白猫プロジェクト ストーリー解体書 ブランシュ・ロザリウム思い出ストーリー編

・登場人物

ブランシュ・ロザリウム

 荒れ野の島の王女。自国は建築が盛んであり自身も建築世界では有名な大工。現場作業を行うためのハンマーを常に持ち歩き、工務用のドレスを身に着けている。気合が無ければハンマーは振れないと語るほど体育会系で普段の上品な言葉遣いからは想像できないしゃーおらー!という掛け声を作業開始時などに叫んでいる。

 

 大工たぬきの一匹が熱を出してしまい飛行島の工事が中断されたところにやってきた。建築界隈では有名なためその場に居た大工たぬきは姿を見ただけで興奮していた。工事の中断は自身が穴埋めとして参加するためしなくてよいと語り、大工たぬき達と工事を行い始めた。

 

 身に着けている服はキャトラからウエディングドレスに間違われるほど豪華なもので公務用のドレスだと語った。自国では現場作業は神聖なものだと言う考えがあるため公務の一環であると語っていた。汚れが付かないかと心配された際には気合で吹き飛ばしていると語っている。

 

 旅を続けている理由はめぼしい輸出品のない自国のための外貨稼ぎと建築の修行、島の外で働いている現場作業員をねぎらうためなどがある。

 

 大工たぬきからの質問で最近は何を作ったのかと聞かれた際には歌舞伎の舞台設営と旅の途中助けてもらった修道女へのお礼の神殿などを挙げた。

 

 双子の姉がおり、姉のことは気品があって賢いと尊敬しており手紙が来た際には嬉しそうな様子を見せていた。昔からお転婆だった自身と本とお花が好きだった姉を正反対と語るが、キャトラ達からは十分優しく賢く気品があると評されていた。尊敬する姉だったが最近ではすれ違うことが多く、国を第一に思う姉は時に非情な選択を下すことがあると語り、それは納得できないと語る。キャトラからそれなら一度互いに本音をぶつけて喧嘩しなければとアドバイスを貰い、姉と正面から向き合う覚悟を決める。その際にはハンマーを使用すると発言してキャトラから止められた。

 

 飛行島の外の仕事で自国の作業員が多く働く現場をねぎらいに行くと語っていたが後日、作業員全員が別の業者に引き抜かれてしまい現場の作業が出来なくなってしまい、工事を断るのは自国の名折れだと取り乱してしまう。

 

 主人公がルーンの光を放って落ち着かせると光から現場で働く皆の汗の輝きを感じて不名誉でも現場を無視することはできないときっぱり断る決心をする。しかし、自分があと二人いれば工事は続けることができるのにと発言すると、ルーンの光から自身の分身が二人登場する。ルーンが想いに応えて生み出した自身の分身と共に世界に明日を築こうと工事を続けることを決める。

 

主人公

 ブランシュの手伝いを行った際には良い大工になれると評価された。

 

キャトラ&アイリス

 ブランシュとの交流を深める。

 

大工たぬき

 建築業界では有名なブランシュの登場に興奮していた。やさしく共に工事を手伝うブランシュに全員懐いており、キャトラを通して質問をしたりと絆を深めていた。

 

ブランシュの姉

 気品があって賢いとブランシュから評されている。国を第一に考えているため非情な決断を下すことも多いことからブランシュとはすれ違っている。

 

・用語

荒れ野の島

 建築技術の発達した島。最初は岩山や荒れ地しかなかっため先人が苦心して島を住める環境に変えていった。

 

 めぼしい輸出品がないため外貨を稼ぐために建築技術を輸出している。しかし、作業員が優秀なため、別の業者に引き抜かれてしまうことが日常茶飯事である。

 

・その他メモ

ブランシュの語った以前作った建築物の話ではこれまで登場したキャラクターと思われる人物が登場している。

 

歌舞伎の舞台設営→歌舞伎役者 クロー。 有名な風景画家の美術担当 パステル。

 

神殿→旅の途中助けてもらった修道女 ミラ。 神父 マウリツィオ。

 

以上。