白猫プロジェクト ストーリー解体書 友達になりたい編

・あらすじ

①リーゼロッテに友達を作る打開策を思いついたと話すクマロン。森の中へ行くようにリーゼロッテに指示を出す。

 危険な森だったため、主人公たちが後を追いかけて詳しく事情を聞くことになる。似た者同士は惹かれ合う、リーゼロッテにぴったりな相手を見つけたとクマロンは話す。

 主人公達が友達になるとキャトラが申し出るが、クマロンはなんかダメだとその提案を却下する。

 同じ孤独な兎の気配を感じるとリーゼロッテを案内するクマロン。しかし、その先は崖であり、アイリスが注意することで転落はしなかった。

 これに怒ったリーゼロッテはあえて狭い道を普段しない全力疾走で通り、クマロンの体に枝を刺しながら進んだ。その後、魔獣と接敵した際もクマロンを盾にしていた。

 

②にわか雨に降られる一行。水は自身の天敵であると慌てるクマロン。雨宿りを出来る場所を探すようリーゼロッテに言いつけるが、リーゼロッテはクマロンを傘にして雨をしのいだ。

 水を吸い取り始めたクマロン。リーゼロッテに対して四肢を裂くなどの脅迫を始めるが段々と口調がゆっくりとした重たいものになっていき、動かなくなってしまう。

 リーゼロッテは動かなくなったクマロンを絞って復活させて、その後枝に干して乾燥するのを待った。

 

③友達候補を発見したと言うクマロン。指した先にはパンがおり、低俗な人間と声を掛けようとするも、リーゼロッテが口を握ることでそれを妨害した。

 主人公達から何故森に居るのかと質問されるパン。失われたうさぎの魂を呼び戻していると返答した。また、クマロンはパンがネクロマンサーだと知ると、面倒なことになるから自分に近寄るなと注意した。

 自己紹介を途切れ途切れ始めるリーゼロッテ。第一印象がその後の関係を決めるその意気だと応援するクマロン。パンも自己紹介をするが、互いにぎこちないものになってしまう。

 13億とんで99匹の悪魔を盛り上げた会話術を披露するとリーゼロッテ達に助け舟を出すクマロン。軽く互いを知ることで心の距離を縮めると言って二人に質問を始める。

Q趣味は? うさぎと遊ぶこと(パン) コインを垂直に立てる事(リーゼロッテ)

Q今までで一番印象に残った夢は? うさぎたちと遊ぶ夢(パン) 魚の骨が喉に刺さる夢(リーゼロッテ)

Q無人島に持っていくものは? うさぎたち(パン) クマロン以外(リーゼロッテ)

 質問を重ねるも盛り上がらない会話に現実逃避を始めるクマロン。美しい夜明けを見よと盛り上げる事を諦めてしまった。

 

④パンと友達になる事には失敗してしまったクマロンとリーゼロッテ。それでも自分の真の姿を取り戻すためにリーゼロッテに友達を作ることを諦めないクマロン。

 同族嫌悪と言う壁に阻まれてしまったという前回の反省を活かして、今回は逆のタイプの人物にアタックをかける作戦を考える。

 自身の地獄耳で活きのいい少女が夜な夜な徘徊しているという噂を聞きつけたクマロン。その少女とリーゼロッテを友達にする事を目標にする。

 先ほど枝が刺さったせいでほつれが出来てしまったクマロン。キャトラの引っ張ったら毛玉になるかもしれないという発言をリーゼロッテが聞くと、母親に新しい遊具を買ってもらったような目をしはじめる。

 クマロンのほつれを引っ張り始めるリーゼロッテ。クマロンは自分も髪の毛を引っ張られたらいやだろうと抗議するもリーゼロッテは手を止めなかった。

 キャトラが主人公にリーゼロッテを止めるように言ってその場は収まった。

 

⑤活きのいい少女を見つけたと指すクマロン。その先には怪我をしたモモがいた。

 大爆発からの脱出マジックを練習していたと話すモモ。街で行った所、怒られてしまったため森で行っていると話した。

 クマロンを見てリーゼロッテが腹話術をしているのかと興味を持つモモ。クマロンは咄嗟にパペット人形のふりをして、マロンと自己紹介をした。

 まったく口の動かないリーゼロッテを見て、一緒にマジックショーをしないかと提案するモモ。リーゼロッテはそれを拒否しようとするが、クマロンがそれを遮りぜひやろうと承諾した。

 もっと派手なマジックはないかと聞くモモ。クマロンは自分の体に針を刺して上手くいけば飛び出すクマロン危機一髪はどうかと提案する。

 もう少し派手にしたいと話すモモ。大砲の中に入って脱出マジックはどうかと提案する。リーゼロッテは無理だと嫌がったが、クマロンは腹を括り死なば諸共だと言って二人で大砲の中に入り、撃ち出されてしまった。

 その一連の流れを見ている事しかできなかった主人公達。キャトラはファイトー!と声援を送っていた。

 

終了。

 

・登場人物

リーゼロッテ&クマロン
主人公&アイリス&キャトラ

 あらすじ参照。

 

パン

 失われたうさぎの魂を呼び戻すために物騒な森に一人で居た。

 リーゼロッテとぎこちない会話を繰り広げて、クマロンの助け舟の質問もうさぎの事しか話さず、リーゼロッテとは友達になれなかった。

 

モモ

 街で大爆発からの脱出マジックの練習をして怒られてしまい、怪我をしながら森で練習をしていた。

 クマロンはリーゼロッテが腹話術で話していると思い込み、マジックショーを共にやらないかと提案した。

 リーゼロッテの腹話術では派手さが足りないと話して、リーゼロッテとクマロンを大砲に詰め込み脱出マジックを強行した。

 

・用語

悪魔式逃走術427型〈不意打ちは風のように去りぬ〉

 モモが街でマジックの練習をして怒られたという経緯を聞いて、これに当てはまるとクマロンは悪魔式逃走術の使い手としてモモを認めていた。

 

クマロン危機一髪

 クマロンの体に針を刺して上手くいけば飛び出すと言うかくし芸。

 クマロン自身がマジックショーで使えないかと提案した。

 

以上。