白猫プロジェクト ストーリー解体書 アマーリエ・グラス思い出ストーリー編

・登場人物

アマーリエ・グラス

 美しい金髪の女性。世界に歌を届ける吟遊詩人。飛行島には鳥達の紹介で来た。楽しそうに竪琴をつま弾き歌う姿は聴くものを楽しい気分にさせる。歌は気持ちを形にしたもの、歌うということは気持ちを残すものとして古くから伝わる曲や新しく作られる曲へを大事にする。エルフの出自など古の時代についても多く知る知識人な一面もある。「エルフは生きれても千年しか生きれない。」と寿命に対しての価値観が普通の人間と大きくずれている。ある国で人気の〈ろけんろー〉に興味を持つが、その騒々しさと観客の熱中ぶりに気圧されてしまい青ざめていた。〈ろけんろー〉を野蛮で騒々しいものと評価したが、ほんの刹那の想いを残そうとする真に迫った凄みを認めており、自身には無理だがあれはあれで素敵と心の整理をつけた。

 

アイリス

 エルフの寿命の話になった際にはアマーリエの年齢が気になっていたが、口には出さなかった。

 

主人公・キャトラ

 アマーリエとの交流を深める。

 

・用語

エルフ

 ソウルの結晶であり、妖精の一種。ルーンが落ちてくる前に天空に満ちた上質なソウルから祖であるエルフが生まれたとされる。ルーンと共にエルフも地上へと落ち、昔あった様な力はほとんど失われている。これの影響で寿命も短くなり長く生きても千年程。

 

抱くべからざる 恋であり
逢うべからざる 人である
いかにこの身の焦がれども
愛のさえずり 禁忌にたがれず
朽ちゆく胸に 思慕を閉じ
せめて痛みを 愛おしむ

 

 アマーリエの歌った昔の恋物語。身分違いの恋ゆえに引き裂かれたふたりの曲。アイリスは物悲しい歌と感想を言った。

 

ろけんろー

 ある国で流行っている音楽のジャンル。激しく騒々しい。観客の中には失神するものもいる。キャトラがその様子を聞いた時には地獄絵図と称した。

 

命の芽吹き 雪を割り
おのがさだめを 望み立つ
いかなる色にも 染まりうる
果てなき光を見出せば 輝く未来は ろけんろー

 アマーリエがろけんろーをエッセンスとして使用して自作した曲。

 

・その他メモ

天空の王国が崩壊した際にルーンも落ちてきた模様。

飛行島は良いソウルを育んでいる。