白猫プロジェクト ストーリー解体書 玩具兵士思い出ストーリー編

・登場人物

鋼兵

 ゼンマイを背に持つ青い甲冑の人形兵士。悪を滅ぼすことが使命であると発言するが記憶が曖昧でたぶんと付け加えた。ブリキの玩具の特徴があり定期的にゼンマイが巻かれなければ会話はできるが動けない状態になってしまう。悪を滅ぼす使命から行動しようとするが、アイリスから凶悪な賞金首が逃亡したと告げられても弱腰になってしまい万引き犯あたりを狙っていた。過去はずっと世界を放浪していた。前述通り記憶が曖昧であるため大事な物を守っていた記憶があるものの具体的なことは思い出せていない。古代に猛威をふるっていた魔竜を体内に秘めており、今はいない相棒が一緒にいなければいつ大爆発を起こすかわからない体だと思い出す。主人公のルーンの光で爆発は抑制された。

 

ブリキ兵士

 ブリキボディの人形兵士。怖がりな性格で子猫のキャトラ相手にも怯えていた。二重人格であり、ストーリー内ではブリキの兵士?と表記された『我』という一人称を使用する人格も体に宿っている。ブリキの兵士?の発言から本来は破壊のために造られた存在だとわかる。臆病な人格は故郷を滅ぼされており6回も拠点とする街が目覚めたら滅んでいたと発言する。これにはもう一人の人格関わっていると推測できる。臆病な心がもう一人の人格を抑制しているが臆病な人格はそれに気付かず強くなりたいと訓練を重ねる。ブリキの兵士にもう一つの人格があることに気が付いたのはキャトラのみで周りも訓練に協力してしまう。しかし、協力の一環で主人公が放ったルーンの光によって偶然もう一つの人格を消し去ることができたため何事も起こらなかった。

 

鋼兵

 黒い甲冑の人形兵士。過去には立っているだけで多くのものが小銭を捧げ、カップルのパワースポットになっていた。この過去からかなり偉そうな態度になってしまっていて世界は自分を中心に回っていると考えている。黒鋼ビームを披露しようとするものの魔力切れと誤魔化す。キャトラに歯を立てられただけで傷になってしまうほど戦闘能力は低い。傷自体は人形の体ではあるものの自然治癒する。自身が一人しかいないことは世界の損失と考え分身しようとする。これはだんだん姿が二重になり成功するかと思われたが、自身が二人もいれば喧嘩になると考えやめてしまった。

 

緑玉兵士

 緑の甲冑の人形兵士。礼儀正しい。気になることがあると寝れない性格で喋ることができるキャトラになぜ話せるのか発音の構造はどうなっているのかなどと質問を浴びせ続けた。渡り鳥という概念も知らなかったようで勉強熱心ながらもまだまだ博識ではない様子。味や匂い感じることのできない体であるため感覚を知るために人間になりたいという夢をもっている。錬金術を使用し人間になることを試みたが、強力な酸で身を溶かすというやり過ぎな実験内容でアイリスから止められる。ルーンの光によって一瞬のみ風の匂い、アイリスの手の感触、暖かい陽の温度を感じることができた。

 

白鉄兵士

 白い甲冑の人形兵士。キザでナルシスト。軽やかにブレイクダンスを踊ることでゼンマイを巻くなど運動能力は高い様子。白く輝く体のため売却されそうになるが当の本人は自身の高い魅力に酔いしれる前向きな性格。美の化身と崇められた体を捨て、今の甲冑の姿になった。元の体はあまりの美しさで彼の取り合いで島が崩壊するほど。また崩壊した島は美のパワーで直している。元の体を封印した秘密の花園があり、それが冒険家によって発見されてしまうも美しさの本質は内面にあるとし元の体が発掘されることは特に問題とは考えていない。

 

赤石兵士

 赤い甲冑の人形兵士。自身はヒロインであると考えており、主人公を〈赤石ときめきラヴ〉と銘打った人生物語のパートナーにしようとする。ヒロインには癒しの力が宿るものと考え元気のない花に手をかざしたところ一瞬で花は枯れてしまった。歌を歌うことで空の鳥が落ちていく、くしゃみで花を枯らすなど破滅的な力を持ち合わせている。主人公をダーリンと呼ぶ。

 

・その他メモ

今回の玩具兵士達は容姿が全員似ているものの妖精姉妹やガリレイ兄弟の様に直接的な繋がりがあるわけではない。

錬金術はまだ未知の技術が多い。

アイリスにはツグミが飛んでいる際に種を判別し渡り鳥という言葉の詳しい意味をすぐに緑玉兵士に説明できる知性がある。