白猫プロジェクト ストーリー解体書 Divine Dragon's Saga編2/2

ラピュセル

 エクセリアの相棒の白竜。

 竜の国領内で行われた大規模な白竜狩りでゲオルグが唯一助け出すことができた幼体だった。

 エクセリアが真のドラグナーと竜の絆の証は人語を話すという話をしていた際には不安そうな様子を見せたり、邪竜と化した母親を見て怯えていたりと性格は控えめ。

 エクセリアが自身と共に戦う覚悟を決めると、片言ながらワタシもアナタが大好き、ワタシもアナタのために戦いたいとエクセリアに告げ、真のドラグナーの力を解放した。

 邪竜との戦闘が終わると人語は話せなくなってしまい、エクセリアの成長次第で話せるようになることがゲオルグから語られた。

 

カグツチ

 ゲオルグの相棒の竜。飛行島に現れた時から人の言葉を話せている。

 竜の国を知らないと言うキャトラに対して、見聞の狭い奴、所詮は愛玩されるだけしか能のない種族と言い放つなど、竜以外の種族を下に見た発言も多く、キャトラからは偉そう、失礼と言われていた。

 失礼な言動に怒るキャトラにゲオルグから口は少しばかり悪いが大切な相棒だと庇われていた。

 人間には懐疑的であり、主人公達が白竜の捜索の手伝いを申し出ると、行き過ぎた善意の裏には悪意が隠れるのが常、それが人間と話している。

 

 エクセリアを仲間と言ったキャトラにはなんとも安い言葉、嫌悪する人間の言葉の一つと棘のある言い方をしていた。

 竜狩りについて話をしている際には竜狩りを人間の卑しい欲望を体現した連中と揶揄しており、口が悪いとキャトラに指摘されると、竜は誇り高い種族であり、人間の様に嘘偽りを述べるなどしないと語った。

 このことから、キャトラとは口論になり、その様子を見たエクセリアはもうキャトラと仲良しなのだと好意的に解釈していた。

 キャトラからコレと仲良しな訳がないと言われると、コレ呼ばわりに売り言葉に買い言葉で竜狩りよりも先に消し炭になりたいとみえると怒りを見せた。

 

 相棒であるゲオルグとは互いを深く信頼しており、最強と名高いドラグナーと竜である。

 ラピュセルに対して過保護的なエクセリアを見守るだけのゲオルグに対しては自分の力で乗り越えるだろうという彼の考えを妄信だと忠告していた。

 

 竜狩りからつけられていた際にはゲオルグと共にいち早く殺気を感じとっていた。

 また、レッサードラゴンが呼び寄せられている現象に対して、白竜が邪竜となっていることにゲオルグと共に気が付き、最悪の事態を想定していた。

 

 邪竜との戦いで自己を犠牲にしてラピュセルを助けようとするエクセリアに対しては、ゲオルグと共に一喝する。しかし、竜を心から思いやる意志は嫌いではないと話して、エクセリアにラピュセルと戦う覚悟を決めさせた。

 

 竜を憎む竜狩りの言葉を聞くと、所詮人と竜は相容れない存在だと語る。それを受けてゲオルグからならば自分達は一体何かと問われると、我らは人と竜に間に立つ者、ドラグナーだと語った。

 

竜狩り

 竜を倒すことに人生を捧げた残忍な狩人とエクセリアが話している。

 エクセリア達を尾行しており、ゲオルグに気付かれると人と争う真似はしない主義だと言って、戦闘を行おうとはしなかった。

 しかし、カグツチやラピュセル、竜とは一戦交えたいと語り、中でも希少個体の白竜であるラピュセルを狙うような口ぶりをした。

 おぞましい殺気とエクセリアに言われると、獣とつるんでいるドラグナーこそおぞましく野蛮だと語った。

 狙いは白竜かとゲオルグに問われると、そうとも言えるし違うとも言えると、その時点ではゲオルグ達も気が付いていない白竜の邪竜化を知っている様な口ぶりだった。

 己の身一つで竜と対等に渡り合う戦闘のエキスパートであり、身体能力は常人を遥かに凌ぐ。

 

 城塞都市で再びエクセリア達に出会うと、邪竜を指して所詮は獣、きっかけがあればこうも簡単に人へ牙を剥くと話した。

 一人では手に余る相手だと判断して、ゲオルグ達に協力を持ちかけるが却下される。

 

 宮殿内部へと移動した邪竜にはエクセリア達よりも早く辿り着いており、一人で邪竜を討伐一歩手前まで追い込んでいた。

 しかし、背後から攻撃してきたウィユによって深手を負わされ戦闘不能になってしまう。

 

 エクセリア達が邪竜を討伐すると、回復したのか再び姿を現す。

 エクセリア達が力尽きた後で獲物をいただくつもりだったと話して、エクセリアにあれ程の力があったのは見当違いだったと話す。しかし、エクセリアからは皆の助力があったからこそとその意見否定される。

 仲間、絆という言葉を竜という獣相手に話すことを虫唾が走ると話しており、兜の面を開けて一瞬、エクセリア達に自身の素顔を見せた。

 幼い頃、竜の炎によって友人、家族は皆消し炭になってしまったこと、自分だけは運悪く生き延びてしまい、このザマだと自身の過去を語った。

 エクセリア達とはもう二度と出会わないことを願うと語り、去ろうとするとゲオルグから、自分は何度でも赴き何度でも止めると宣言された。

 

ウィユ・ブロサール

 闇の一派、愉快な道化の影芝居〈シャッテンシュピール〉の一人。

 邪竜に闇の力を与えて強化していた。その際にはごめんなさいと謝りながら痛いですよね苦しいですよねと自分の行っている行為が邪竜を苦しめていることは理解している様子だったが、いっそ死んじゃいたいですよね、でも死なせない、仕方がないと強化を止めようとはしなかった。

 

 常に謝罪をしており、おどおどとした様子を見せるも行動は悪意に満ちており、竜狩りを背後から攻撃して深手を負わす、邪竜を助けたいかとエクセリアに聞いて当然だと答えられると闇の力を更に与えて邪竜を苦しませた。

 ゲオルグとエクセリアから強い怒りを買っており、邪竜よりも先に討つと自身に向かってきたゲオルグに対しては、用意した舞台が台無しになると語って、その場から姿を消した。

 

邪竜(白竜)

 エクセリア達が捜索していた、竜の国領内で起こった大規模な白竜狩りの生き残り。

 ラピュセルの母親でもある。

 眷属を狩られて仔すらも失った憎しみから邪竜と化した。

 その後、ウィユによって闇の力を与えられて強化され、城塞都市を滅ぼした。

 エクセリア達によって討伐され、竜葬のルーンによって大地へ還された。

 

主人公&アイリス&キャトラ

 エクセリア達と白竜を捜索、邪竜と化した白竜の討伐に協力した。

 

・用語

竜の国

 エクセリアとゲオルグの出身国、祖先が竜の一族と盟約を結んだことによってドラグナーと呼ばれる騎士が誕生し、竜騎士団が組織されている。

 

ドラグナー

 竜と人の絆を結ぶ者、竜と共に生き、共に戦う戦士。

 竜に騎乗して戦闘を行う竜の国の騎士たち。

 竜と人が真の絆で結ばれた時に真価を発揮する。また、竜と人が理解しあうのが試練でもある。

 ドラグナーの竜が人の言葉を話せるのは乗り手と真の絆で結ばれた証。

 

白竜

 高等な角や甲殻は貴重な素材として高値で売買される竜の中でも特に希少で個体数も少ない竜族

 以前、竜の国領内では大規模な白竜狩りが行われており、ゲオルグが救えたのは幼体だったラピュセルのみであり、落ち延びた白竜であるラピュセルの母も邪竜と化して討伐された。

 

邪竜

 破壊の衝動に目覚めた竜のなれ果て。

 脅威は天災と同レベル。

 これを討伐するのもドラグナーの使命である。

 亡骸はその地へ呪いをもたらすため、竜葬のルーンという専用のルーンで埋葬しなければならない。

 

竜葬のルーン

 ゲオルグが所持していた竜の亡骸を大地へと還すルーン。

 邪竜の亡骸はその地へ呪いをもたらすことや、竜狩りに亡骸を暴かれる危険性から邪竜討伐後、ルーンの使用するまでがドラグナーの仕事である。

 古の盟約の名のもとに、終わりゆく器より魂を解き放つ。命は天に、骸は地にと呪文を唱えることでルーンが光り輝き、亡骸も燐光を放ち、大地へと還される。

 

以上。