白猫プロジェクト ストーリー解体書 ソウマ・ホクト・バスクナ思い出ストーリー編

・登場人物

ソウマ・ホクト・バスク

 飛行島に初めて来た際には空を飛ぶ島を見て良い勉強になったと言うものの、世界は広くスクールが全てだと思い込んでいた自分が馬鹿みたいだったといきなり落ち込むような様子を見せた。毎日訓練ばかりだったスクール時代を振り返り、気が滅入ったが今から思えば勉強になることもなくはなかったと語る。技術や知識を身に着けるのが好きな性格からスクールの本を持ち出してよく怒られていた過去を話した。本を持ち出すことはスクールの基準では重罪であり、お仕置き部屋によく入れられていたと話している。スクールが全てだと思い込むようになったのは物心ついた時からスクールに入れられていたため。また、この話を主人公達にしている際に同じくスクールに居た兄のことを思い出していた。

 

 スクールアーツの解説をキャトラ達にしていた際には武術ながら頭も同時に鍛えるという関係上身につけるのが難しいことを話した。スクールでの訓練を経て演算力と記憶力を少しは伸ばすことが出来たと話して、トランプの傷と汚れを覚えてカードの裏側から何のカードか当てるという芸当を披露した。これはスクールアーツの初歩であり、ギャンブラーや本物のスクールアーツの使い手には通用しないとも語っている。

 

 ヘレナのパイを食べて作り方を勉強したくなり、ヘレナたちと共にパイの調理を行った。この際には小麦粉を良い物を使っていると見抜いたり、良い手つきで生地をこねるなど以前料理について勉強していた片鱗を見せていた。作ったパイはトビウオのパイだったが味はイマイチでトビウオはパイには向いていないと新しい知見を得ていた。トビウオはなめろうにすると良いという知識を話した際に、キャトラからいろいろな知識を持っていると評価されるも全部聞きかじりの物で本当に学んで見つけたものではないと自虐的に語っていた。ならば経験してみれば良いとキャトラ達から提案されて、夕食にはなめろうを作ることを決める。

 

 スクールについて解説していた際には生徒はたくさんいたが全員無表情で同じ仕草をしていたと話し、自分もそうだったことを話した。そして家族は兄しかおらず、その兄はスクールでは優秀で生徒会長と学園主席を兼任していたと語った。テストの成績の悪かった自身からすれば最悪の兄だとも話している。テストの成績が悪かったのはスクールのテストは全て実戦形式だったことが原因だった。

 

 兄から奥義をくらって退学となった時の事を今でもフラッシュバックすることがあり、その際には顔色を悪くしていた。スクールアーツの影響で覚えたことが忘れられず、更には自身は半端なためそういったデメリットの方が多いことも話した。

 

 フラッシュバックで苦しんでいる際に主人公がルーンの光を照らして介抱すると兄の顔を冷静になって見つめて額に血管を浮かべる表情を面白いと感じる余裕が生まれた。その後、最終テストに不合格になり追試で兄と戦ったこと、そこで奥義をくらい気が付いたら病院のベッドに運ばれていたこと、そこで退学となったことを知らされたことを主人公達に話す。スクールの外で何をすればよいのかと思案していた際に茶熊学園に入学することになり、学校でやりたいことを見つけることを決心して兄に別れを告げた。

 

ソウマの兄

 生徒会長兼学園主席を兼ねるほどの優秀なスクールアーツの使い手。自分にも他人にも厳しい性格をしており、ソウマに対して居場所はスクールのみ、テストに不合格の貴様にはこの世に居場所は無いと語るなど辛く当たっていた。

 

 ソウマが最終テストに不合格だった際には兄弟の情けと称して自ら追試という名の勝負の場を設けた。そこでスクールアーツの奥義を使用してソウマを病院送りにして彼にトラウマを植え付けた。

 

主人公&アイリス&キャトラ

 ソウマとの交流を深める。

 

ヘレナ

 ソウマにパイの作り方を指南していた。

 

・用語

スクール

 スクールアーツを教えるためだけにある学校。正式名称はなく、生徒がスクールと呼んでいるだけである。

 

 授業は戦闘訓練が中心であり、テストは実戦形式。ソウマが挙げたテストの例はターゲットを制限時間以内に倒す、一対一でどちらかが先に倒れるまで組手。

 

スクールアーツ

 もっとも効率よく人間の戦闘力を最大限に引き出すための武術。一言でいえば学習能力を高める技。学習能力を高めることで相手の技を即座に覚えることも可能。

 

 身につけるのは難しく頭と体を鍛えるため、暗算をしながら組手をしたり迷宮を駆け回りながらテストを解いたりなどの訓練が必要。

 

以上。