白猫プロジェクト ストーリー解体書 シャオフー・タイヤン思い出ストーリー編

・登場人物

シャオフー・タイヤン

 キョンシー。見た目は少女だが不死の体で長年生きた影響で老婆の様な特徴を持っている。

 飛行島に来た理由は特にないようだが空気も澄み若者の活気のある飛行島を気に入り暮らすようになる。

 100年前に飼っていた猫のタマとキャトラを勘違いしており寂しそうという理由からしばらくキャトラはタマのふりをしていた。

 太陽が苦手。日陰で休んでいることが多い。

 キョンシーの体では空腹は感じない。キャトラにおやつをあげようとした際には100年前に作ったどろどろに腐ったタマ用のおやつを渡そうとしていた。その他にも煮干しも用意していたが乾燥しすぎて粉になっていた。

 長年生きた影響で記憶障害があり同じ言動を繰り返したり、キャトラが自身はタマではないと説明してもすぐに忘れてしまうなどの症状が出ている。

 キョンシーの体特有の持病があり、血の通っていない体が冷えて動かなくなってしまう。この病で突如倒れてしまいアイリスたちによって介抱された。意識を取り戻した際には体が固まって動けず温泉などで体を温めればまた動けるようになると話した。

 介抱されたことに感謝を伝えるも自身は化け物であると話す。キョンシーの体は故郷では忌み嫌われており関わったものもとばっちりで故郷から追い出された過去がありアイリス達に自身と関わることを辞めるように話す。しかしキャトラから自分はずっと一緒に居ると伝えられる。このことからキャトラの名前を覚え彼女をタマとは呼ばなくなった。

 日の光が苦手であるにも関わらずアイリスの代わりに黙って買い物に行ってしまった。自身のおでこに貼っているお札にメモすることでこんにゃくとダイコンとカニカマは買ってこれたものの札を貼ったことを忘れてもう一枚札を貼ってしまいじゃがいものメモを見ることができず買い忘れてしまった。

 所持しているパンダのポーチをどのように入手したのか覚えておらず見るたびに胸が切なくなることを主人公たちに打ち明ける。

 長年生きた影響でキョンシーの体で経験した記憶はあるが生身の体での記憶は死ぬ直前の記憶のみしか思い出せない。

 死因は銃撃によるもので故郷の島で起きた大きな戦争の戦火で真っ暗な森の中誰にも看取られず死んでしまった。しかしポーチの中に入っていた束縛のルーンの力によって死にゆく肉体に魂が縛られキョンシーの体となった。

 生きることも死ぬこともない自身の体の将来に不安を覚える様子を見せる。それを見た主人公の放ったルーンの光によってポーチが光り輝き記憶を蘇らせる。

 戦争の影響のない遠い土地に疎開する際に母からお守りとしてポーチを貰ったことと森に居たのは顔を合わせない約束だった母にもう一度会うために母向かうために通ったこと、その場にいた敵兵の銃撃に倒れたことを思い出した。

 束縛のルーンを母が持たせてくれたのは長生きしてほしいという母の願いだったのではないかというアイリスからの声掛けやキャトラからの長生きしてほしいという言葉に

過去を忘れて今までの長い寄り道を終えて飛行島で休んで暮らすことを選択した。

 

キャトラ

 飼い猫が死んだシャオフーが寂しそうにしていたためタマのふりをすることをアイリスから提案される。言葉を話せないその状態は長くもたずタマを演じるのはすぐに辞めた。 

 ずっと一緒に居るとシャオフーに伝えた際に名前を覚えられた。

 

アイリス

 シャオフーから放たれる気配が幽霊とは違っていることを感じていた。

 シャオフーには老婆の様に接している。

 

主人公

 シャオフーとの交流を深める。

 

 シャオフーの母。

 疎開するシャオフーに一人で生きていられるようにとお守りとしてパンダのポーチとその中の束縛のルーンを贈った。

 

・用語

キョンシー

 死してなお活動する死体の呼称。

 シャオフーの故郷では忌み嫌れる存在。

 

束縛のルーン

 死亡したシャオフーの魂を体に縛り付けキョンシーへと変貌させたルーン。

 

以上。