白猫プロジェクト ストーリー解体書 Divine Dragon's Saga編1/2

・登場人物

エクセリア

 竜の国の王女。

 相棒の白竜ラピュセルと自身の指南役ゲオルグ、その相棒カグツチと共に竜の国からやってきた。

 目的は白竜の捜索であり、長距離を飛行していたため足場となる飛行島に羽休めに訪れた。

 最初は竜に乗っていたということもあり、キャトラからは敵襲だと勘違いされた。ゲオルグによる説得で自分達の目的、出身や竜と共に戦う騎士ドラグナーだと説明された。

 白竜の話しは聞いたことがないという主人公達だったが、協力することを提案されて、共に白竜を捜索することになる。

 

 捜索途中、キャトラから王女が捜索に加わるのは大丈夫なのかと質問された際には、何度も止めたこと、頑なに聞き入れてもらえなかったことをゲオルグが話した。カグツチからも大人しく見えてとんでもないじゃじゃ馬だと評価されていた。

 これには理由があり、今回捜索している白竜は自身の相棒であるラピュセルの母親なため、白竜を無事竜の国に連れ帰りたいと話す。

 仲間ために協力をするというキャトラの言葉に感激していた。また、ゲオルグからも自身と良い関係を築いて欲しいと主人公達は依頼されていた。

 友人はほとんどおらず、かなりの竜好きなため、友人は殆ど竜である。

 

 道中を急ぐゲオルグから主人公達に白竜は現在、竜狩りに狙われているという話がされる。

 竜狩りに対しては竜を倒すことに人生を捧げた残忍な狩人という評価をしている。

 冒険家への憧れを持っており、キャトラからラピュセルと共に今度冒険に行かないかと誘われた時には嬉しそうな様子を見せた。

 公務があるとゲオルグに注意をされた際にはキャトラが代わってもう子供では無い為少しは本人の意思を尊重すべきと主張した。

 

 戦闘能力は高く、ゲオルグと共に主人公達が出る幕もなく魔物を殲滅した。

 戦闘への慣れもあり、ゲオルグに先鋒を任せて自身達は周囲を警戒するという役割分担をスムーズに実戦でも行った。

 魔物との戦闘後、腕をキャトラに評価されると、自分はまだまだだと語った。

 ドラグナーは竜と人が真の絆で結ばれた時に真価を発揮すると語り、竜と人が理解し合うのはドラグナーの試練でもあるとも語った。

 ドラグナーの竜が人の言葉を話せるのは乗り手と真の絆で結ばれた時であり、まだ人の言葉を話せないラピュセルと自身の絆は完全な物ではないと解説した。

 その話をした際にはラピュセルが不安そうな様子を見せた為、不安にさせたことを謝り、自分がちゃんと守ってあげると声を掛けていた。

 

 道中、ゲオルグが竜狩りからつけられていることに気が付く。

 竜狩りを実際に見たのは初めてであり、おぞましい殺気を感じ取っていた。

 ラピュセルを狙うような素振りを見せた竜狩りには、立ち塞がって指一本触れさせないとラピュセルを守ろうと行動した。

 

 竜狩りが去った後、激しい敵意を持つ多数のレッサードラゴンに襲われる。

 山間の城塞都市を見つけて、そこを目印に進軍することになる。

 都市へとたどり着くとそこは激しい破壊の痕が残る廃墟と化していた。

 宮殿の頂上には天に向けて咆哮を上げる巨大な竜がまたがっており、その白竜の今の姿を見て破壊の衝動に目覚めた竜のなれ果て、邪竜と化していることに気が付く。

 宮殿内部へと移動した邪竜を追いかけて、ゲオルグと共に捜索していた白竜を連れ帰るのではなく、討伐を目標に変えることを決意。ドラグナーは竜狩りから竜を守るのが務めであり、その逆も然りと語った。

 

 宮殿内でゲオルグから、以前竜の国領内の僻地で大規模な白竜狩りがあったことやそこから落ち延びた数少ない生き残りが探していた白竜だという事実が主人公達に語られる。

 眷属を狩られ、仔すら失った憎悪によって白竜は邪竜へと変貌したであろうことがカグツチの口から語られる。

 しかし、ゲオルグは邪竜の様子に違和感を感じており、邪竜が憎しみだけであれ程の力を得るとは考えずらいと語ったところ、アイリスから闇の気配を感じられたことが伝えられた。

 邪竜を闇から救う方法はないかとアイリスに聞くが、方法まではわからないとアイリスは返答した。

 邪竜は天災に匹敵するほどの脅威であり、犠牲者が増える前に対処しなければならないとゲオルグと共に邪竜討伐への決意を固める。

 この際に、ラピュセルにはやっと再会した母があの様な状態になって怖いだろうと声を掛けて安心させると同時に、母親を傷つけさせたくない、ラピュセルには傷ついて欲しくないと思い、自分がこの子を守らないとと一人考えていた。

 

 竜狩りが邪竜と戦闘を行っている所に出くわすと、竜狩りは背後から現れたウィユによって深手を負ってしまう。

 アイリスが闇の気配をウィユから感じ取ると、ウィユからこの邪竜を助けたいかと質問される。

 当然だと答えると、ウィユは闇の力を増幅させてしまう。

 闇が限界まで高まった邪竜の発した力の波動によって、ゲオルグたちは吹き飛ばされ、自身も足に傷を負ってしまう。

 闇の力を使い、邪竜を苦しめるウィユに対しては、狂っている、許さないと怒りを露にする。

 邪竜の攻撃を受けたラピュセルが傷を負うと、激しく動揺してしまう。そこをゲオルグと主人公が助け出すと、ラピュセルの元へと向かった。

 ゲオルグと主人公も邪竜によって倒されてしまい、自分一人で戦うことへとなってしまったが、自分一人の力では邪竜に勝てないことを悟る。

 しかし、ラピュセルにはこれ以上傷ついて欲しくないため退けないと、自分が血路を開くからラピュセルだけは逃げるように言う。

 それを見たゲオルグカグツチと共にドラグナーの真の力を解放し、邪竜を弾き飛ばし、一時的にひるませる。

 

 ラピュセルだけを助けようとしていた自身に対してゲオルグは馬鹿者と怒鳴りつける。

 己の竜を信じずして何がドラグナーか、絆はその程度なのかと叱られ、ラピュセルを守りたい、傷つけたくなくてと反論する。

 大切に想うだけが絆ではない、時には命を預け合うのもまた絆とゲオルグから説得されるが、それでもラピュセルには母を討たせたくないと心境を叫ぶ。

 自己犠牲は美徳ではない、それらは全て傲慢だというカグツチから叱る言葉以外にも竜を心から思いやる意志は嫌いではない。と語られると気持ちが変わっていく。

 ラピュセルに母親に会えたのに、竜の国に連れ帰ると言ったのにと謝罪をして大好きであること、守りたいこと、力を貸して欲しいと伝える。

 すると、片言ながらラピュセルからあなたのために戦いたいと言う言葉を貰う。

 ラピュセルに搭乗してドラグナーの真の力を解放し、邪竜の攻撃をはじき返すと、ゲオルグに自身に続いて波状攻撃をしかけることを指示する。

 

 邪竜を討伐することが出来ると、もっと早くにあなたを見つけていればと謝罪をした。

 ゲオルグの持つ、竜葬のルーンで邪竜の亡骸を大地へと還すと、竜狩りが現れる。

 ウィユによって深手を負ったため、自身達が力尽きた後に邪竜を討伐しようと狙っていたが、自身にあれ程の力があったとは見込み違いだったと語る竜狩りに対しては、自分だけの力ではない、主人公達やゲオルグ達、そしてラピュセルの力があったからこそだったと語った。

 竜の炎によって自身も傷を負い、家族や友人を焼き殺されたという竜狩りから、隣にいる竜が竜の全てではないことを忘れるなと言われると、人と竜の絆がもたらす未来を、ラピュセルをそれでも信じ続けると返答した。

 

 竜狩りにも色々と事情があったのかというキャトラの話を聞くと、彼の様な犠牲者を出さないためにも自分達が人と竜の懸け橋にならなければと語った。

 ラピュセルは再び人の言葉を話せなくなってしまい、ゲオルグカグツチからは一日ではその域まで到達できない。人語を使いこなせるようになるには自身の成長次第だと語られた。

 一人前のドラグナーになることを決意し、ウィユ追うというゲオルグに自分も付いてくことを決めると、まずは飛行島に帰ろうとキャトラから提案され、帰路についた。

 

オルグ

 竜の国のドラグナー。エクセリアの指南役。相棒であるカグツチとは真の絆が既に芽生えており、カグツチは人語を流暢に話すことが出来る。

 飛行島にやってきた際には敵襲かと身構えるキャトラに敵意はないことを伝えた。

 主人公達が白竜捜索の手伝いを申し出ると、受けた恩義は絶対に無駄にしないと大袈裟に感謝を示した。

 

 エクセリアを仲間だというキャトラ達を見ると、ちょうど良い機会だとエクセリアの人間の友達を作るために主人公達に今後もエクセリアと良い関係を作ってくれと頼んだ。

 人間の友達が少ないエクセリアの心配をしており、歳相応の友人が欲しいと語った。

 キャトラから自分が友達だろうと言われた際には慌てた様子で自分はあくまで指南役であり、友人は恐れ多いと語った。

 また、友達は出来れば同性が好ましく、不埒な輩がエクセリアに近づくことを危惧しており、エクセリアから父と同じことを言っていると指摘された。

 

 エクセリアが冒険家に憧れてキャトラ達から誘いを受けると、公務があると注意をしていた。それに対してキャトラからもう子供では無いのだから本人の意思を尊重すべきだと言われて頷いてしまった。これにはまだまだ修行が足りないと語っている。

 

 竜の国が誇る竜騎士団の団長であり、ドラグナーの中でも最強と名高いことがエクセリアから語られた。

 エクセリアが過保護気味にラピュセルに接しており、真の絆に気付いていない様子を見ていた際にはカグツチから放っておくのかと指摘された。

 それにはエクセリアを信じる、竜の国を導くドラグナーとなる御方だと語り、自分の力で乗り越えることを期待していた。

 それをカグツチからは妄信だと指摘されるが、自分は忠義を尽くしているとあくまで忠告としてその言葉を受け取った。

 

 竜狩りの突き刺すような殺気をいち早く感じ取り、つけられていることに気が付いた。

 レッサードラゴンが多数襲い掛かった際にはレッサードラゴンが引き寄せられている事態に白竜が邪竜と化している事に気が付き、カグツチと共に最悪の事態を想定した。

 

 竜の国領内の大規模な白竜狩りに対してはあの時ほど自分の無力さを痛感したことはなかったと語る。

 竜を守るために行動していたのが、邪竜には討伐を目標としているということをカグツチに指摘された際には道を外した者は竜も人も関係ない、自分が道を外したら遠慮なく討ってくれと語った。

 

 闇の力で邪竜苦しませるウィユに対しては強い怒りを示しており、貴様から討つと戦闘を行おうとしたが、用意した舞台が台無しになると言う発言をしてウィユは消えてしまい、邪竜との戦闘を余儀なくされた。

 自己を犠牲にしてラピュセルを助けようとしたエクセリアの姿を見て、カグツチと共にドラグナーの真の力を解放、邪竜を一時的にひるませて、エクセリアへドラグナーと竜の真の絆について説いた。

 

 エクセリアと共に邪竜を討伐すると、竜操のルーンを使用して亡骸を大地に還した。

 竜との戦闘による傷を持っており、竜狩りからドラゴンから受けた傷があるなら気持ちが少しはわかるはずと同意を求められたが、見当もつかないと返答した。

 二度と会わないことを願うと言う竜狩りに対しては自分は何度でも赴き何度でも止めると発言した。

 白竜と闇の一件はこれで終わりとは思えないと考えて、竜の国には帰らずウィユを追うことを決める。エクセリアもこれに同行することになり、飛行島を拠点とすることになった。

 

次の記事へ続く。