白猫プロジェクト ストーリー解体書 私立 茶熊学園HARD編(2/2)

・登場人物

ソウマ

 最近冒険で困ったことを男子生徒達に聞いていた。それぞれから苦労した話を聞いた後に自身も焚き火の火を中々付けられず困ったことを話した。その話を聞いたザックから着火用のルーンの存在を教えてもらっていた。

 

 カムイから元の学校の名物は何だったのかと質問されると百人組手、崖登り、丸太運び、鉄球ランニングと過酷なイベントばかりを挙げて女子生徒から辛い目に遭ってきたと同情され、悪気が無い分グサグサ来ると一人思っていた。

 

 ダークティーチャーを生み出したルーンの眠る遺跡をミラが聖地にしようと考えて共に向かった際には遺跡内に教室がまたも生み出されている事に気が付く。以前の様に勉強への意欲を高められることはなかったが、学力を感じた為調査を開始する。

 

 ルーンは封印されていたものの、ソウルの集まった思念体を発見する。その存在が残された学力と茶熊学園の生徒の記憶から教室を構築しており、遺跡は元は学校だったのではと推測をして学びたい意志が具現化しているだけであり、害はないとその存在には手を出さなかった。

 

カムイ

 冒険の脅威になる物の授業をした際にはモンスターやトラップ、自然環境も脅威になるが、今世界はかつてない脅威にさらされていることを話す。その脅威とは闇であり、人、半獣、獣人、エルフ、神々、ドラゴン、全ての存在が闇の影響からは逃れられないことを話した。詳しい闇の性質などはアイリスに解説を譲った。

 

 サバイバル訓練ではヴィルフリートから定命の者の生存術を見せてみよと凄まれ、プレッシャーを感じていたが、サバイバルは得意ではないと話して冒険は定時帰りが良いと相変わらずのシティー派な所を見せた。その後の授業も自身が教えることなく生徒同士で情報を交換しており、教師としての仕事はほとんどしていなかった。

 

 茶熊学園には多くの生徒が集まったことを皆に報告するが、魅力を保つために施策を打ちたいと話し、名物を作り話題になればこっちのものと話して名物の案を募集した。クライヴからは正しい規律と秩序、フランからは美味しいフルーツ、ザックからは音楽ライブ、カモメから遠泳大会、ヴィルフリートからは大喜利大会などと意見が出るが、茶熊学園らしさが欲しいという話になる。そこでソフィから茶熊学園にちなんだ熊のマスコットキャラクターを製作するのはどうだろうかという話が上がる。それを良いアイデアだと褒めて話を進めようとしていた。

 

 また、この時に茶熊学園の学費や食堂の値段が非常にリーズナブルだという話が男子生徒から上がる。その理由に学園の運転資金は様々な国から出資されていることを話すが、ならばなぜ話題を欲しがり名物で売り上げを出そうとしているのかとザックやミラ、ソウマから疑われて、私欲からの提案だったことを詰問される前に会話を打ち切り逃げ出した。

 

ザック

 歴史の授業で分からない所を主人公やソウマに聞いていた。意外と真面目だとソウマから言われると素直にその言葉を受け取らなかった。また、家庭科の授業で教わるサバイバル知識を実践はしたくないと語るクライヴには自然にある物はタダだと価値観の違いを見せた。 

 

 ソウマから最近冒険で苦労した話を聞かれた際には最近ではなくいつも金に困っていると話した。金遣いが荒いのかとソウマから質問されると仕送りを行っているのも一因になっていると語り、苦労人の側面を見せた。

 

 サバイバル訓練ではミラと同じく野草の回収に励み、ヨモギ、ゼンマイ、ノビルを収集し、ミラと食べれる野草を取り合い自身の領地を主張したがミラから却下されていた。

 

 思い切りギターの練習をするために裏山へと向かった。普段人の来ない裏山だったが、見回りをしていたクライヴや漬物石を探していたミラ、来客用の良いワインを貯蔵するための洞窟を探して湿度を測っていたカムイ、幽霊から落語を聞いて勉強するヴィルフリートと次々人が現れてしまった。

 

 その後、出会った主人公達にもっと人気のない場所は無いかと聞いて場所を移動する。その先でもエドっぴーになり切って着ぐるみを着て遊んでいるソフィを見掛けるものの、通り過ぎていったため歌詞を作りながら練習する。歌詞を口に出してメモを取ろうとすると隠れ蓑術で驚かそうとしたフランがそれを聞いていたことが発覚。わざと寒いのの狙っていたと声高に主張していた。

 

クライヴ

 ソウマから小テストが満点だったことを指摘され、勉強もできるのかと言われた際にはそれなりの英才教育を受けていたため否定はしないと語った。

 

 家庭科の授業では魚のさばき方など、冒険に役立つサバイバル知識を学べるため驚くことが多いと語るも、実践はしたくないと育ちの良さが伺えた。

 

 最近の冒険で困ったことはないかとソウマから聞かれた際には酒場とかの雰囲気が苦手であることを話した。着火用のルーンの存在を知らなかったソウマに備えあれば憂いなしと語るも、冒険家をやって初期の頃は装備を買いすぎて採算割れしていた過去を話した。

 

 サバイバル訓練では家庭科の授業の話でも言っていた通り苦手分野だと語って他の生徒からサバイバル知識を学んでいた。

 

ヴィルフリート

 美術の時間に棺桶を製作するものの、自身には少し狭かったため男子生徒に誰か使う者はいないかと聞いていたが、ソウマから何使うんだとツッコまれていた。

 

 ソウマが男子生徒から苦労話を聞いていると死者の言い分を聞く裁定者としての仕事にも苦労があることを語り始める。死者は多弁でありもっとも長く話したのは十日と半日だったと語り、苦労していることを伺わせた。

 

 サバイバル訓練では抜かれると悲鳴を上げて聞いたものに狂気をもたらす花を発見したいた。学園の敷地内にそんなものがあるわけないと語るカムイも魔法学園で見た実物とそっくりだと驚愕していた。

 

フラン

 日直を担当した際には何をすれば良いのかわからず困り果てていた。ソウマと主人公からアドバイスを貰いながら日直の仕事を進めることになる。まずは黒板を消すことからと言われると黒板の文字では無く黒板自体を消してしまう。ソウマから文字を消すのだと指摘されると黒板を出現させた。どこに消してどこから出現させたのかは本人にもわかっていない。文字を消す際には黒板消しを使用せず、平手を翻してつむじ風を発生させてチョークを吹き飛ばした。その後、次の授業で使用するプリントを持ってきて配布するよう指示されると一瞬でカムイの元からプリントを取ってくる。その際に何も言わず持ってきてしまったため、カムイは慌てて次の授業で使うプリントが消えてしまったと教室に駆け込んでいた。

 

 サバイバル訓練の際には自然の中で暮らすことは得意と話してザックから住む必要はないとツッコまれていた。小川の中の小さなカニを見つけると綺麗な水の中に生息する種だと話して生息する生き物から水質を調べることが出来ることをカムイと共に皆に教えた。

 

ソフィ

 アイスクリームを作る実演を主人公達とソウマに披露した。アイスを作る際には自身の冷却する力を使用していた。アイスは栄養豊富であり寒い土地では体力を消耗するためアイスクリームを食べて力を付けることを解説。雪を見ながら食べるアイスは最高だと雪の国では一年中アイスを食べることを語っていた。

また、あったかいもので栄養を補給すればよいというキャトラの意見には燃料が貴重なため温めるための燃料を節約するする意味もあることを解説していた。アイスの栄養価や燃料の貴重さなどをソフィが語る前に考察して発言していたソウマから氷の国の文化に興味を示されるとぜひ来てほしいと招待する旨の発言をした。その後、キャトラにアイスを食べさせると美味しいと好評だったため、皆の分を一気に作ろうと冷却する力を強めるとやりすぎてしまってソウマ達が凍えてしまい、アイスは皆が温まってから食べことになってしまった。

 

 サバイバル訓練では主に雪山でのサバイバル知識を披露して、飲み水の確保の際には氷や雪をそのまま口にすると体が冷えるためやってはいけないことを話した。その後、野草を探していた際にはキイチゴを見つけて、野草を血眼になって探しているミラとザックが反応を示していた。

 

 誰も見ていない所でエドっぴーになり切って着ぐるみで遊ぶ趣味がある。

 

カモメ

 サバイバル訓練では海辺でのサバイバルなら得意であることを話し、飲み水の確保の際、海水を飲んでしまうと余計に喉が渇てしまうことを話した。

 

ミラ

 サバイバル訓練では得意科目だと息巻いていた。野草を探す際には葉っぱがトゲトゲしていたりテカテカしたものは避けるのが無難と話した。その後は他の女子生徒が綺麗な花に見とれている間にもザックと野草の取り合いを行っていた。アザミの芽を収穫しており、ソフィの見つけたキイチゴに強い反応を示していた。

 

 信仰を集めるには聖地が必要だと語り、主人公達とソウマを連れて遺跡へと向かった。聖地があれば何もしなくても信徒が信仰を捧げてくれると話して、学力を放っていたルーンの存在は少し怪しいくらいが箔がつくと言って気にしなかった。

 

 遺跡内に形成されていた教室はヤンキー星たぬきの縄張りであり、侵入したため攻撃されると自分の聖地になる場所だと主張して応戦した。結果、勝利するとヤンキー星たぬきから強さに感動したため番長になって欲しいとお願いされる。共に学園の天下を取ろうと提案されると、天下を取れば信仰も集まるだろうと話すが、自身は迷える子羊の悩みを聞くシスターだと言ってそれを断る。天下に興味はないと話してヤンキー星たぬき達には自分達の力で天下を取れと叱咤する。懺悔があれば聞いてあげると言ってヤンキー星たぬき達と別れると、その一部始終を見ていたソウマ達から見直した、カッコよかったと褒められていた。しかし、聖地のことを完全に忘れており指摘されて大きな声を上げていた。

 

アイリス

 闇の脅威をカムイに代わって生徒に解説した。

 

主人公&キャトラ

 生徒達と授業を共にした。

 

幽霊

 裏山でヴィルフリートに鐘の音で勘定を誤魔化すラクゴを聞かせて勉強させていた。

 

思念体

 学校だった遺跡に出現したソウルが集まった思念体。残された学力と茶熊学園の生徒の記憶で教室を構築していた。ソウマ曰く害は無い。

 
ヤンキー星たぬき

 思念体の形成した教室を縄張りにしていた。ミラと戦い敗北したことで彼女の強さに感動していた。番長になって欲しいと頼むも、天下は自分達で取れと拒否されていた。

 

・用語

茶熊学園

 学園の運転資金は帝国や氷の国などの様々な国から出資されている。世界は現在、闇の脅威に国や島同士で団結して協力できる体制ではなく、各国と関わりがあり信頼されている冒険家ギルドが音頭を取り、冒険家という形で精鋭を派遣して闇に対する情報を共有する協力体制を取れる場として設けられた。ヴィルフリート曰く、現状では最善の一手ではあるが、あまりに出来すぎているためカムイはスムーズに学園設立まで出来たことを気持ち悪くも感じている。

 

以上。