白猫プロジェクト ストーリー解体書 エドガルド・マレル思い出ストーリー編

・登場人物

エドガルド・マレル

 大柄で血の通っていない青白い顔を持つ男。海賊であり、飛行島を略奪するために島に降り立った。

 主人公と島を賭けた勝負を行おうとしたが、彼が子供であり親もいないことを知ると成長するまで勝負はしないと決めて島に居座り始める。

 主人公の成長を心待ちにしており、肉を奢ったりその後肉ばかり食べて栄養が偏ってしまうと壊血病になってしまうとも注意している。

 アイリスからすでに死んでいるのではと告げられキャトラから鏡を渡されるまで自身が死んでいたことを忘れていた。この際に自身の顔を見て青白くていい男が台無しだと死んでいること自体にはショックは受けていない様だった。

 死んでいることに気付いてから自身は名前や海賊であることは覚えているがそれ以外の細かい記憶がないことに気付き始める。

 その後、自身は今は違法な商売である奴隷商船だけを狙って略奪するのが流儀であったことを思い出し、飛行島に降り立った際にはそのことを忘れていたと発言する。

 ある日、アイリスの言った世話焼きのお父さんみたいという発言から自身が死んだ時の記憶を思い出す。そして自身のやるべきことを思い出し、すぐにでも飛行島を手に入れる必要があるとして成長を待つという言葉を撤回し主人公と剣を交える。

 この際に主人公が放ったルーンの光と彼の瞳の中の光に心を動かされ、自身が死んだ時の話を主人公たちに打ち明け始める。

 奴隷商船を襲って子供達を解放していたある日に、商船がヴァルアスを始めとした魔物たちに襲われて火を放たれてしまう。その際に船員たちが逃げる時間を稼ぐために単身ヴァルアスに抵抗をする。その際に彼の魔剣である『ほの暗く燃ゆるもの』を奪い取り時間を稼ぐことには成功したが、商船とともに海に沈んでいってしまう。その後、魔剣の力で幽霊船の船長として復活し、ヴァルアスを討伐する旅を始めた。

 旅の途中にエクソシストによって浄化されそうになり、その際に幽霊船は消滅、自身も浄化されかけたことにより記憶がなくなってしまっていた。

 力のある飛行島を手に入れることができれば、ヴァルアスの討伐も夢じゃないと判断し島を略奪しようと考えた。

 主人公の瞳に光があるうちは島の戦力になると宣言し、その光が失われてしまったら島を掠奪すると主人公に忠告した。

 

主人公

 飛行島を賭けた戦いをさせるためにエドガルドが世話を焼いていた。彼から見ると少しは鍛えているがまだまだひょろっちいとのこと。

 エドガルドと剣を交えた際には倒すのでなくルーンの光を用いた話し合いに持ち込んだ。

 

アイリス

 エドガルドが死んでいたことと所持している魔剣の魔の力を感じ取っていた。

 

キャトラ 

 エドガルドとの交流を深める。

 

ヴァルアス

 活きのいいソウルを集めるために各地を襲っていた。

 海賊は野蛮として会話もろくにしようとしなかったが、魔剣を奪い取ってまで時間を稼いだエドガルドのことは少し認める様な発言があった。

 

航海の天使

 壊血病で死んでいくものが多い航海士たちが祈った時に降臨した。

 お告げとして「肉、肉、野菜、肉、野菜だー!」という言葉を残した。

 このお告げから野菜の漬物を持ち込むことが多くなると壊血病患者も減少した。

 お告げのセリフはサマーソウルを思わせるが、同一人物なのか彼の師匠的な存在なのかは不明。

 

・用語

飛行艇

 現在の主流移動手段。

 ルーンの力で飛行するため、人を運ぶのは便利であるが重い荷物を運ぶ際にはルーンの消費が多くなり、ルーンを多く積めば荷物も制限しなければならないため、貨物を運ぶ際には船を用いることが多い。海賊はこういった物資を運ぶ船を飯の種にしている。

 

ほの暗く燃ゆるもの

 ヴァルアスの所持していた魔剣。

 奴隷商船での戦いでエドガルドが奪いとった。

 人間では扱いきれない代物で、ただでは死ねないというヴァルアスの忠告通りエドガルドは死してなお幽霊船長として呪われた状態になっている。

 

以上。