白猫プロジェクト ストーリー解体書 ファム・リリー思い出ストーリー編

・登場人物

ファム・リリー

 飛行島のある世界とは異なる世界からやってきた。黒猫の魔法使いの知り合い。

 夜のない天井岬からやってきた調香師。

 いろいろな場所を香料を求めて旅をしている。旅先で出会った良い香りの香料をメモしている。

 飛行島にいれば良い香りを作れそうと語って滞在することにする。

 島をイメージした香水を作るために主人公やアイリスに原料の調達を依頼した。島をイメージするならば島から近い材料で作るのが一番だと森の女王の葉や洞窟のコケなど200種類程のサンプルを集めた。これでも種類はもっと欲しいと語っていたが種類よりもイメージを優先するためにこれだけで香水の原液作りに移行する。

 星たぬきによって作られた蒸留器やフラスコなどが置かれる急場ごしらえの工房をで作業を開始する。

 その後、試作品として日差しに照らされる草原のイメージの物や島に咲く花のイメージの香水などを主人公たちに嗅がせて見せる。自分たちの周りにはこんな香りがあったのかと気付きを得ていた主人公たちにどれが気に入ったか聞いてみるとどれも素敵で選べないと回答される。そこからまだ何か足りないのではと考え始める。

 夜のない故郷で暮らしていたこともあり暗闇を苦手とする。流れ星へお願いする風習を語られた際にも怖くてできないと怯えていた。夜になるとこのまま光が戻ってこないのではないかと不安になってしまう様で飛行島に来てからは暗くなる前にベッドに入っている。

 アイリスの提案で皆と一緒に夜を見てみることにする。最初は怯えていたが昼間はつぼみであり夜になると咲く花を見つけるとその優しい香りに感動する。この体験があり、島の一日を表現した香りの香水を作ることに成功する。皆が夜のことを教えてくれなければこの香水を作ることはできなかったと主人公たちに感謝をした。

 

アイリス

 ファムの作った飛行島の一日を表現した香水を試しに付けることになる。

 記憶を失っている自分の居場所は飛行島であることを再認識したと香水を絶賛した。

 

キャトラ

 香水の原液である香りの強い液体を直に嗅いでしまい鼻がおかしくなりそうだった。見た物よりも嗅いだものの方が覚えているという動物の本能から記憶の扉が開きカニカマを買ってきてと頼むを忘れていたことを思い出す。

 ファムにはカニカマの臭いの香水をせがんだ。

 

主人公

 ファムの香料集めを手伝っていた。

 

・用語

天井岬

 ファムの故郷。

 夜がなく常に光が溢れ一年中草花が咲いている。

 

森の女王の葉

 ファムが主人公に香料として採取を依頼したもの。

 フォレストクイーンの葉と思われる。

 刺激的な香りがする。

 

飛行島の一日を表現した香水

 ファムが夜を経験したことで作り出された香水。

 試しにアイリスが付けてみると最初はすがすがしく透き通ったちょっと甘酸っぱい元気な香りがした。しばらくするとさわやかな香りに。更に時間が経つと優しい木と土の匂いに少しだけ甘い匂いがし始めた。

 

以上。