白猫プロジェクト ストーリー解体書 リンゴ・ククノチ思い出ストーリー編

・登場人物

リンゴ・ククノチ

 身軽な格好の少女。忍者の里出身の忍者。

 主人公たちとの初対面では主人公に当たらないように高所から飛び降り、自身の回避能力を自画自賛し千年に一人いるかいないかのレベルの忍者であると自負した。

 忍者としての修練を積んできたため、忍びの術と弓の術に長けている。

 島への注文が多く、大の甘党のため辛いものを食べると一両日はテンションがガタ落ちになることや綺麗好きのためトイレが汚いと死ぬほど不機嫌になるなど多くの要望を言った。

 自己分析を細かく行う癖があり、忍者には身体能力や技術のみでなく優れた頭脳と精神力も潜入には必要であると考え、全てを持つことでエキスパートになれると考えている。自己を含む全ての要素を客観的に判断すると自身はまだ年若く必要なスキルがまだ荒削りな半人前と分析するが、そんな半人前な技術を補って余りある卓越した身体能力と研ぎ澄まされた冷静さを持ち合わせているとも自己分析し修行を続けることで化けると最終的には自画自賛に落ち着いていた。

 忍者の里ではくだものにちなんだ名前をつけられるため、自身のリンゴという名前の由来について考えた際にはりんごは果実の中の果実であり、自身も忍者の中の忍者になれという頭領の願いが込められているのではと推測した。その他にも古今東西神話ではりんごは神の食べ物であり人間にとっては禁忌の果実であるため、自身の能力は禁忌の域までいっているのでと想像を膨らませていた。

 自己分析中は周りがまったく見えないため、肩についた糸屑をとろうとしたアイリスが近づいた際には悲鳴をあげて驚いていた。

 いつもの自信満々の態度はりんごを食べていないと発揮されず本人曰くシャッキリ感がなくなるとのこと。里帰りの際にりんごを忘れて飛行島に来た際には取り乱しながらりんごを探していた。りんごがなかったためみかんで代用しようとするもふにゃふにゃのダメ忍者になってしまった。

 飛行島に来てしばらくするとタウンの隅でしゃっくりを上げながらりんごを感じる姿をアイリスたちに発見される。敵地での潜入中に潜入を成功させた自身の能力の高さを分析していたところいつの間にか敵に捕まっていたことを打ち明ける。頭領によって助け出されるも自己分析中に周りが見えなくなることを指摘されたことで忍者として失格だと自己嫌悪に陥ってしまっていた。

 ルーンの光で励まされると、自身はなまじ実力がありすぎるため何事も自分の中で完結していたことを悟り、自己分析中に主人公に捕まえるように頼んだ。そこで奥義天瞬遁動を編み出すことに成功した。

 

主人公・アイリス・キャトラ

 リンゴと交流を深める。

 

頭領

 リンゴを敵地から救う実力を見せ、リンゴの欠点を正確に伝える。

 

・用語

天遁の術

 リンゴの使用した忍術。

 天井に潜む潜入用の忍術。

 

土遁の術

 リンゴの使用した忍術。

 土からリンゴの首が生えてきた。

 

天瞬遁動

 自己分析モードになると周りが見えなくなるリンゴが編み出した奥義。

 無我の境地に至ることで無意識的に相手の攻撃を避け、残像を残して背後に回る技。

 

・その他メモ

リンゴからみかんをいつも食べている知り合いの忍者がいるという発言があった(おそらくミカンのことと思われる。)。

 

以上。