白猫プロジェクト ストーリー解体書 ルーシー・マーレボルジェ思い出ストーリー編

・登場人物

ルーシー・マーレボルジェ

 頑丈そうな手枷と足に鉄球を繋がれた悪魔の少女。

 

 飛行島に初めて訪れた際には主人公を見るなり強そうだと言って勝負をしようと襲い掛かった。主人公が避けた拳は衝撃波を生み出して地面に傷を付けていた。キャトラに止めるよう制止されるが聞き入れなかった。しかし、アイリスが強い口調で𠮟りつけると怖がって暴れるのを止めた。その後、本気を出して戦うことが出来れば力が解放されることから暴れることが好きであることを主人公達に話した。それからは討伐に主人公達と共に向かうことで暴れたいという欲求を解消することになる。

 

 ドロンコ遊びが好きであり彫刻家を目指していると語っている。最初に作ったキャトラの泥人形は猫耳と尻尾がかろうじてわかる程度のクオリティだったが、アイリスと主人公の人形を作る際には、アイリスを象ったものはかわいい女の子の人形に主人公を象った人形はリアルすぎて本人よりもリアリティがある代物を作ってみせた。

 

 短い間だったがサーカスに所属して怪力芸を披露していたことがあった。そこで一輪車に乗って芸をするピエロの少女とマブダチになってジャグリングを教えてもらっていた。

 

 サーカスに所属する前はシスターの元に身を寄せていた。シスターの正体は自身と同じ悪魔であり、悪魔の力の源である感情を集めるために悪魔を布教して回っていた。シスターは悪魔自体への信仰心を力にする旧時代の悪魔であるが、自身は新しい悪魔と称される存在であり、信仰心ではなく都合の悪いことなどを悪魔のせいにするなどの感情を力にしているため布教などをしなくても消滅したり、力が失われたりすることはない。このことから消滅する心配がないのは良いことだとアイリス達から言われるが「こんな感情はいらない!」と人々の負の感情をエネルギーにするのは抵抗がある模様。

 

 寝ている際にうなされている所をアイリス達に発見される。寝言ではどうしてそんなお願いを自身にするのかという人々が悪魔に復讐を願う声に苦しんでいる様子があった。他にもシスターと一緒に居たいとも呟いており、アイリスが頭を撫でることで苦しむ様子は和らいでいった。

 

 起床後は暴れたい欲求が強まっており、早く討伐に行きたいと主人公達に声を掛ける。手枷が振動するほどの欲求を目にしてアイリスは寝ている間に人々の感情を受け取っていたのではと予測を立てていた。討伐では一人で魔物の巣に突っ込んでいき全て撃破している。いっぱい暴れてスッキリしたと感想を話していた。

 

 アイリス達から暴れたいという欲求を我慢してみることを提案されるができないと断っている。一度だけでいいから挑戦してみようと言葉を掛けられるとそれに応じた。

 

 足の鉄球と手枷は悪魔の国に居た際に住民から取り付けられたもので、生まれて間もない頃には手当たり次第に物を破壊していたことから拘束具を取り付けられて幽閉されていた。退屈な幽閉生活を嫌い悪魔の国から逃走する。しかし、逃走先でシスターによって捕らえられてしまう。シスターは悪魔の国に自身の身柄を引き渡すつもりだったが閉じ込められることが嫌だと語ると、シスターは考えを改めて見張りを兼ねた同棲生活をすることになった。

 

 暴れる気持ちが抑えられなければまた悪魔の国に幽閉されると考えて欲求をコントロールすることに意欲的になる。サーカスに所属していた際には欲求がコントロールできなかったため辞めることになってしまったことも話していた。気持ちをコントロールすることが出来ればシスターとも一緒に居られるのにと語っていた。

 

 主人公からルーンの光が気持ちに応えてくれるなら気持ちのコントロールも上手くいくのではと光を浴びせられるが光によって暴れたい欲求と魔力の放射が始まってしまう。地面がどんどん抉られていくほどの力を放出し続けると遂に力のコントロールに成功。暴れることなく力を自身の体に留めることが出来た。力を失って倒れ込んでしまうが意識はあり、力が溢れた際に悪魔を嫌う声が聞こえたことや怒りや恨みや絶望などの感情が流れ込んできたことを話した。しかし、一番怖いのは恨みを晴らして欲しいあいつを地獄に落として欲しいという自身への願いの声だったと語る。

 

 流れ込む感情に対しては自分なりに折り合いを付けて感情を力にして楽しく遊ぶことを決める。気持ちをコントロールすることでシスターや友人たちともっと遊びたいと願望も話していた。

 

 一度シスターの元に戻り、成長した姿を見せにまた飛行島にやってくると語って島を去っていった。

 

シスター

 正体は悪魔であり、旧時代の悪魔のであるため悪魔自体への信仰が無いと力を失い消滅してしまうため布教活動を行っている。

 

 ルーシーを捕らえた際には悪魔の国にすぐに引き渡すつもりだったが、幽閉されることを嫌がった彼女を見て考えを変えて見張りと称して同棲生活をすることになった。

 

 特徴やもやし炒めを食べていたというルーシーの言葉からミラだと思われる。

 

ピエロ

 ルーシーのサーカス時代のマブダチ。一輪車に乗って芸を披露する。ジャグリングをルーシーに教えた。

 

 特徴やマブダチという言葉を使うことからピレスタだと思われる。

 

アイリス

 初対面で暴れるルーシーを強く𠮟りつけたことから怒ると怖いという印象を彼女に持たれていた。

 

主人公

 ルーシーからはあかがみと呼ばれて強そうだと襲い掛かられた。

 

キャトラ

 ルーシーとの交流を深める。

 

・用語

新しい悪魔

 その悪魔の存在自体を信仰しなければ力を得られない旧時代の悪魔とは違い、嫌なことがあったときに悪魔のせいにしたり、気に入らない相手への復讐を願う感情などを力にして生きる悪魔。旧時代の悪魔と違って消滅する心配がない。ルーシーがこれに当たる。

 

悪魔の国

 ルーシーが生まれた国。住民たちは暴れまわるルーシーに手枷と足に鉄球を繋げて幽閉していた。

 

以上。