白猫プロジェクト ストーリー解体書 〜第5章〜ガラクタ島の機械少女NORMAL編

・登場人物

主人公

 ルーンドライバーの導きによってディーダ島を訪れた。大いなるルーンの探索と暴走した機械達を止めるためにマザーコンピュータの元へと向かう。コンベア工場内でアイリスのスカートの裾がプレス機に巻き込まれた際は冷静にスカートの裾を剣で斬り離し彼女を救った。電撃によってハーティが暴走した際には一人で彼女を止めることに成功した。グローザと初めて対面した際には名前の後に様を付けられていた。グローザの発言に闇の誇りを捨ててまであの女がいいの?というものがあり、彼が闇の関係者であったことが匂わされるが思い当たる節はない模様。グローザによる電撃の攻撃によって意識を失いそうになった際、黒髪となった彼がアイリスを見つめる映像が脳裏によぎっていた。

 

アイリス

 ハーティをとくに気にかけており彼女の安全と心を何よりも大事にしていた。普段は温厚な性格をしているが、ハーティをあくまで機械として扱ったRB対しては怒りを露わにし発言を考えるようにと叱った。ハーティのマスターとして追加された際も彼女に対して命令ではなくお願いをしていると強く言い聞かせ彼女に心が芽生える大きなキッカケになる存在となった。ハーティが主人公を助けるために無茶な特攻をグローザに対して行なった際にはあなたを失っても悲しいと彼女を叱った。主人公が闇にとって重要人物なのではという憶測がされた際には何か大切なことを忘れている気がすると発言した。

 

キャトラ

 初対面ではいがみ合っていたものの、RBの姿になったアルベルトとは仲が良くなりオイル工場を探索した際には彼のボディに乗ってキャトラタンクと称して戦車のごっこ遊びを繰り広げた。アイリスとの交流によって徐々に芽生え始めたハーティの心にRBとともに気付き彼女達の様子を少し離れた所で見守っていた。グローザからは愛らしい外見をかなり評価されており自身のみグローザから好意的に接しられていた。マザーコンピュータとの決戦の際にはおいs流工場限定だったキャトラタンクを復活させておりグローザに対して勝利宣言を行なっていた。

 

ハーティ

 主人公達が島に到着した際にガラクタの山で倒れているのを発見した。その際には自身はゴミであると言い朽ち果てるのをただただ待っていた。キャトラからレーケツロボットと呼ばれた際に辛そうな表情を浮かべ初めて感情を見せた。その後、機械達の暴走を止めるために主人公達とマザーコンピュータを目指すが、最初はRBの突撃という掛け声を文字通りの命令と受け取り一人で走り出してしまうなど感情や思考を一切見せなかった。アイリスが新たなマスターとなり最重要人物と設定した後に友達になりたい、呼び捨てで構わないという提案に困ったような様子を見せた。崩れゆく工場から脱出する際にアイリスのスカートの裾がプレス機に巻き込まれ彼女がさきに逃げろと命令した際に命令を実行するため全員を置いて一人工場から脱出した。その後、アイリスを始めとする全員の雰囲気が暗くなったことを察し、初めて自分から何かしてしまったのではないかと発言し役に立ちたいと思い始める。歯車工場ではアイリスを襲った電撃を何の命令もなく庇い、結果的には暴走し彼女を傷つけてしまう。しかしアイリスからは命令もなく庇ってくれたことを感謝され、命令ではなくお願いを何でも聞くと自分から約束した。中央施設にてグローザの口から自身は大いなるルーンの一つである慈愛のルーンを埋め込まれた感情をもった機械として作られたことが明かされる。グローザによって胸部を貫かれ慈愛のルーンを取り出されてしまい、彼女の命令を聞くだけのロボットになってしまったかに思えたが、アイリスを殺めることを自力で拒否しルーンに頼らずとも感情を芽生えさせた。その後はRBによって胸部を修理され自我が完全に芽生えガラクタの体のRBに毛布を手渡す冗談などもするようになった。辛く当たられることも多かったアルベルトとも最後は実の親子のような関係性へと発展していった。アルベルトによって作られた際、命令を聞くことしかできなかった自分を失敗作として扱い人間らしさを学べとだけ言い渡されたがそれが今でも彼女の行動原理となっていた(ただしこの頃の記憶は曖昧)。

 

アルベルト

 ハーティのマスター。大いなるルーンをただの研究対象として扱いそんなもんと言い放った。ハーティに対しても出来損ない、興味ないと言い放ちキャトラを始めとする主人公達と対立した。優秀な科学者だったが、自身の発明した爆弾を利用され島を滅ぼしている。自身はサイボーグとなることで生き残った。自分を知るものはこの世にはいないという自身の発言や、二代三代で晴れる恨みではないというグローザの発言から長い時間をサイボーグとして生きていることが推測できる。現在は償う科学を研究しており、その一環で他者を思いやり、決して争わぬ、温かくて優しい心を持つアンドロイドであるハーティを製造した。大いなるルーンを探そうとしたグローザによって記憶を見られる魔術を使用されるが、それを拒むために自らを機能停止の状態にした。

 

RB

 アルベルトが自身の体をトースターに車輪とアームのあるガラクタに移した姿。辛辣な物言いはあまりしなくなり茶目付けのある老人の様な性格になっていた。元々はそちらの性格の方が地だった模様。0.1馬力しか出ない体になってしまったので暴走を始めた機械に対抗する手段がなくハーティの元を訪れた。最初はハーティを偵察に使用したり、彼女が間に受けるのを忘れて物騒な掛け声を行ったり彼女を機械として見ていた。しかし、アイリスから叱られたことや彼女と交流し心を芽生えさせる様子を目の当たりにすると一個人として扱い、実の親子の様な関係へとなっていった。科学者として優秀なのは変わらずでハーティが二度故障した際はキーボードも叩けないアームで短時間で修理してみせた。キャトラとは意気投合しキャトラタンクの状態の時には軍人の真似事をし彼女とごっこ遊びを楽しんでいた。主人公達が飛行島を去る際にはハーティに対してみんなと世界を見てきて色々学ばなければ心を持ったとは言えないと言って彼女を送り出した。見送りの際にルーンの力に頼らなくてもアンドロイドにも心が宿ることを学び、それを活かしてハーティの弟、妹達をたくさん作って待っていると言って彼女を送った。

 

グローザ

 闇の三刃衆の一人、灰緑の魔障。大いなるルーンを探索するためにディーダ島に訪れた。アルベルトの素性はほとんど把握していた。電気を操る魔術を使用し電気信号で動く機械や人間の記憶を見ることが可能。その際には人間にも機械にも強い負荷がかかり人間は精神崩壊、機械は暴走といった状態になってしまう。主人公に対しては様を付けており敬っている様子があったが剣を向けられるとあの女(おそらくアイリス)がいいの!?と激昂し攻撃を電撃による攻撃を加えた。ハーティの胸を貫き慈愛のルーンを手にし、マザーコンピュータと主人公達を戦わせ主人公達が勝利するとめくらましを使用し逃走した。

 

バロン

 飛行島の防衛を担当し、探索は主人公達に任せた。

 

・用語

ディーダ島

 科学技術が発展した島。現在はアルベルトと彼が作ったロボットしか存在しない。ガラクタの山や三つの工場、機械を管理するマザーコンピュータなどがある。

 

マザーコンピュータ

 中央施設に存在するコンピュータ。島内の機械を統率しており、機械がグローザの電撃によって暴走し、このコンピュータを再起動し暴走を止めることが主人公の目的の一つとなった。中央施設に行くには三つの工場にあるスイッチを押してロックを解除しなければならない。グローザの手によって暴走させられた際には迎撃モードとなりガーディアンを召喚し主人公達に襲いかかった。

 

コンベア工場

 中央施設のロック解除のスイッチのある三つの工場のうちの一つ。グローザによって暴走させられており地面のベルトコンベアがめちゃくちゃに動いていた。プレス機もあり、アイリスがそれに巻き込まれそうになった。

 

オイル工場

 三つの工場のうちの一つ。床がオイルまみれの工場。オイルに濡れるのを嫌ったキャトラがRBの上に乗りキャトラタンクが生まれた。アイリスが足を滑らせ全身オイルまみれになってしまった。

 

歯車工場

 三つの工場のうちの一つ。ハーティが電撃を受け暴走してしまった。

 

慈愛のルーン

 ハーティに埋め込まれた大いなるルーンの一つ。人間が使用した際の効果は明言されなかったが他者を思いやり、決して争わぬ、温かくて優しい心になることが予測できる。

 

以上。