白猫プロジェクト ストーリー解体書 〜第8章〜宿命と記憶の眠る島NORMAL登場人物編

主人公

 ルーンドライバーが示したスキエンティアに上陸して大いなるルーンを探索する。いつもの反応とは少し違った様子を見せるルーンドライバーを手にして島を進むと島の剣士でありかつてカイルとチームを組んでいたと話すエクスと出会う。その後、彼と共に街を目指す道端で同じくカイルとチームを組んでいた過去のあるマキナとも行動を共にすることになる。

 

 カイルとチームを組んでいた二人からカイルの過去を聞くと共にスキエンティアに眠る大いなるルーン、英知のルーンの情報も聞かされる。英知のルーンの在り処は知られているが手にできるかはわからないという情報を聞かされ、街を回ってからの方が良いのではとマキナから提案を受けて街を回ることになる。

 

 魔法学園などの様々な施設を訪れながらそのどこでもカイルを慕う声が聞けたことでカイルが名の知れた冒険家であることを知る。

 

 街を巡り終わると英知のルーンが眠る地下遺跡へと向かう。遺跡での道中で魔法学園からずっと自分達の後を付けていたリュートにエクスとマキナが気付く。冒険家を自称して共に行動したいと打診するリュートだったが、まだ幼いためライセンスも持っておらずエクスとマキナは相手にせず先に行ってしまう。

 

 カイルの様な偉大な冒険家になりたいと言うリュートの発言を聞いて放っておくことが出来ず、助けはいらないと強がるリュートの様子を見守りながら遺跡を進むことになる。休憩をする際に焚き木を集めて慣れた手つきで火を起す。キャトラの機転から共に休憩することになったリュートからは焚火の設営の様子や剣を使って焼いたパンと燻製肉を振舞うことで冒険に慣れていることを理解してもらう。

 

 それからはリュートは心を開き、自身には家族が居ないことやカイルと短い間ながら共に暮らしていたこと、覚醒のルーンをカイルから渡されたことやカイルと共に約束の地を見つけるという夢があることを聞かされる。

 

 英知のルーンが鎮座する場所まで辿り着くと結界が張られているため手にすることが出来ないことをエクスから聞く。しかし、アイリスが呪文を唱えたことで結界は消えていき英知のルーンを手にすることが出来た。英知のルーンから認められたとエクスから判断されてそのままルーンを手に入れる。

 

 結界をアイリスが解除したことからアイリスならばカイルでも開くことが出来なかった遺跡最深部の扉を開くことが出来るのではないかとエクスとマキナから伝えられて共に最深部へと向かうことになる。

 

 遺跡最深部の扉はアイリスの胸の宝石を鍵として開く仕組みとなっており、今まで開かれることがなかった扉が開かれる。中には広い空間と古びた戦艦の様な飛行島が置かれていた。調べようとするとそれを守っていた魔物の大群が自身たちに一斉に襲い掛かる。古びた飛行島を見てからすごく嫌な感じ、胸がどろどろすると錯乱しているアイリスを守りながら遺跡からの脱出を目指す。

 

 善戦はしていたリュートが倒されてしまうと振り返るなとカイルと同じセリフを口にする。カイルを置いてきてしまった後悔からもう一度その言葉に従うことを強く拒否。アイリスとリュートを守ろうと奮闘するとリュートの持つ覚醒のルーンが自身に反応する。力が流れ込み闇の力が増幅し髪の大半が黒く染まっていく。力が強まったため魔物を退けることができたものの、心から憎しみが止まらない状態になってしまう。アイリスを襲う者を憎み、守れない弱い自分を憎み、最終的には心が黒く染まり髪も全体が黒く染まってしまう。その状態はアイリスが呪文を唱えたことで解除されて元の赤髪へ戻った。

 

 魔物は退けたものの、闇の力を使ってしまったことで闇を強く憎むエクスからは危険分子として命を狙われてしまう。マキナからもルーンドライバーは託されたのではなく殺して奪い取ったのではと勘違いされてしまう。キャトラやアイリスの説得もむなしく全員がグルでありカイルを殺した犯人だと決めつけられてしまい攻撃をされる。説得に応じないため三人で逃げ出すものの、街に出るとエクスたちによって住民は自身たちを闇の一族でありカイルを殺した殺人鬼と誤解されてしまい島民全員から追いかけられることになってしまう。

 

 面識のある島民たちからも攻撃を加えられ更には騙されて隠れていた倉庫に火を放たれそうになってしまう。脆くなった地面を破壊して地下の遺跡へと戻りそこに身を潜める。

 

 遺跡内では島民たちには見つからずキャトラが眠り始めたことをきっかけに自身とアイリスも眠ろうとする。しかし、二人とも眠れずアイリスから最近何かをぼんやりと思い出しそうになることを聞かされる。守ってくれることにアイリスからお礼を言われ共に眠りについた。

 

 朝になるとリュートが一人でやってくる。カイルを本当に殺したのかと問われるとそれを否定する。闇なのかと問われるとアイリスから闇ではあるものの人を傷つけたりはしないと庇われる。覚醒のルーンが共鳴したことから真実を言っているとリュートからはわかってもらえる。

 

 そこにマキナが乱入する。リュートも説得を試みるがマキナは闇であることは事実であるため、アイリス達を本当に思っているならば自害しろと要求する。要求を吞むことはせずその場から逃げようとすると今度はエクスと接敵する。正義の白の刃で裁くと言うエクスの言葉にアイリスは裁かれるのならばそれが運命なのかと受け入れる様なことを口にする。そのセリフを聞くとエクスの様子が変貌しエピタフだったことが明かされる。

 

 カイルを闇の王の器として献上するためにエクスというもう一つの人生を歩み、仲間としてカイルに近づきアストラ島へと向かうように誘導したことがエピタフの口から明かされる。更にはカイルに置いて行かれて傷心していたマキナを『混ぜる』ことで操り人形へと変貌させていたこと、島でのマキナの言動は全てエピタフが操っていたことも明かされ、魔物と変貌したマキナとの戦闘になる。この戦闘の際には少し赤髪が残った状態に変身してマキナを迎え撃った。

 

 すべての元凶でありアイリスを強く恨み、攻撃を加えたエピタフに髪全体が黒く染まった状態で対抗するもダメージは与えられず、古びた飛行島は遥か昔の闇の兵器であり白の王国に攻め込んだ戦艦だと伝えられ、自身たちが普段使用している飛行島も同じ様なものだと匂わせるセリフと共にエピタフは去ってしまう。

 

 その後、リュートからカイルを闇から助け出したい、もう残されるのは嫌だと仲間になりたいことを告げられる。アイリスは辛い目に遭うことを忠告したが、カイルなら本当の冒険家ならどうするか考えた末、リュートを仲間に加えることを了承する。

 

 リュートが先導することで無事飛行島まで戻る。飛行島では新たな仲間のリュートが以前の自身を思い出させるとヘレナから伝えられる。更にヘレナからもう駆け出しの冒険家ではないからこそカイルが見せてくれた夢を今度は自身がリュートに見せる番だちうことやアイリスは守ると決めた子なんだからと改めて言われることで決意を固めて次の冒険へと向かった。

 

アイリス

 主人公と共に行動していた。スキエンティアの街では大いなるルーンを探そうとせずグルメ旅行をしようとするキャトラをたしなめていた。

 

 魔術院トゥッリスでは老賢者から服装やリボンなどの装飾品が数万年前に滅んだ天空大陸の巫女と特徴が酷似していると指摘される。中でも胸の宝石は原初の時期にほんの数個だけ存在していたものだと老賢者から考察される。その後、老賢者は用事を思い出したためそれ以上の話は聞けなかったが、魔術院の奥に資料があるかもしれないと言われる。しかし、自身の出自の手掛かりよりも大いなるルーンを手に入れることを優先して魔術院は後にした。

 

 遺跡内での休憩時には主人公と共に慣れた手つきで火を起した。その後、主人公が焼いたパンと燻製肉に自身が採取した野草を加えるなど冒険に慣れている様子が見れる。

 

 英知のルーンが鎮座する場所まで辿り着いた際には呪文を唱えてルーンの周りに張られた結界を解除した。この際には思わず体が動いたと語っている。

 

 遺跡の最深部の扉も開くことが出来るのではとエクスとマキナに提案されたことで最深部へと向かう。そこの扉は自身の胸に付けている宝石が鍵となっており、辿り着くとすぐに扉を開くことが出来た。その先にあった古びた飛行島を見ると錯乱し始める。嫌な感じがする、胸がどろどろとするなどと心境を語った。その後、飛行島を守っていた魔物たちに襲われた際には主人公に守られる描写が多く、戦力にはなれていなかった。

 

 心が憎しみに染まり髪が黒く染まっていく主人公を呪文で赤髪の状態に戻した。この呪文を使った後は消耗した様子を見せて、主人公の暴走を叱るキャトラに悪いのは弱い自分だと主人公を庇った。

 

 その後、主人公を闇の一族である危険分子として排除しようとするエクスに説得を試みるが失敗する。無関係であるリュートまで巻き込むことになってしまうと判断してリュートを囮の様に扱う演技をして主人公達三人で逃げ出す。

 

 何度も話を聞いて欲しいとエクスたちに声を掛けるがすべて無視されてしまい、今の主人公を見ずに闇というだけでこんな扱いをするのは間違っていると言うキャトラに対して珍しく語気を荒げて自分もそう思っているけれどと言い争いに発展しかけた。

 

 住民たちに襲い掛かられ逃げ回った結果、ボロボロの状態になってしまう。それを自分のせいだと考える主人公には自分だけが捕まれば良いなんて考えないでと釘を刺す。あくまで自分達は命が助かりたくて対話を望んでいるのではなくわかってもらいたいから声を上げ続けていると主人公に話す。

 

 騙されて地下に逃げ込んだ後、キャトラが眠っている時には主人公に守ってくれて感謝していると気持ちを伝えた。また、最近何かをぼんやりと思い出せそうな時があるとも語った。

 

 エクスによって追い詰められた際には裁かれる運命を受け入れる様なセリフを口にする。その後、正体を現したエピタフから白の巫女である自分のせいで白の王国が滅び、黒の王国が滅び、エピタフが今の様な状態になったと告げられる。

 

 エピタフが去った後、リュートから仲間になりたいと打診された時にはこれから辛い目に遭うことになるとそれを止めようとした。しかし、リュートの熱く強い思いと主人公の下した本当の冒険家ならという判断から最終的にはリュートを仲間として認めた。

 

 飛行島に無事戻ると自身が白の巫女であることを早くに知っていたバロンに詰め寄り、白の巫女とは何かと問いただした。自身のせいで闇が憎しみを募らせそれによって人々が苦しんでいる現状に心痛めていることを吐露。しかし、バロンは全ては約束の地で明かされると多くは語らなかった。

 

キャトラ

 主人公と共に行動した。街を回る際には美味しいものを食べたいと提案するが、スキエンティアには味は二の次の学者が多いことから食べ物はまずいとエクスから言われ落胆していた。その後もあきらめずに食事に貪欲になりすぎて本来の目的である大いなるルーンの存在を忘れておりアイリスにたしなめられている。

 

 地下遺跡でリュートが強がって共に行動しようとしなかった際には自身たちの後を柱の影から見ている彼にいち早く気付いたり、焚き火をして休憩を挟むことを提案してリュートと話ができる場を設ける機転も効かせた。

 

 英知のルーンが結界に守られていることを知らなかったため手に入れようとそのまま突っ込んでしまうがエクスに止められたことで一命を取り留めた。

 

 飛行島を守る魔物に襲われ、主人公が覚醒のルーンの力で闇の力が増幅され暴走しかけた際には何度も彼に止まるように声を掛け続けた。その後、アイリスによって解除された際には主人公を𠮟りつけたがアイリスがそれを庇った。

 

 エクスたちによって主人公が危険分子だと排除されそうになった際にはスキエンティアの住人やエクスたちに主人公は人を傷つけるような存在じゃないと声が枯れるまで叫び続けた。濡れ衣を着せられ逃げ回ることで身も心もボロボロになってしまう。聞く耳を持たない住民たちに対してなぜわかってくれないと涙するも主人公が捕まって解決というのは一切望んでいないとアイリスと共に主人公に伝える。

 

 倉庫から地下の遺跡に戻った際には疲れからか固い床にも関わらず眠り始めてしまう。その後朝まで起きなかった。

 

 エピタフが正体を現してエクスという人生を送ってカイルをアストラ島へと向かうように工作したと明かした際には人一人の人生を計画のために過ごすなんて狂っていると叫んだ。

 

 エピタフが去り、リュートが仲間となって飛行島に戻った際には島の外で眠ろうとする。目が覚めても現実は変わらないがやるべきことが自身たちにはあると語り、自分達は絶対に負けないと意気込んだ。

 

リュート

 スキエンティアに住んでいた少年。冒険家を自称するがまだ幼いためライセンスを取得できていない。身寄りはなく、短い間だがカイルと共に暮らしていた。その際に槍での戦い方を学んだ。

 

 主人公達がカイルの話をしているのを聞き、魔法学園から付けていた。地下遺跡でエクスとマキナから気付かれた際にはカイルの様な偉大な冒険家になりたいため冒険家である主人公達に共に行動したいと打診するもエクスとマキナには冷たくあしらわれてしまう。その後は主人公たちが手助けしようとするが助けはいらないと強がるも柱の影から主人公達の後を付いて行った。

 

 その後、キャトラが焚き火をすれば安全でゆっくり休めると大声でアピールしたことで焚き火休憩に参加する。そこでは手際よい火おこしや剣を用いた料理などの主人公の冒険慣れした様子を見て心を開いていく。

 

 冒険家になりたい理由はカイルと共に約束の地を見つける夢があることなど自身の身の上話を主人公達に語る。所持している覚醒のルーンはカイルから託された物であることやカイルの夢は自身の夢でもあることを語り、冒険家の心得を教えて欲しいと主人公に頼む。これにはアイリスが出来るのは私たちだけと主人公に話して主人公もそれに同意しており快諾された。

 

 古びた飛行島を守っていた魔物の大群との戦闘では善戦して魔物の一角を崩す活躍も見せた。しかし、逃げる途中に魔物にやられてしまい主人公達には振り返るなと言って自身を見捨てるように言う。それがきっかけとなり自身の持つ覚醒のルーンが主人公に共鳴して闇の力を増幅させる。力が増幅した主人公に助け出される。

 

 その後、主人公を危険分子だと判断したエクスが主人公に襲い掛かった際には話を聞く様にエクスを説得しようとするが話は聞かれず殴られてしまう。アイリスの演技によって主人公達の様に濡れ衣を着せられることはなかった。

 

 翌朝、地下に戻った主人公達の前に一人で現れ自らの疑問をぶつける。カイルが殺されたことは嘘であることや主人公は闇の一族ではあるが人を傷つけるようなことはしないとをアイリスに聞かされた際には覚醒のルーンの共鳴を理由に信じることを決めた。しかし、島民の様子が集団心理ではかたずけられない程おかしいことや彼らを悪と考えたくないと葛藤していた。

 

 エピタフが正体を現して魔物に変貌したマキナとの戦闘が終わると主人公達の仲間になることを決意する。

 

 主人公達が飛行島に戻る際には安全を確認して先導する活躍を見せる。

 

 飛行島に目を輝かせる様子は以前の主人公を思い出すとヘレナはコメントしていた。

 

エクス

 スキエンティアの剣士であり元冒険家。以前カイルとチームを組んでおり、彼とマキナと共に初めて遺跡に潜った際にルーンドライバーを発見した過去を持つ。

 

 ルーンドライバーを所持していた主人公達を見つけてカイルの所在を知らないかと話しかけた。その後、大いなるルーンを探す主人公達を助けるために行動を共にする。

 

 道中で合流したマキナとは軽口を叩き合う仲で、仲が良いとキャトラにからかわれた際には良くない!と二人声を揃えて否定した。

 

 デビューするとすぐに新進気鋭の冒険家として名が売れたカイルとは違い、名はそれほど売れなかった。このこともあり自身の未熟さも知っていたためスキエンティアで腕を磨く道を行ったことでカイルとは別れた。

 

 両親を闇に殺害された過去を持っており、闇の一族への憎悪は強い。そのため闇に侵された魔物は出会うなり慈悲を与えず殺すなど冷徹な一面を持っている。両親は近隣の魔物を討伐する傭兵たちを雇ったものの、全員返り討ちに遭い心を闇に支配されて帰ってきてしまった。傭兵たちは両親を殺すと家を焼いた。自身は瓦礫の下敷きになったことが幸いして酷い火傷を負ったものの生還した。その後身を寄せた孤児院でカイルと出会い友人となった。壮絶な過去を持つものの剣士として生きる今は楽しいと語っている。

 

 地下遺跡で英知のルーンの結界を解いたアイリスを見てカイルでも開くことが出来なかった最深部の扉も彼女ならば開けるのではないかと提案。最深部の扉をアイリスに開かせる。その場で魔物の大群に襲われた際には心神喪失の状態のアイリスを庇い、主人公に自身が守るか己でアイリスを守るかの決断を迫る。

 

 主人公が闇の力を使って魔物の大群を退かせた所を見ると、闇への憎悪から主人公は危険分子であり今ここで処分しなければならないと発言。彼に襲い掛かる。マキナと共に主人公達がカイルを殺したと決めつけて住民を焚きつけて逃げた主人公を追いかける。

 

 地下の遺跡に戻り一夜を過ごした主人公達の前に再度現れ、正義の白の刃で裁くと発言。それを聞いたアイリスが裁かれる運命を受け入れようとすると態度が急変する。アイリス達の罪は一度や二度死んだくらいでは償えないと発言した後に正体を現す。

 

 正体はエピタフであり、エクスの姿はカイルを闇の王の器にするための計画の一端だった。しかし、エクスという人物の人生はエピタフが実際に過ごしており記憶の捏造などでカイルの元に紛れ込んだ訳ではない。人一人分の人生を送ってまで計画を実行する執念にキャトラは気が狂っていると発言するが、計画は長ければ長い程楽しいと口にしていた。 

 

 カイルに置いて行かれて傷心していたマキナに『混ぜる』力を使用して既に操り人形に変えており、スキエンティアで行動を共にしたマキナは全て自身が操って行動、発言させていた。最終的には同じ操り人形を操る力を持った魔物へとマキナを変貌させて主人公たちにけしかける。

 

 白の巫女であるアイリスに強い恨みを持っており、白と黒の王国の滅亡や自身がこんな状態になってしまったこと全てがアイリスのせいだと語っている。

 

 本来の役目は主人公に闇の力を定着させること。そうすることで闇の王も目覚めていくと語り、主人公が闇の力を使いこなし始めた所を見ると大いなるルーンは持たずに退散した。

 

マキナ

 スキエンティアに住む元冒険家。カイルが組んだ初めてチームに参加しておりチームのカイルとエクスの怪我の治療を行っていた。回復の他にも火球を放つ魔法なども扱える。

 

 英知のルーンの在り処はわかっていることからアイリス達には先に街を回ることを提案してガイドを担当する。魔法学園、国立図書館リブリ、魔術院トゥッリスを順に案内して行く先々で現地の人にカイルの話を振って彼がどれだけ名が知れていたかを主人公達に示した。

 

 冒険家として名が売れていた頃の女性人気がすごかったカイルを八方美人と揶揄してどこの馬の骨かもわからない人よりも自身たちに時間を割いて欲しいとカイルへの恋心を伺わせた。

 

 地下遺跡の探索で主人公が闇の力で魔物の大群を退けたのを見るとエクスと共に主人公達を危険分子と決めつける。更にはルーンドライバーはカイルを殺して奪ったのだと言って主人公達に殺人の濡れ衣を着せる。

 

 翌朝、再度主人公達の前に現れた際には主人公に自害するように提案する。闇である事実は変わらず危険なことに変わりはなく、他人を思えるのなら提案を飲めるはずと詰め寄る。そうすれば他の人は助けるとも話すも主人公達は逃走する。

 

 エピタフが正体を現したことで既に自己の意識はない操り人形だったことが判明する。カイルに置いて行かれて傷心しており、力があれば置いて行かれなかったと悲しんでいるとエピタフの『混ぜる』力によって自己が消えてしまった。

 

 操り人形を操る魔物と変貌して主人公と戦い敗れた際には痛みに呻く声とカイルを探す言葉を呟く。心の一欠片が残っていたとエピタフが発言している。しかし、明確な描写はないが死亡したと思われる。

 

カイル

 以前はスキエンティアで生活していた。冒険家となってエクスとマキナと共に初めてチームを組み、地下遺跡に潜った際に封じられていた扉を開くことに成功してルーンドライバーを発見している。

 

 魔法学園ではマキナの後輩として入学したが一年で飛び級をして追い越す。在学中に最果ての地序説を書いており、これは現在でも最有力の最果ての地の予測である。

 

 何万冊もの蔵書量を誇る国立図書館リブリの蔵書をほとんど読破している。

 

 冒険家としてデビューすると瞬く間に新進気鋭の冒険家として名前が売れる。この頃からエクスたちとは離れている模様。なお、名前が売れている際には女性人気も高かった様子。

 

 短い間だが身寄りのないリュートと暮らしていた。槍の稽古をつけており、リュートが一人前の冒険家になったら共に冒険することを約束していた。また、覚醒のルーンをリュートに渡している。

 

 エクスとは孤児院時代からの昔馴染みだったが、これはエピタフの陰謀であり彼によってアストラ島へ向かうように誘導されてしまい闇の王の器となってしまった。

 

学生魔導士

 魔法学園の生徒。主人公達を案内するマキナにカイルを知っているか問われると在学中に最果ての地序説を書いたことを知っていると答えた。また、新たに発見された文献から最果ての地ではなく約束の地であると修正があったことも話している。

 

 エクスたちが主人公達を殺人鬼だと知らせたことで主人公達に魔法で襲い掛かる。魔法を使用できる者たちの号令を取っていた。

 

女性司書

 カイルに想いを寄せている国立図書館リブリの司書。カイルの話をしていた主人公達に彼の所在を聞いた。主人公を見て少し心が揺れるもカイルを選んでいる。

 

 主人公達がエクスたちから逃げている際にも出会い、アイリス達が話を聞いて欲しいと話しかけるも同情を惹こうとするつもりかと聞く耳を持たず、カイルの仇だと傭兵を呼び続けた。

 

老賢者

 魔術院トゥッリスの研究室に籠っていた。カイルたちのチームに一度依頼をしていたがエクスからは覚えられていなかった。

 

 アイリスの衣装などの装飾品が天空大陸の巫女の特徴と一致していることなどを話すも途中で用事を思い出して研究室に帰ってしまった。

 

 エクス達から逃げる主人公達と出会うと本当のことを言っているとアイリス達の話を聞くふりをして騙し、資料倉庫に閉じ込めて傭兵に引き渡そうとした。火が付けられる前に主人公が床を破壊して地下に逃げ込み、それに気づいたため火は付けられなかった。

 

ジェラルド・アイレンベルク

 魔法学園の理事長。

 

バロン

 スキエンティアについては知っている様子だった。ルーンドライバーがいつもの様子と違うことを見ると不穏な気配を感じていつでも飛行島移動させられる様に準備すると主人公達を送り出した。

 

 大いなるルーンを全て集めることで約束の地へと向かうことができ、その鍵となるのは飛行島というカイルの最果ての地序説と同じ様なことを以前言っていたとキャトラ達が気付くもバロンに直接聞く機会は無かった。

 

 主人公達が飛行島に帰ってくるとアイリスから白の巫女について問い詰められるも約束の地で全て明かされると多くは語らなかった。

 

ヘレナ

 リュートを見てまだ幼かった主人公を思い出していた。主人公に対してはもう駆け出しの冒険家ではないためリュートにカイルに見せてもらった夢を見せる番だと語り、アイリスも守ると決めた子なんだからと主人公の決意を固める助言をした。

 

以上。