白猫プロジェクト ストーリー解体書 星3アーチャー・魔導士思い出ストーリー編

・登場人物

クリストファー・アボット

 大きな荷物を背負った青年。職業は冒険学者。世界中の秘境を求めて旅をしているが、かなりの方向音痴で北の雪国を目指していたのに南国の半獣の村にたどり着いてしまうほど。本人は方向音痴を自覚しておらず、使用していた地図が古いせいだと考えていた。主人公達との交流で自身の方向音痴に気付き愕然とするが、これを克服し自身の力で秘境に辿り着くと宣言する。目的の場所とは異なっているものの方向音痴が幸いし、数々の秘境に訪れている。貴族の生まれだったが旅することを家族は認めず喧嘩別れとなってしまった。一時期は先述した南国の半獣の村で暮らしていて今でも度々村人と手紙を交換している。

 

ミィニャ・ナゴール

 大きな猫耳を立てた少女。猫の半獣のため語尾にニャとつける。故郷は半獣だけが住む南の島。この島には獣人は住んでいない模様。故郷の里で方向音痴の学者(恐らくクリストファー)から島の外の世界の話を聞き、好奇心から里を飛び出した。滝、湖、雪を見てみたいものの例に出す。飛行島に滞在している最中にホームシックで泣きじゃくるも主人公のルーンの光で落ち着き、見たことのないものを探す冒険への期待を膨らませた。ホームシックになった際にアイリスから手紙を書くことを提案され、初めて挑戦する。

 

ジェニー・カーライル

 快活そうな女の子。特技は早撃ちであり賞金首を捕える有名なカウガール。一度狙った獲物は逃がさないが信条。容姿に自信があり多数のファン達がいる。自身を悪漢から救ってくれたカウボーイに恋をして度々アタックしているがすぐに逃げられてしまう。そのことから自信を喪失するも主人公のルーンの光に励まされ、再度アタックし始める。

 

フウカ・リー

 身軽な格好の少女。軍で斥候を務めている。鳥と会話することが可能でよく一緒にランチを食べている。アイリスの落とした金を地面に着く前にキャッチする、焦った時には残像だらけになるといった俊足の持ち主。家が貧乏で自身も売られそうになるが軍師によって俊足を買われ軍に務める様になる。家には仕送りを送っている。自身が売られそうになったことを笑い話として話すなどたくましい性格。飛行島に来たのは偉い軍師に島の調査を命じられたため。キャトラ曰く鳥頭であり、帰り道や軍からの機密指令書の場所を忘れる描写がある。

 

パン・メルヘラヴィー

 数匹のうさぎを連れた少女。失われた魂を呼び戻す霊媒師。しかし、彼女が呼べるのはうさぎのみである。彼女が連れているうさぎは霊体でありアイリスが撫でても良いかと聞いた際にはあなたの友達ではないと強く拒絶した。昔もらった人形がうさぎの形であり唯一の友達だったがボロボロになり捨てられてしまう。それから孤独を経験するもその間にいつの間にか霊体のうさぎを呼ぶことができるようになる。飛行島に来た際にはアイリスが特に気にかけており、友達になろうと提案されるも照れて逃げ出してしまう。新たな一歩を踏み出そうと自分から声をかけようとするもうまく話せなかった。主人公のルーンの光の影響で会話することが可能になったうさぎの霊体達の後押しもあり、アイリス達に友達になって欲しいと自分から発言した。

 

アセト・サビー

 妖艶な美女。一国を治める女王。占いを得意としそれを使って国民を導き統率した。占いは杖をかざして行い、天気や吉凶、近い未来も遠い未来も占うことができる。日常生活では召使に頼り切りだった様で召使のいない飛行島では主人公を強引に召使とした。呼んだら3秒で来いなどとむちゃくちゃな言動が目立つ。飛行島に滞在してから少し経った日に召使の名前や顔、国の場所や名前を思い出せないことに気付き大きなショックと動揺を見せる。主人公のルーンの光によって記憶が呼び戻され、自身の国は遠い昔に滅んでしまっていたことと臣下たちが自身を国のルーンに魂を宿させ破滅から守ってくれたことを思い出す。現在は生きてもいなければ死んでもいない状態。

 
バニー・モモ

 バニースーツの少女。サーカスのマジシャン。うさみみはあるもののただの服飾である。魔法に頼らずトリックで観客を魅了するマジシャンになることを目指している。彼女の行動原理は目立ちたいことにあり、本人曰く可愛い自分が目立てば世界が平和になるとのこと。派手なマジックを練習しようとするものの脱出マジックの脱出方法が主人公任せ、人体切断マジックでサーベルを使い本当に切ろうとするなどとトリックが用意できなかった。ハンカチやサーベルなどをどこからともなく出現させるマジックは得意で、アイリスから褒めれれるも地味で目立たないのではと考える。しかし、周囲の反応は良くその場でできるマジックを披露し始めると徐々に人だかりができ始めた。

 

フィリップ・アイレンベルク

 ローブを羽織った青年。魔法学校で紋章魔法の教師をしている。人見知りであり生徒ともうまく話せないこともあり学年主任の先生におしおきされている。学年主任に想いを寄せており本人はおしおきで快楽を感じてしまっている様子。モンスター達が強くなっていることから教師も強くならなければと思い立ち飛行島に紋章魔法の実地研究のために訪れた。先述の学年主任に振り向いてもらうために男らしくなりたいと決意する。そのために勇猛の紋章を使用し荒々しい性格に変身するも自己を攻撃的に卑下し始めてしまう。主人公のルーンの光によって紋章効果が解除され、男らしくなりたいものの乱暴にはなりたくないと反省する。

 

・用語

冒険学者

 冒険学者は遺跡等の発見を目的とする冒険家とは少し異なったものであり、遺跡を発見するだけではなく調査し謎を解くことが仕事。

 

霊体

 死んだ魂が現世に具現化した姿。生きている様にしか見えない。霊体は心が元気であるならば死んでいても元気な姿を見せる。

 

紋章魔法

 ルーンの紋章を組み合わせて新たな効果を生み出す魔法。ルーンに刻まれた効果の種類ごとの紋章を組み合わせる。キャトラはルーンのつぎはぎ改造と表現した。ルーンの効力自体は落ちてしまうが幅広い効果を得ることができる。

 
雷撃の紋章

 フィリップが無くした紋章。詳しい効果などはわからなかった。

 

勇猛の紋章

 フィリップが自身に使用した。攻撃的で荒々しい性格になるが、フィリップはその攻撃性が自身へと向いていたためある程度効果に個人差があると思われる。

 

・その他メモ

ミィ二ャは喋る猫など存在しないと考えキャトラを獣人と勘違いしていた。

タビィの思い出内で語られたピレント島付近の半獣の島の猫の半獣の友達はおそらくミィニャと考えられる。

フウカの所属している軍の詳細は一切判明しなかった。

アイリスはパンの周囲にいるうさぎ達が霊体であることを瞬時に見抜けた。

アセトのセリフに寿命の長い鳥人族の男が国民で唯一生き残っている可能性があるというものがある。

魔法は今では一般的になっているが適性がなく魔法を使用することができない人々もいる。

マジシャンはトリックで人を魅了する。魔法使いは不思議なパワーを使うとモモは区別している。

 

以上。