白猫プロジェクト ストーリー解体書 ミシェル・スピリアース思い出ストーリー編

・登場人物

ミシェル・スピリアース

 あどけない少年。王家の一族であり精霊のシルフィーと共に一人前の男になって王家の試練である精霊の故郷へ向かうことを目標としている。

 騙されやすい性格で飛行島の伝統の挨拶だとシルフィーに言われてダジャレを自己紹介代わりに言っていた。

 早く一人前の男になりたいという意思が強い。隠れて敬語を練習したり本で読んだ大人の男性はスマートに女性を褒めるというのを実践したりと努力家。

 ひぃひぃじいちゃんにあたる人物が王族の英雄であり民に愛された王だったことから彼を尊敬し自分も彼のようになりたいと語っている。

 シルフィーからはいつも小言を言われているが話半分であまり聞いていないことが多い。

 大人の男になろう作戦をシルフィーが発案した際にはアイリスを相手役にして女性に対する大人の男性に近づくためにデートに誘って手をつないだ。初めての経験で戸惑うも新しくできたお菓子屋さんに誘ったり、自身の手が女の子と比べて変わらないくらい小さいという悩みを言って自然と手を触れ合わせたりとしっかり課題はこなせていた。しかし最後の告白しろという課題にはお互いまだ知り合ったばかりでできないと恥ずかしがって告白はできなかった。

 上記の様に狙っているわけではないものの女性と自然と近い距離になることが多いらしくシルフィー曰くマダムをうならせているらしい。

 ある日、シルフィーが元気がなくお菓子の山を買って二人で食べると約束する。しかし、買い物の帰り道でキャトラ達と出会い、キャトラからつまみ食いを提案されてしまう。食べるのを我慢していたため、キャトラと共に少しつまみ食いをしてしまう。その様子をシルフィーに見られてしまい彼女の怒りを買ってしまう。

 後日、シルフィーが力を失い人型を保てなくなってしまう。精霊は人との絆を力に変えるため自身がシルフィーを追い詰めたせいで力が弱まってしまったと激しく動揺する。

 主人公のルーンの光を見て勇気を得る。アイリス達の言葉にしないとわからないこともあるというアドバイスを受けてシルフィーに向かって一緒に旅をしたい、精霊の故郷に一緒に行きたいと話す。それを受けてシルフィーも人型に戻り、彼女も焦っていたことを打ち明けられる。

 世界に一人だけのパートナーであることをシルフィーとお互い理解して、改めて精霊の故郷に向かうことを宣言した。

 

シルフィー

 口うるさい面がある羽の生えた小さな精霊の少女。ミシェルとはパートナーになる契約をしている。

 ミシェルの面倒を見ているが、イタズラ好きの精霊としての面も持っており騙されやすいミシェルに嘘を吹き込んで楽しむこともある。

 説教をミシェルによくしているが話半分であまり聞かれていないことが多い。

 子供扱いを嫌がるミシェルに対して女の子を口説くぐらいできないと一人前ではないと挑発しアイリスを相手役にしてデートに誘わせたり手を繋がせた。段々と趣旨が変わってしまい最終的には告白を命令する。出会って間もないとミシェルから断られると恋に時間は関係ないと少しおしゃまな面を見せた。

 自身を元気付けるためにお菓子を買いに行ったミシェルと二人で食べようと約束をする。しかし、道中でキャトラと共につまみ食いをしていたミシェルを見て憤り彼の元を出ていく。

 その後、力が弱まってしまい光る球体の状態になってしまう。ミシェルから共に旅を続けたいという言葉を掛けられて力を取り戻す。

 口うるさいだけの自分が本当にミシェルを導けているのだろうかという焦りが心にあったことを彼に打ち明けた。その焦りから力が弱まっていた模様。

 世界に一人だけしかいないパートナーとしてミシェル共に精霊の故郷を改めて目指すことになる。

 

キャトラ

 つまみ食いを提案した際にミシェル達の中に亀裂が入ってしまったことに責任を感じて彼に謝罪した。

 

アイリス

 ミシェルが大人になるために口説かれる相手役になった。

 キャトラのつまみ食いをしっかり止められなかったとミシェルに謝罪した。

 

主人公

 ミシェルとシルフィーとの絆を深める。

 

・用語

精霊

 妖精とは似た性質を持つ。相違点としては精霊は肉体を持たずソウルの力で人型を保っている。

 ソウルの結晶であり、ルーンの力を高める力を持っている。

 ミシェルに世話を焼くシルフィーという関係は人間と精霊の関係性としては特殊であり本来は自由気ままな精霊を人間が手なずけることが多い。

 

ミシェルの故郷

 ルーンの力を高める精霊の力を借りて栄えた国家。

 精霊は家族同然であり共に暮らしている。

 王家には特別なしきたりがあり、精霊をパートナーとする契約をした後に主として認められるように試練をこなす。そこで認められれば精霊の故郷に向かうことができる。それを王を継ぐことへの試練として一族に課されている。

 精霊の故郷の場所は試練の公平性から完全に秘密にされている。精霊ごとに故郷があるのではなく全ての精霊の故郷がある模様。

 

ポリッツ・キャルボ・ペイの実

 キャトラが反応したミシェルの買ったお菓子。

 

以上。