白猫プロジェクト ストーリー解体書 星3ウォーリアー・ランサー思い出ストーリー編

・登場人物

アレクサンダー3世

 赤いマントを羽織った少年。偉大な王の孫。わがままな性格でキャトラ達に友達になれと駄々をこね困らせた。周りには友達がおらず家来しかいなかった環境で成長したため、友達と家来の違いがわからなかった。わがままな性格が行き過ぎ父から城を追い出された。それを機に自身の性格を変えるため、キャトラ達に友達との接し方を素直に質問した。城を追い出された現在は王位を継ぐ条件であるドラゴン討伐を目標に旅をしている。真の心根はとても優しく、問答無用でドラゴンを倒す道では無くドラゴンとも友達になれる様な道を選びたいと主人公達との交流で決意する。

 

タイキ・グリーンファーム

 クワを担いだ訛り口調の男。屈強な体をしており本人曰く野菜と米と肉を食べて仕事をしたらこうなった。飛行島に来てもヘレナが趣味で作った畑を耕している。飛行島に来た理由は畑仕事と戦闘の報酬の両立のため。現在は出稼ぎ中。出身の農村は貧乏であり領主からの重税が払えずいつなにをされるかわからない状態。野菜と村への思いが大地の女神に届き、野菜を媒介に話すこととなる。大地の女神の力により領主はこらしめられたものの、主人公達に恩義を感じ飛行島での畑作業は続けることとなった。

 

大地の女神

 タイキの思い出ストーリーに登場。野菜に手足を生やすことでタイキとのコンタクトを図るも肝心の会話ができなかった。主人公のルーンの光によってタイキとの会話が可能になると、彼の野菜と村への想いに胸打たれたことと野菜の兵隊を作り出し重税をかけた領主を懲らしめたと告げる。

 

テツヤ・ロウ

 ゴツいハンマーを担いだリーゼントの青年。職業は整備士。好きな食べ物は味噌汁。素直になれず乱暴な口調ではあるものの本人は寂しがり屋であり、それを恥じ隠そうとする。主人公が風邪をひいた際には乱暴な口調ではあるもののとても心配した。女手一つで育ててくれた母のことをうるさいと言った反抗的期の様な態度を取るものの倒れるほど無茶して働く姿にとても感謝し心配もしている。趣味はクズ鉄を集めてゼンマイ仕掛けの小さなロボットを作ること。寂しいやつみたいという理由で最初は隠していたが、主人公のルーンの光によって勝手に動き出したロボットを見られ主人公達に自身の趣味を告白する。

 

グリーズ・ロウ

 整備士。たくましい筋肉を誇る女性。飛行艇の専門家ではあるものの機械全般を修理することができる。テツヤの母であり彼の世話を焼くが少し煙たがれている。飛行島では家事全般も手伝っており、面倒見の良さからアイリスからみんなのお母さんと称される。ルーンドライバーに使用される未知の先進技術やロボットを殺戮兵器として使用する国の出現などから、人間の進歩がロボットの進歩に追いつけずいつか止められない時代が来ると危惧した。それから暗い表情を見せるが、ルーンの光に励まされ一つ一つの技術をものにしていく他ないと前向きに考える様になる。

 

セレスティア・ムーンライト

 蒼いドレスを身に纏った美しい淑女。愛しいあの人を探して旅をしていた。自分の世界に入りがちで主人公達が目の前にいるものの独り言を呟き続けてしまったりする面がある。出身は深い海の底にある人魚の国。魔女によって尾びれを足に変えてもらい地上にやって来た。代償として高額な請求をされたため父の趣味の骨董品を売り払う。魔女から愛しいあの人は妄想の人物ではと指摘され激怒するが具体的な反論はしていない。海底からは手紙でやり取りをしている様で父から早く戻るように告げられ焦りから取り乱して騒ぎ始める。主人公のルーンの光によって落ち着くも光に感銘を受けて愛しいあの人は主人公だったとこじつけて主人公に求婚する。

 

マコト・サヨナキ

 可憐な少女。人間の腕よりも太くて長い注射器を携えている。職業はナース。主人公達との挨拶の時点から巨大な注射を刺そうとするも躱される。その後もしつこく注射する機会を狙い続けた。彼女が注射にこだわるのは機工のルーンの影響で出身国の国民が病弱であり、自身は治療用ナノマシンを注射したことで元気になったため、周りにも注射を強要する。強化用ナノマシンを使用し暴走状態になってまで主人公たちに注射をしようとするがルーンの光で落ち着く。しかし、避けられるのならば拘束してから注射すれば良いと間違った方向に悟ってしまった。

 

ヴォルワーグ・ロマネ

 帝国陸軍所属の大尉。軍服を纏った狼の獣人。バロンによって島の警備のために派遣された。高い身体能力を持つ獣人であることや軍人としての誇りを重じているが、少し頭が固すぎるところがある。アヤメなど女性が軍にいると規律が乱れるといった発言や男は命を懸けて戦う、女性は家庭を守る。等の古い考えが捨てきれず、時代に合わせた考え方と自身の考えのギャップに悩む。バロンからの時代は変わったという発言を最終的には受け入れ、軍人が民を守ることは変わらず頭の固い自分はこれを貫くことに注力すると宣言する。

 
コムギ・クロッカス

 裁縫道具を手にした少女。職業は仕立て屋。キャトラの毛並みに一目惚れし度々毛刈りをせがむが嫌がられている。大きなスカートのほつれを一瞬で直す技量を持っている。ヨシオの思い出で話に出た幼馴染に該当する人物で男子の冒険への憧れに少々あきれていた。飛行島にやってきたのはドラゴンのタテガミの入手のため。村を出て修行することを両親に反対され、半分家出という形で旅に出た。その際にドラゴンのタテガミで服を作ると啖呵を切ったことから飛行島にドラゴンを探しにやってきた。村の祭りにタテガミを使用した服を作ろうとするもののドラゴンは見つからず、両親とは村に戻ってしっかりと話し合うことにした。

 

アヤメ

 ヴォルワーグの思い出ストーリーに彼女の話が出た。紅茶好きのあまり行軍時まで茶葉を携帯しているとのこと。腕は確かと評価されている。

 

ヨシオ

 コムギの思い出ストーリーに彼の話が出た。強い冒険心や無鉄砲さにあきれられていた。

 

バロン

 ヴォルワーグの思い出で彼の話が出た。大尉であるヴォルワーグを派遣することのできる立場、時代との考え方のギャップに悩む彼にアドバイスをするなど上下の関係があることが示唆される。バロンの詳しい素性を知らないというキャトラ達にヴォルワーグは「嘆かわしい。」と漏らしていた。

 

・用語

ルーンドライバー

 グリーズによって解析されるも詳しい機能などは判明しなかった。

人魚の国

 セレスティアの故郷。深い海底にあるものの地上と手紙で連絡することが可能。

機工のルーン

 機械技術を発展させる効果を持つルーン。あまりの効果の強さに使用する国の国民達は病弱な体質に変化してしまう影響がある。

 

治療用ナノマシン

 マコトの携帯する巨大な注射器で注入される機械。体質に合ったものであれば病気を治し病弱な体質も改善することができる。しかし、体質に合わなければ拒絶反応で死亡してしまう。マコトの注射器が巨大なのは体質を調査しナノマシンを調整する機能が内蔵されているため。

 

ナノフィラメントカーボンワイヤー

 マコトの思い出ストーリーにセリフでのみ登場した単語。恐らく機工のルーンの力で生産される丈夫な素材のワイヤー。

 

獣人

 獣の身体能力を持ち人間の器用さを持つ人種。動物が人型になった様な姿をしている。この定義からバロンやピレント島のガザとエーギルなどがこの人種にあたると思われる。

 

半獣

 人間の身に耳や尻尾だけが生えた姿をしている人種。ピレント島のタビィやイリーナがこの人種にあたると思われる。

 

ドラゴンのタテガミ

 コムギが欲しがっている。本来ドラゴンにはタテガミは生えていないものとされるが、特殊な個体には生えているものもいる模様。毛並みがとても良い。

 

・その他メモ

タイキ曰くアイリスは細すぎる。

飛行島には飛行艇で来る者が多い。そのためグリーズが着陸用の誘導灯を作成し設置した。

帝国には獣人のみで結成された精鋭部隊が存在する。アヤメはその部隊との仕事の成果で大尉に推挙された。

獣人は自然領域ならば無類の強さ。災害救助の際にも嗅覚を使った様々な活躍ができる。

キャトラの毛並みはドラゴンのタテガミと偽っても疑われない美しさ。

 

以上。