白猫プロジェクト ストーリー解体書 イシュプール・ヴヴェック思い出ストーリー編

・登場人物

シュプール・ヴヴェック

 元々は白い蛇だった男。自身の体の後ろに二匹の蛇をまとわせている。言葉に頼らない交流がモットー。

 

 主人公達との初対面では名前以外の自身の情報を最初から話し過ぎると質問が質問を呼んで収集がつかなくなると話して、言いたいことはわかるけど「まぁ、ね。」と顔合わせのみで終わらせて自身については何も語らなかった。後ろの蛇は相棒のようなものだと話した。

 

 キャトラが藪を怪しいと突いた際には藪から登場した。ヒンヤリしていて心地が良いと寝ていたことを話した。キャトラにも一緒に休まないかと誘って共に言葉を交わさず身を休めていた。

 

 イラケッチラケッチィと唱え続けて珍妙なダンスを踊っている所を主人公達に目撃される。何をしているのかと聞かれると季節の変わり目であるため感謝を捧げていると話して唐突にクェー!と叫ぶ。すると分身するかの様に脱皮をした。抜け殻を処分してくると言ってその場を去ると、アイリス達からは不思議な人であり蛇なんだろうと感想を述べられていた。

 

 島に来てから日が経つとそろそろちゃんと答えないといけない頃合いだと判断して唐突に主人公達に自身の出自を話し始めた。自身はもともと白い蛇であり、島では白い蛇は神の使いとして崇められていた。長い年月その信仰の力を受けたおかげで人型になることが出来たことを話す。自身の後ろの蛇はあくまで自身の一部であり自身と蛇は一個の存在であることも話した。また、落陽を呑む忘我の毒蛇と呼ばれる存在を探す旅をしておりその目的は復讐であると告白した。

 

 復讐は良くないことなのではないかとキャトラ達に止められるとそれもわかってはいると話した。落陽を呑む忘我の毒蛇を探して倒すのではなく味方になってもらうつもりであると考えている。自身の故郷である太陽と蛇の民の島では神と崇められる贋作の太陽と呼ばれる存在が人の心を支配しており、贋作の太陽の力は人を贄とする儀式によって得られたものであること、その存在は邪悪であり強力な存在であると解説した。自身も一度異を唱えて戦いを挑むも敗戦して島を追い出されている。そんな贋作の太陽に勝てる唯一の存在が落陽を呑む忘我の毒蛇だと話す。しかし、その存在は伝承に近く本当に存在するのかは半々であると考えており、島民が犠牲になっている現状を早くどうにかしないといけないと焦りを抱えている。

 

 自身の思いを告白して言語に頼らない交流を体現する主人公から何かヒントは得られないかと考えて彼に問いかける。それに答えた主人公がルーンの光を照らすと光にぼんやりとビジョンを見る。キャトラ達から何を見たのかと問われると意味もなく脱皮をしてから、落陽を呑む忘我の毒蛇は縛る何かを断ち切れず苦しんでいるため、まだ自分の味方にはならないことを見たと話す。しかし、主人公の言葉を発しなくともいつの間にか仲間を増やしている姿を見てヒントを得る。武力で贋作の太陽を倒すのでなく神と呼ばれる強力な存在達の派閥を作り、政治的な圧力をぶつけることを決めた。

 

主人公

 言葉に頼らない交流を体現する者としてイシュプールからヒントを求められていた。黙っていても周囲に仲間が集まる様子がイシュプールへのヒントになっていた。

 

キャトラ

 空気がしっとりじめじめしていると感じると藪を器用につまんだ枝で突いてイシュプールが登場させた。その後、イシュプールと共に休んだ際には結構落ち着くとコメントしていた。

 

アイリス

 キャトラが藪を枝で突いた際には自身がストレスを与えすぎたせいでキャトラがおかしくなってしまったと考えていた。

 

贋作の太陽

 太陽と蛇の民の島を支配する神。イシュプール曰く神を騙る悪魔。

 

 昔から存在しており住民の心を支配している。邪悪だが強力な存在であり、その力は住民たちの命を贄とする儀式によって得られる力である。

 

落陽を呑む忘我の毒蛇

 人間かは曖昧となっている存在。イシュプールが探している。

 

 伝承によって贋作の太陽を打ち破れるほどの力を持っていると言い伝えられている。現在は自身を縛る何かに苦しみイシュプールに力を貸せる状態ではない。

 

・用語

太陽と蛇の民の島

 白蛇を神の使いとして崇める文化がある。現在は贋作の太陽によって人々の心は支配されてしまっている。

 

以上。