白猫プロジェクト ストーリー解体書 ミラ・フェンリエッタ(私立 茶熊学園ver)思い出ストーリー編

・登場人物

ミラ・フェンリエッタ

 茶熊学園園芸部部長として飛行島にやってきた。興味を示さなかったキャトラ達に質問はないのかと催促して何をする部活なのかと質問させていた。部活動内容はもやしを植えて育てて収穫するのが自分の園芸部だと語っている。その後、もやしについての知識を多く披露してキャトラからもやし博士だと評されている。

 

 幸せを呼ぶマスコットであるもやし君を試作しており、カワイイでしょとキャトラ達に披露するが、全てを諦めた顔をしていると幸運のマスコットにはふさわしくない感想を抱かれていた。また、もやし君にそこらへんに浮かんでいた魂を埋め込んでおり、マスコットながら、奇声を発して動く。この様子からキャトラからは夢に出てきそうと怖がられている。もやし君についてさらに語ろうとした際に立ち眩みを感じる。最近は脱走した危険な悪魔を追いかけたりと大活躍中だったと語り、寝不足が原因だろうと考えていた。

 

 ソフィを呼んでキャラクターのプロデュースの手助けを頼んでいた。バックストーリーがあれば感情移入が出来ると百人兄弟で温泉を経営しているなどのキャラクターとしてのコンセプトを固めてもらっていた。テーマソングの作曲の為にジョバンニにも来てもらい、どのようなテーマソングがもやし君に似合うか悩んでいた。顔が広いとアイリスに言われた際には人望があるからと自慢げに語っていた。この時にも立ち眩みを感じており、昨晩はよく寝たはずだと自身の体に違和感を感じ始める。

 

 宿屋の厨房ではルーシーが来ることを事前に知っていて彼女に手料理を振舞おうともやし炒めを主人公達の分も含めて調理していた。悪魔の国では危険視されているルーシーを小さいのに捕まえておくなんて出来ないと悪魔の国に引き渡さず自身の手で世話をしていることを主人公達に語った。そんなルーシーからはとても懐かれており、出会っていきなり抱き着かれていた。もやし炒めはシャキシャキしていて美味しいとキャトラから好評でルーシーからも手料理が好きと語られており、作る料理は美味しい様子。

 

 ある日、布教に行こうとするとリアムから白い聖女かと声を掛けられる。白い聖女という呼び名が定着したと思い込み、そうだと告げるといきなり攻撃されてしまう。それをマウリツィオが止めに入り、マウリツィオの指示で経典をリアムに見せると勘違いだったことに気が付きリアムが冷静さを取り戻す。リアムから自身が子供の頃に捕まっていたのは罪の教団という組織であり、その教団は教祖である白い聖女を崇拝していたと語られる。補足としてマウリツィオが提示した罪の教団のシンボルを見せられると自身のペンダントと同じものだと気が付く。マウリツィオからいつからそのペンダントを身につけていたと聞かれると答えられなかった。白い聖女の所業は文字通り悪魔そのものであり、どのような関係であっても滅するという宣言をマウリツィオからされ、それにリアムが賛同する。自身がもう一人居るのかと混乱している間に二人は去ってしまった。

 

 その後、自身のパクリがいるなど失礼千万だと言ってペンダントを手に取ると、自身の手が透けていることに気が付く。少しは信仰が集まって力は戻っているはずなのにと消えていく自身の体に混乱してせっかくここまでやってきたのにと本を読んで欲しいとやってきたルーシーの前で涙を見せる。アイリス達もそれに気が付き、数日前から急速に悪魔の力が失われている、原因はわからないと自身の体の異常を皆に説明した。ちょっと前なら怖さなど感じなかったのに今はダメだと話して、昔は召喚されて願いを叶えるだけの存在だったが人間の悪魔への感情を力に変えるという悪魔の性質から力を受け取るうちに変わっていたのかもしれないと過去と現在の自分の違いを語る。

 

 ルーシーに自身が消えても一人でも頑張りなさいと声を掛け、それに涙して嫌がるルーシーを見ると消えたくないと本心を漏らす。それを見た主人公がルーンの光を照らすとお礼を言って久し振りだと呟く。それでも体の消滅は止まらず、焦るキャトラに声を掛ける。信じてくれる人を探せと言われたと最初にルーンの光を照らされた時にキャトラから掛けられた言葉を思い出し、悪魔の自身もたくさんの人に信じてもらえたという言葉を残して消滅してしまう。

 

 意識のみの状態で古き悪魔、リアム達の言っていた白い聖女から言葉を掛けられる。自身の信仰の力を奪っていたこと、忌むべき子(ルーシー)を飼いならし贄(信仰する人々)共に助力するのは目に余ること、そして自身を消滅させる気だということを告げられる。それに対して消えたくないと強く願うと再び自身の手の中のルーンが輝き始める。ルーンの光は自身の心だったことを思い出して、みんなに信じてもらって変われた、わたしはわたし、あんたの人形ではないと信仰を取り戻すために底力を振り絞る。

 

 信仰は取り返したものの、相手は古き悪魔であり年の功からか逃げられてしまう。それでも体は完全に回復して、皆に信仰の力を自分よりも古株の悪魔に横取りされていたこと、信徒の皆のおかげで強くなり支配を抜け出したことを報告する。自身と同じ白い聖女を語り、信仰を横取りしたもう一人の白い聖女をぶっ飛ばしに行くと息巻く。しかし、消滅を免れたことに安心して腰を抜かしていた。

 

ルーシー

 思い出ストーリーで語られたシスターがミラであることが明かされた。

 

 手料理が好きと語る、本を読んで欲しいとねだるなど自身の面倒を見てくれるミラに懐いている様子が伺えた。手枷からミラへ居場所を教える機能があり、どこでも一緒でイタズラをしてもすぐにバレてしまうと語っている。

 

 町でモンスターとオニゴッコをしたこともあり、ミラから手を焼いていることが語られたが、オニゴッコの件は自身は悪くないと抗議していた。

 

 ミラが消滅しかけた際には涙を流してミラから消えたくないという本音を引き出していた。

 

 悪魔への憎しみや復讐の願いで育つ新種であり悪魔の国では危険視されている。恐らくこのことから白い聖女からは忌むべき子と称されている。

 

リアム

 ミラを罪の教団の教祖の白い聖女だと勘違いして襲い掛かった。ミラの配る経典をマウリツィオから見るように言われると、罪の教団の教えとは異なるとわかり誤解が解けて冷静になった。

 

 思い出ストーリーで語った自身を攫った集団とは罪の教団であり、その教祖である白い聖女がすべての元凶だと語り、殺すべきだと考えている。

 

マウリツィオ

 誤解からミラを攻撃していたリアムを止めて彼に経典を見るようにと言って誤解を解いた。

 

 ミラのことは罪の教団の教祖である白い聖女だと疑っていたが経典の違いから勘違いだと発覚したことをリアムに話している。罪の教団のシンボルとミラのペンダントが同じだということを指摘し、どこでペンダントを手に入れたのかと質問したがミラは答えられなかった。

 

 白い聖女の所業は文字通り悪魔の所業だと語り、ミラとはどんな関係の存在であろうとも滅すると宣言している。

 

ソフィ

 もやし君のプロデュースを手伝った。主にバックストーリーの設定やライバルキャラの起用の提案などを行っていた。

 

ジョバンニ

 もやし君のテーマソングの制作依頼を受けてミラの元に来ていた。ソフィからは高名で頼めば間違いなしと高い評価をされているが、自身はまだまだだと謙遜していた。

 

 タクトを振るい様々な音楽を奏でて、ミラが気に入る曲を探していた。

 

白い聖女

 罪の教団の教祖であり、誘拐や略奪の全ての元凶とリアムが語っている。

 

 正体はミラよりも古株の悪魔。彼女の信仰を横取りし、悪魔の力を奪って消滅させようとしたが信徒達からの信頼を受けて力を増した彼女に支配から抜け出されて信仰を奪い返される。

 

・用語

豆の島

 もやしの種になる豆が一年中収穫できる島。この島のおかげでもやしは安く販売されている。

 

豆のルーン

 豆の島に存在すると言われているルーン。

 

もやし君

 ミラが作った幸せを呼ぶマスコット。全てを諦めた様な顔をしている。ミラがそこらへんに浮いていた魂を埋め込んでいるため動き、奇声を発する。

 

 ソフィの考えたバックストーリーでは百人兄弟の長男。百人で温泉を経営しており、自身は番頭を務めているという設定となった。

 

 百人兄弟ということで吸血鬼もやし、ドラゴンもやしなどのバリエーションを増やすことが視野に入れられている。この際、ソフィがご当地限定の商品もあると良いと言って飛行島限定なども候補に挙がっていた。

 

 ジョバンニによるテーマソングの制作など、ミラは布教をするため本気で売り出そうと考えている。

 

煮干し君

 ソフィがライバルキャラを製作することを提案してミラの考えたもやし君のライバルキャラ。

 

 気が合いそうだから友達の方が良いのではとソフィは提案していたが、ミラ曰く煮干しともやしを一緒に買うことはご飯代的に不可能なためどちらかをえらばなければならない永遠のライバル。

 

ラースブレイザー

 リアムがミラに使用しかけた必殺技。

 

罪の教団

 リアムの思い出ストーリーから略奪や誘拐を行い、誘拐した児童を洗脳して自分達の島を守る戦士に育てている危険な宗教団体。

 

 白い聖女を教祖として崇めている。

 

以上。