白猫プロジェクト ストーリー解体書 エドガルド・マレル(サマー!サマー!!サマー!!!ver)思い出ストーリー編

・登場人物

エドガルド・マレル

 アイリスとキャトラを置いて、いきなり主人公と冒険に出た。

 飛行島に戻った際には既に一仕事を終えていて飯と酒を楽しんでいた。

 アイリスとキャトラを連れて行かなかった理由は海賊の仕事だったため。略奪は二人には無理だろうという判断の元だった。

 南海の島で奪ってきたという宝を見せて欲しいと頼むキャトラにドクロを渡して、驚くキャトラを見て笑っていた。

 話を聞かせて欲しいとキャトラが頼むと、主人公と二人の海の男の大活劇と銘打って話を始めた。

 

 主人公と共に向かったのは深紅の瞳のドクロという宝が眠っている島だった。

 深紅の瞳のドクロにはどんな願いも叶えるという噂があった。

 島に来るなり、黒ずくめの男たちに取り囲まれる。毒のナイフを手にしているのを見ても、自身はすでに死んでいると話して臆することなくすぐに撃退した。

 その後、村へと向かうと紅い衣装と花飾りを身にまとった二人の少女が村人に囲まれているのを発見する。

 泣き出す妹のメメと沈痛な面持ちの姉のムムの二人の会話から二人は神聖な儀式の生贄に選ばれていることがわかる。

 儀式には良い感情を抱かず、発見されて村長から立ち去れと勧告されると、ムムとメメを抱き上げて立ち去ろうとする。

 その子らがいないと皆殺しになってしまうと村長が焦るが、海賊であるため自身にとってはどうでもいいと聞き入れなかった。

 少女たちを生贄にする臆病者と村長を揶揄して少女たちを連れて行こうとすると、ムムから私たちが犠牲になれば村は助かると拒否される。しかし、ガキは自分の心配だけしてろとその意見には耳を貸さず、少女たちを連れて一旦村を離れた。

 

 どうして自分達を攫ったのかとムムに聞かれた際にはガキを犠牲にして平気な奴らより自分達と居た方がマシだろうと答えた。

 一緒に海賊でもやろうぜとムム達を誘うが、ムム達は島に厄災が訪れることを恐れていた。

 迷信に決まっているとその心配を一蹴して、自分達が島上陸直後に襲われた黒ずくめの男たちに脅されているのだろうとムム達の本当の心配を言い当てた。

 悪い人ではないのはわかっている。メメへの態度を見ればどのような人かわかるとムムから評価されて、ムムから自分を教団に連れて行って欲しい。妹のメメは島の外へ逃がして欲しいと依頼される。

 しかし、その頼みは聞けない。せっかく攫った子供をむざむざ置いていけないと話して、ムム達は大事な宝の手掛かりだと話す。

 ムムには自分を教団の元に案内しろと言って教団本部に乗り込むことになる。

 

 教団の居る洞窟の奥には広間があり、教団の信者が並び、一番奥の壇上には教祖が立っている。

 教祖の手には片目に宝石の様な物がはまっているドクロ、深紅の瞳のドクロが掲げられていた。

 教祖による神の奇跡の実演は生贄を黄金に変えるというもので、生贄に逃げられた教団員を禍々しい光で包んで金の像へと変貌させた。

 奇跡と呼ばれる教祖の願いを胸糞悪いとバッサリと切り捨てると、ドクロを略奪することを教祖に宣言する。

 体から黒い煙が噴き出して、角と尻尾が生えた醜悪な異形の魔物に変貌した教祖を相手にすることになる。

 手で触れた生きた人間を黄金に変える力を持つ教祖は、教団員を次々と黄金に変えながら自身に迫ってくる。

 それに悠然と立ち塞がり、自身は既に死んでいることを話すと一撃で教祖を討伐する。

 

 教祖撃退後にムムとメメと再び合流して気に入らない奴を潰してお宝も手に入ったため万々歳だと語る。

 しかし、ムムには一度、メメと島から逃げ出そうとした際に、自分だけ捕まり教祖によって束縛の呪いを掛けられた過去があり、呪縛の中心である教祖が死んだこの島から離れられないという話を聞く。

 メメが助かって本当に良かったと笑うムムにバカヤロウ、ガキは自分の心配だけしていろ、本当に欲しい物をあきらめるなと叱る。

 海の男の矜持を見せてやると言って、ドクロの残った片目のルーンを弾け飛ばして昏い力を放たせる。

 急速に力を失っていくドクロだったが、願いの代償に自身までも取り込まれそうになり、願いを叶える反動が体を襲った。

 魔剣に比べればこれくらい屁でもないと言って、主人公にルーンの光で支援するよう命令する。

 すると、ムムの体から重苦しい感じが消えて解呪に成功する。

 願いの反動を心配されると、あの程度タコにスミ吐かれた様な物だと平気な様子を見せた。

 

 海賊にするにはムムとメメは甘ったれすぎていると語り、部下には出来ないためどこかの港に捨てると話す。

 海の男が堅気の女子供を連れ歩けるかと語ると、メメからは一緒に居たいとお願いされる。

 姉がいるだろう欲張るなと言うと、本当に欲しい物はあきらめてはいけないと言っていたと言葉尻をとらえらえ、言葉のあやだと言ってたじたじだった。

 その様子を見て、ムムが笑った様子を見せると、ちゃんと笑えるじゃないかと安心した様子を見せた。

 

 以上の話をキャトラ達に話すと、ドクロは瞳が無くなっていると指摘されるも、これは素人にはわからないれっきとしたお宝だと語り、ドクロは海賊にお似合いだと豪快に笑った。

 

ムム

 生贄として村人に囲まれていた姉。

 一度、妹のメメと島を逃げ出そうとしたが失敗に終わり、自身は教団に捕まり、メメははぐれた所を村人に連れ戻された。

 捕まった際に、教祖から束縛の呪いを掛けられてしまい、島から出られない体となってしまった。

 

 束縛の呪いがある関係上、島を出れないことを悟っており、エドガルドたちによって村人から救出された後も、生贄になることを志願していた。

 それには隙を突いて教祖を刺し違えてでも倒そうという狙いがあった。

 エドガルドによって教祖が討伐されると、メメが助かることに安堵して笑顔を見せた。

 しかし、自分は呪縛の中心である教祖が死んだ島から出れないことを悟っており、またもメメだけでも助けてくれとエドガルドに依頼した。

 

 深紅の瞳のドクロの力を使ってエドガルドが解呪をしようとすると、取り込まれてしまう危険があるとエドガルドに注意していた。

 エドガルドと主人公の力によって解呪されると、メメと共にどこかの港まで送り届けられた。

 

メメ

 ムムの妹。エドガルドには怯えた様子を見せていたが、教祖の討伐やムムの呪いの解呪などを経て懐いていった。

 エドガルドから部下にはできないと言われると、一緒に居たいとねだる。姉がいるから欲張るなというエドガルドの言葉には本当に欲しい物を諦めるなと言っていたと彼の発言で返して彼を困らせていた。

 ムムと共にどこかの港へ送られた。

 

主人公

 エドガルドと共に深紅の瞳のドクロを略奪に行った。

 エドガルドが深紅の瞳のドクロ力を使って、ムムの解呪を行おうとした際にはルーンの光で彼をサポートした。

 

黒ずくめの男たち

 主人公とエドガルドが島に上陸した直後襲い掛かってきた。

 毒のナイフを使って戦うが、エドガルドと主人公によって撃退された。

 

村長

 ムムとメメを生贄にしなければ村に厄災が来ると恐れて、二人を犠牲にしようとしていた。

 ムムとメメが逃げ出した時にも追いかけて連れ帰しており、エドガルドからは臆病者と揶揄された。

 

邪教教祖

 深紅の瞳のドクロの力を使い、生きた人間を黄金に変える力をルーンから得ていた。

 教団員を愚か者ばかりと言ったりなど性格は極めて独裁的。

 ムムとメメの二人を生贄として狙っており、生贄にはあの清純そうな娘が良かったが、と口走っていた。

 

 エドガルド達と戦う際には角と尻尾の生えた醜悪な魔物の姿に変貌して、手で触れた生きた人間を黄金に変えていた。

 生きた人間にしか力を発揮できなかったため、魔物に変貌してもエドガルドには歯が立たず、討伐された。

 

 ムムに束縛の呪いを掛けていた。

 

・用語

深紅の瞳のドクロ

 片目にルーンがはめられていたドクロの宝。

 ルーンの力で願いを叶える能力を持つ。

 教祖は願いとして生きた人間を黄金に変える力を手に入れていた。

 エドガルドがムムの解呪に使用した際に、残っていた片目は弾け飛び、ただのドクロと化したが、エドガルド曰く、これも立派な宝。

 

以上。