白猫プロジェクト ストーリー解体書 ガブリ―・ハングリー思い出ストーリー編

・登場人物

ガブリ―・ハングリー

 食欲旺盛な少女。あまりの暴食っぷりからじいちゃんからおあずけ前かけという食事マナーを守らないと首を絞めつける前かけを装備させられている。食事マナーを身に着けるために世界中を旅している。

 

 飛行島に初めて来た際には空腹のあまり岩を鳥のから揚げだと錯覚してフォークを使って食べようとしていた。そこにキャトラから声を掛けられると主人公をパプリカ、キャトラをキャベツだと錯覚して食べようと襲い掛かった(この際、アイリスはかわいい女の子と食べ物だとは錯覚していなかった。)。しかし、いただきますを言っていなかったためおあずけ前かけが首を絞めあげる。これによって正気を取り戻して空腹になると人が食べ物に見えるということなど自身について語った。

 

 食事マナーは冷静な時でも守れないようでアイリスがカニカマを渡そうとした際にはいただきますも言わずに口から飛んでいきかぶりついた。案の定首が絞まりカニカマを飲み込めなかった。

 

 故郷の島では暴食っぷりから噂が立っている。1日10食、イノシシは飲み物、クジラをおかずにクジラを食べる。この噂に対してはそんなに食いしん坊ではないと反論していたものの、実際にイノシシをおかずにイノシシを食べる生活をしていた。

 

 キャトラからマナーの特訓を受けることになる。用意されたスパゲッティをフォークで食べるという訓練から始めるが、小さく巻いて食べることをまどろっこしいと拒否。一巻きで全部食べようとするも前かけが首を絞める。しかし、その状態でも食べてやろうと意地を見せる。フォーク細かく刻めば絞められても喉を通るとスパゲッティを刻み、そのままフォークで皿を持ち上げようとすると皿が吹き飛んでしまい池に落ちてしまう。それを迷わずに追っていき池に飛び込むも前かけが首を絞めているせいでうまく泳げず溺れてしまった。

 

 よく噛むことをキャトラから徹底されて、血管が浮き出るほど強く嚙み締める。食事も美味しそうには食べず、ナプキンで汚れを拭けと言われると乱暴に擦るなどマナーを守っているのに少量しか食べられないことにかなりのストレスが溜まっている様子だった。

 

 ある日、飛行島が草木が枯れ、地面に亀裂が走り、池の水が干上がる異常な状態に変わり果ててしまう。食べ物の名前をうわごとのように呟き、主人公達を食べ物と錯覚して襲い掛かる(この際、アイリスはブルーベリーと錯覚していた)。前かけが首を絞める痛みも食欲のせいで忘れてしまう状態に陥っており歯止めが効かなかった。そこにキャトラが説得に出る。特訓を思い出すように説得されるも聞く耳は持たなかったが、「アンタがアタシを食べるならそうしなさい。その代わりもうこれ以上何も食べないで。」と身を犠牲にしようとする説得には反応してキャトラの名前を呼んだ。

 

 その隙を見た主人公がルーンの光を放つと光は自身の手の中に集まりおにぎりとなった。それを食べると詳しい味の解説と共にあったかくてやさしい味だと涙があふれる。食欲満たすためだけに食事をしており、味なんて気にしたことがなかったと語る。ルーンの光が更に強まると裂けた地面から植物が生えて、森が誕生する。アイリスから「マナーを守るということは精一杯味わうということ、精一杯味わうということは全身で命を噛み締めるということ、それは食事に関わる全てのものに感謝するということ。」と言葉を掛けられてマナーを守ってゆっくり味を楽しむことを決意する。その様子を見たアイリスからはもうその前かけは必要ないと判断された。

 

じいちゃん

 ガブリ―の暴食っぷりを見かねておあずけ前かけを装備させた。食事マナーを学ぶ旅に出かけるようにも言って彼女を送り出した。

 

キャトラ

 食事マナーに関してガブリ―に特訓を行った。

 

 食欲で暴走したガブリ―に説得が通じないとわかると身を犠牲にしてまで約束させようとガブリ―を本気で止めようとしていた。

 

アイリス

 ガブリーに対して食事マナーを守ることで初めて関わった全てに感謝することが出来ると説いた。

 

主人公

 ガブリ―との交流を深める。

 

・用語

おあずけ前かけ

 ガブリ―が身に着けている前かけ。食事マナーを守らないと首を絞める。

 

以上。