなんて光栄だと言うが、職業なのかとキャトラに問われるとツユハは雨は雨だと答えた。そのやりとりにも感心しており含蓄のある言葉だと一人納得していた。

 雨だから雲については良く知っているというツユハに風神の雲について聞くと初めて聞いたと即答される。

 風神であるため、風に乗って飛べるのかとツユハに聞かれると、まだそれが出来ないため風神の雲が必要だと語った。

 共に山頂へと向かうツユハが嬉しさから雨を降らせると、キャトラと共に山道であるため危ないと雨を止ませるよう頼む。

 しかし、雨が好きじゃないんだとツユハがショックを受けると更に雨が強まってしまう。

 雨雲を吹き飛ばすことでカッコいいとツユハの機嫌も直り、雨雲移動して万事解決かと思いきや、風が一気に雲に吹き付けると湿った空気が集まり、低気圧が発生してしまう。

 雨雲を吹き飛ばす前に気付いていたらと土砂降りの中巻物で解決策を考えようとしているとキャトラからまずはどこかで雨宿りだと注意された。

 

 ツユハと共に迷惑を掛けてごめんなさいと一行に謝ると、泉を見つけたアイリス達から弁当を食べて休憩しようと提案される。

 泉の中のカエルに挨拶をしていたツユハに身を乗り出すと危ないと注意をした矢先に、ツユハが泉から伸びた腕によって水中へと引きずり込まれる。

 すると、ディーネが現れて落としたのは金のツユハか銀のツユハかと問われる。

 キャトラ達は引きずり込んだのはディーネだと相手にしなかったが、ツユハは緑色だったと真面目に答える。

 ツユハが無事帰ってくると、麓での会話をディーネは聞いていた様で風神の雲をお探しなら任せてと言われる。

 しかし、場所などを知っている訳ではなく見てみたいから同行するという意味合いでディーネは発言しており、彼女が一行に加わることになった。

 

 山頂までもう少しという所まで辿り着くと、皆に疲れが見え始める。

 風神の雲を手に入れるため、つい急いでしまったと反省して休憩を取ることを決める。

 汗だくの主人公や暑いと言っているアイリスにツユハが雨を降らせることを提案するがキャトラが却下、ならばと自身が涼しい風を吹かせると風神の力を使う。

 キャトラは制止していたが間に合わず、強風を発生させ、その力で岩が転がってきてしまった。

 

 道中のトラブルを乗り越えて無事頂上にたどり着くと、一行にありがとうございましたとお礼を言う。

 その矢先、巨大な蜘蛛が行く手を阻む。

 ツユハとディーネがここは引き受けると申し出ると、躊躇う様子を見せたが、風神の雲が欲しいのだろう、目標にも正直な人が好きとツユハとディーネから言われて蜘蛛の相手を任せた。

 

 その後、ツユハとディーネとも無事合流することが出来て、一面を真っ白に染める風神の雲を見つける事が出来た。

 雲に乗ろうとすると、雲たぬきが姿を現しそれを阻止しようとする。

 空の上に住んでいる特別な生き物であり、雲を住処兼食料とするその雲たぬきからキャトラの通訳で話を聞くと、この風神の雲は自分達の住処であり、最近子供も増えた為少しでも持っていかれると困ると言っていた。

 子雲たぬきの姿も見ると、きっと別の場所にも風神の雲は存在するだろうと考え、手伝ってくれた一行にお礼と、雲たぬき達に驚かせてごめんなさいと目の前の風神の雲を諦めることを決断する。

 ツユハから雲たぬき達の事を考えてくれてありがとうと礼を言われると、先に住んでいたのは雲たぬき達であり、これも修行だと気にしていないことを話した。

 ツユハが祝いに雨を降らせると言って張り切り出すと、山頂を激しい雨が降り注ぎ、湖と化してしまい、湖の精霊のディーネとツユハを除いた一行は水没してしまった。

 

ツユハ

 山の麓でサワワ達と出会う。

 雨だから雲については詳しいと自負するも、風神の雲は初めて聞いたと語っている。

 一行と共に登山をすることになると遠足だと言って盛り上がり、感情に合わせて雨が降り出してしまった。

 雨だともっと楽しいと自身は考えるが、キャトラやサワワから山道であるため危険だと注意されると雨が好きじゃないいんだと悲しみ始め、余計雨を激しくさせた。

 雨雲を強風で吹き飛ばしたサワワを見ると、カッコいいと言って機嫌を直したが、風が雲に一気に吹き付けると湿った空気が集まって低気圧祭りだと言って体の調子を悪そうにしていた。

 

 その後、サワワと共に迷惑をかけたことを謝り、泉で休憩をすることになる。

 そこでは泉の中のカエルに挨拶をして身を乗り出して、サワワから危ないと注意された矢先にディーネの腕によって泉に引きずり込まれる。

 ディーネの問答にサワワが答えたことで陸に戻ると、泉に引きずり込まれたのは楽しかったと語っており、ディーネから流石雨だと評価されていた。

 

 山頂までもう少しという所で皆が疲れた様子を見せていると恵みの雨を降らせることを提案するが、キャトラに却下される。

 汗だくで暑いと言っているアイリス達の話を聞くと再度、雨を降らせると提案するも、もういいとキャトラに叱られていた。

 強風をサワワが発生させると、何かが転がってくる音が聞こえる。それにはカタツムリが転がってきているのかと考えていた。

 強風で岩が転がってくると、冒険家は罠にかかるものだと知っていると話して、ディーネにこれは罠ではなく仲間の失敗だと訂正されていた。この際にはキャトラから何を呑気に話していると二人で注意されている。

 

 頂上にたどり着き、巨大な蜘蛛に行く手を阻まれると、ディーネと共にこの場を引き受けることを決める。

 強くて激しい局所的な雨で蜘蛛を撤退させると言って、サワワ達に隙を突いて先に行くよう言った。

 

 風神の雲の場所でサワワ達と合流すると、その場で唯一雲たぬきの存在を知っており、解説をしていた。

 雲たぬきの事を考えたサワワの決断にお礼を言うと、祝いだと言って雨を降らせる。

 激しい雨は山頂湖を作る程の規模で、ディーネを除く一行を水没させてしまい、反省してますと謝っていた。

 

ディーネ

 泉に身を乗り出したツユハを水中に引きずり込んだ。

 その後、金のツユハ、銀のツユハどちらを落としたかとサワワ達に聞くも、ツユハが引きずり込まれた時点で展開を読んでいたキャトラから落としたのではなく引きずり込んでいたとツッコまれる。

 サワワが正直に緑のツユハと答えると、ツユハを陸に戻した。

 何がしたいだとキャトラに言われるが、こうして登場するのが湖の精霊だと答える。だが、ここは泉だとキャトラにツッコまれていた。

 ツユハが雨であることやサワワが風神の雲を探しているという話を聞いており、自分に任せて欲しいと一行に加わることを決める。任せて欲しいと言ってはいるものの、単純に風神の雲を見てみたいだけで何か知っている訳ではなかった。

 

 頂上付近で疲れを見せる主人公達を冒険家の癖に軟弱だと言って自身はまったく疲れていないと話すも、さっきまで泉で潤っていたことをキャトラにツッコまれる。

 

 巨大蜘蛛に道を阻まれた際にはツユハと共に蜘蛛の気を引くことを決める。

 躊躇うサワワに目標にも正直な人が好きだと言って背中を押していた。

 

 風神の雲が雲たぬきの住処兼食料だということがわかると、生態系を崩すのは良くないと語った。

 祝いの雨で山頂が湖になると、水没したキャトラ、アイリス、サワワ、主人公の金と銀バージョンを用意して、誰かに落としたのはどちらか聞いていた。

 

雲たぬき&子雲たぬき

 空の上の雲の中に住んでいる特別な生き物。

 風神の雲を住処兼食料としており、子供が最近増えた為、少しでも持っていかれると困ってしまうとキャトラを通じて話していた。

 サワワが持ち帰らない決断をした後のツユハが祝いの雨を降らせた際には、雲に乗って一目散に逃げだしていた。

 

主人公

 サワワとツユハの力によって生じた土砂降りから弁当を守った。

 キャトラ曰く、毒沼に入ってもいつも荷物を守っている。

 

アイリス&キャトラ

 サワワと共に風神の雲を探した。

 

・用語

風神の巻物

 第30条第1項 風神たるもの雲を操るべし

 第30条第2項 風の心を持って、雲を御するべし

と記載されている部分がある。

 

風神の雲

 一人前の風神になる為の一歩としてサワワが手に入れようとした乗れる雲。

 サワワ達が向かった山に存在していたのは雲たぬきの住処となっていた。

 

以上。