白猫プロジェクト ストーリー解体書 〜第9章〜大歓迎!テーマパークの島NORMAL編3/3

・あらすじ

㉑ドゥドゥが頭上に黒炎の球体を生成してキャトラめがけてそれを放つ。庇うグローザ。更にそれを庇うようにグローザに光速で肉薄したミスターマンが黒炎の直撃を受ける。

 倒れるミスターマンに困惑するグローザ。グローザに気付くアイリス。タフガイなため焦げながらも立ち上がるミスターマン。コケにされていると怒りを露にするドゥドゥ。

 

㉒ドゥドゥに強い闇の力を感じるアイリス。グローザからシャッテンシュピールであることを説明される。

 キャトラを助けてくれたことに対して礼を言うアイリス。それを素直に受け取らないグローザ。ハーティとのことを気にしているのかとアイリスに問われるもそれを含めてアイリスと自分は相容れないと語るグローザ。

 キャトラを守ってくれたため礼を言っているのだと言うアイリスに気のせいだととぼけるグローザ。しかし、キャトラが庇われたと話す。自分は平等であり事実事実、ヒネて受け止めたりはしないと話すキャトラ。アイリスはもっと平等で優しいとも語る。

 話しをしているが今は緊急事態だとアイリス達に注意するジモート。ドゥドゥが城の壁に手を触れると、城と同化して砲弾の雨を降り注がせる。

 人に夢を与える遊園地を何の権利があって壊すのだとドゥドゥに怒りを見せるジモート。逃げるしかないとキャトラ達から忠告されるも、自分達の島であり、お客様のための島であると逃走を拒否する。

 アトラクションくらい壊れてもいいだろうと話すキャトラに、ここにあるものは全て無駄だと話すジモート。笑い、興奮、熱狂、そんなものは生きる上では必須ではないと語る。だからこそ、人は明るく生きていくべきだと熱弁してそういった誇りで建った場所だと話す。

 自分を狙うようにドゥドゥを挑発するジモート。砲弾の雨をかいくぐりながら、新しいアトラクションにはぬる過ぎると挑発を続ける。ドゥドゥがジモートに集中している隙に策を考える主人公達。

 

㉓ドゥドゥの狙いを引き付け続けるジモート。しかし、かなりの直撃を受けており更に砲弾が直撃しそうになってしまう。そこに駆け付けるミスターマンがジモートを庇う。

 自分が止めて見せると提案するグローザ。怪我を負った身では危険だと抗議するアイルリス。しかし、ここで命を使い切ると覚悟を決めているグローザ。一か八か全生命力を雷に変えてドゥドゥを貫くと話す。

 キャトラと最後に会えてよかったと話し、闇には戻れない用済みの半端ものだと自虐するグローザ。灰緑の魔障グローザ、由緒正しき黒の公爵家に生まれた姫と名乗りを上げて目を焼く程に雷の光を強める。

 主人公とキャトラに別れを告げて雷を放とうとした矢先に、ミスターマンが肉薄する。それに驚き、中途半端な雷がミスターマンに直撃する。

 この島にようこそとだけ告げるミスターマンに馬鹿じゃないのかと怒るグローザ。怒りもいずれ笑いに変わると話し、元気が出たろうとグローザに問うジモート。出ていないと抗議するグローザの話は聞かず、次は元気を笑いに変える番だと話す。

 グローザもジモートとミスターマンに元気にさせられていると話すキャトラ。アイリスはキャトラも元気にさせられていると話す。

 笑いが一人の乙女を救ったと高らかに宣言するジモート。既にこの勝負は見えたと確信するジモート。自分達の誇りを守ろう、笑いは無敵だと話すミスターマン。

 

㉔ドゥドゥの攻撃を引き付け続けるジモートとミスターマン。体のピークはとっくに過ぎているが心はホット、倒れてはいられないと強気な言葉を放つ。しかし、二人とも既に満身創痍であり立っているのもやっとな状態だった。

 そんな二人の様子を見て馬鹿な二人だと笑うグローザ。黒の王国の復活の為戦ってきた過去を話すグローザ。償えるものではない罪を犯してきたと過去を語り、誰にも必要とされていない状態にもうどうでもよくなっていたと話す。

 ジモート達に何故そこまでするのかと問うグローザ。返答は誇りを守る為というものだった。それを受けてきっと命を懸ける価値があるものだと理解するグローザ。

 自分を思い出したと語るグローザ。闇の道化、闇の王、自分をこんな目にあわせて何様のつもりだと怒り始める。自分を利用していたとはいい度胸だと戦う覚悟を決める。

 すると、慈愛のルーンが光を放ち、グローザの体を癒していく。大いなるルーンの白の力が黒のグローザを認めたとアイリスが説明する。

 黒だって最初から悪ではないと話すアイリス。なんでも美化しすぎだとアイリスに言うグローザ。主人公と共にドゥドゥを討伐する決意をするグローザ。

 

㉕見事、ドゥドゥの討伐に成功した主人公達。元の少年の姿に戻ったドゥドゥに止めを刺そうとするグローザ。しかし、それをミスターマンが止める。

 人を笑わせるのが自分たちの使命であり、敵や味方や闇などの区分は意味がないと自分達の信念を話すジモート。

 抵抗するグローザの肩を掴み続けるミスターマン。ミスターマンは笑いの為には手段を選ばない男であり、超一流のパントマイマーな為、誰かの命を奪うなんて悲劇を諦めない限り三日三晩でも動かないと説明するジモート。

 主人公やキャトラに助けを求めるも助けられないと言われてしまうグローザ。そんなグローザたちの様子を見て、滑稽な虫けら達だと思わず笑ってしまうドゥドゥ。

 しかし、その瞬間ドゥドゥの体を黒い炎が包む。ドゥドゥが倒されるのを予見していたエピタフによって何かを混ぜられていたドゥドゥ。炎が消えるころには何も残っていなかった。

 役立たずは捨てるエピタフのやり口を話すグローザ。あくまで手ごまの一つだったドゥドゥに同情をしていた。

 

㉖ジモ島を離れる事になる主人公達。ジモートはもう行ってしまうのかと名残惜しそうにしていたが、アイリスはとてもお世話になったと感謝していた。

 元の15%は明るくなれたかとアイリスに問うジモート。どうでしょうとはぐらかすアイリス。

 その場にいなかったミスターマンはどこに居るのかと質問するキャトラ。会いたいかと言われればそうでもないが、いなきゃ落ち着かないと話すと、ジモートはもっと会いたい人を連れてやってくると話す。

 ミスターマンに追われてやってくるグローザ。慈愛のルーンをアイリスに返すと、キャトラから一緒に闇を倒す旅に行かないかと誘われる。

 擁護してもいいかなと思えるだけの行動を見た、一緒に行かなければこれからどうするのかとグローザに問うキャトラ。しかし、グローザは闇に裏切られてもアイリスを信じたわけではないと話す。

 ならば近くで見ていればいいと話すキャトラ。ちゃんと見なかったから闇の王たちには騙されたのだと話す。それを受けて同行することを決めるグローザ。

 主人公に心の傷は時間が掛かるとアドバイスをするミスターマン。主人公に記憶がやはりないのかと話し、主人公は本当はという所まで話そうとするが今の自分には話せないとやめてしまうグローザ。

 今のままでは闇の軍勢には勝てないと戦力を分析するグローザ。しかし、数万年の昔にたった一人で闇と光の軍勢に牙を剥いた狂える竜の神の存在を話す。その人物を仲間にすることが出来れば希望が見えてくると話す。

 その人物は今でも灼熱の監獄タルタロスに幽閉されている事を話すグローザ。

 

終了。

 

・登場人物

主人公&アイリス&キャトラ

 あらすじ参照。

 

グローザ

 闇の王たちからの裏切りを経て、キャトラの言葉に心動かされ仲間になることを決めた。

 黒の存在であるにも関わらず、白の力である大いなるルーンの慈愛のルーンから認められて傷を癒された。

 

ジモート&ミスターマン

 ジモートはドゥドゥからの砲弾を何度も直撃、ミスターマンは同じく砲弾と黒炎の球体とグローザの雷の直撃を受けても倒れずに、ドゥドゥの気を引付け続け、主人公達の勝利に貢献した。

 ジモ島から主人公達が去る頃には傷も回復している様子だった。

 

ドゥドゥ

 黒い炎による攻撃の他にも無機物と一体化できる能力を持っており、ジモートランドの城と一体化して砲弾の雨をジモート達に浴びせ続けた。

 最後にはジモート達の行動に思わず笑ってしまうも、エピタフによって始末されてしまう。最後にはエピタフを怨む言葉を遺していった。

 

エピタフ

 登場はしなかった。

 ドゥドゥが負けることを見越して自滅するように彼の体に何かを混ぜ込んでいた。

 

狂える竜の神

 グローザが存在を話した。

 数万年の昔にたった一人で闇の軍勢と光の軍勢を相手に戦い抜いた人物。

 今でも生きており、闇の王ですら始末が出来なかったため、現在は焦熱の監獄タルタロスに幽閉されている。

 己の以外のあらゆる存在を許さなかった狂える竜の神とグローザは説明した。

 

・用語

慈愛のルーン

 白の力ではあるが、黒のグローザの事を認めて彼女の傷を治療した。

 グローザの手からアイリスの元へと返還された。

 

焦熱の監獄タルタロス

 闇の王が始末できなかった狂える竜の神が幽閉されている場所。

 

以上。