白猫プロジェクト ストーリー解体書 レイヴン・ザ・ダークホロウ(サマー!サマー!!サマー!!!ver)思い出ストーリー編

・登場人物

レイヴン・ザ・ダークホロウ

 飛行島に来た際には自分の名前、飛行島ほぼ全ての記憶を失っていた。

 それを見つけた主人公達から、自身は記憶を喰らう弓を使って悪を射貫くために戦っていたことを知らされる。

 正義の味方とキャトラ言った際には己の正義を振りかざす男だったのかと卑下するようなこと口にするが、そんな奴ではなかったとキャトラが訂正していた。

 自身よりも主人公達が自分に詳しいことを知ると、猫舌や下戸などフォースタープロジェクト会場で見せた一面もキャトラ達から知らされた。

 カスミがその場に合流してまがことを祓うのを手伝ってもらった礼を自身に言うと、うっすらと覚えていたその記憶がきっかけとなり、飛行島や自身の事を思い出していった。

 すると、鴉と名乗る声から黒き翼と呼ばれ、自身に思い出は不要だと闇(恐らく精神世界の様な物)の中で告げられていた。

 自身と共にありし者という鴉の自己紹介を聞いたところで意識を取り戻して、キャトラ達には鴉の事は告げず、問題ないと話した。

 

 コヨミからお祭り楽しかったねと話しかけられた際にはしっかりとコヨミとタローの事を覚えていた。キャトラが飛行島にいる間は記憶が戻るのではと推測していた。

 自身の浴衣姿に対してどうしてそのような格好をしているのかとキャトラに聞かれると、気付いたらこうなっていた。弓から形状を変え剣の様な形になった武具の仕業だと話した。

 顔に付けているお面はコリンからもらった物であり、気に入っているため付けている。

 自身が神隠しを追っていたことを話す。十三の島で百人以上の人々が消えた事件について話し、消えた人々の足取りを追うも原因は特定できなかったことを話す。

 またも闇の中に意識が飛び、弱き者を気まぐれに救って何になる、くだらない。と鴉に言われると、その正体に気付いており、何故弓から剣に姿を変えたのかと自身の持っていた弓が鴉であり、語りかけていることをわかった上で質問した。

 鴉曰く武具の存在意義は強さであり、より強くなるために姿を変えたことを聞かされる。それにはくだらんと一蹴している。

 鴉からは記憶だけでは代償として足りない、魂を捧げよと招く言葉を掛けられた。

 

 エドガルドが飛行島では記憶が戻ること聞きつけて自身を訪ねてきた。目的を聞いた際には決着を着けるのかと質問していた。

 それには野暮だと返答されて、ラム酒を用意される。下戸であるにも関わらず、意地を張ってそれを飲み、意識を失ってしまった。

 夢では恋人だったナンナから気付け用のブランデーで眠ってしまい、下戸であることを知られた記憶を思い出しており、皆の所へ行こうと言うナンナに行かないでくれと呻いていた。

 目が覚めると、うなされていたことをキャトラ達に告げられる。エドガルドから悪い事でも思い出したのかと聞かれると、自身の思い出はどんなものでもかけがいのないものだと話した。

 鴉のいる闇に意識が飛ぶと、受け入れよ、魂を捧げよという言葉を掛けられる。

 それに対しては人喰いの武具と鴉を貶して拒否する。それ以降、鴉は二度とないという言葉を繰り返すだけになる。

 救いを得ることが二度とないというならそんな物は求めていない、許されることがない罪を贖うことさえ許されていないことならわかっていると鴉に告げるが、鴉は二度とないと不気味に繰り返すだけだった。

 意識が戻るとキャトラ達から記憶を鴉に喰われたのかと心配される。力は使っていないと安心させる。

 しかし、鴉を体を乗っ取ろうとしている危険な魂をも喰らう武具だと話して、自身は魔性の存在に成り果てようとしているのかもしれないと話す。主人公達には安心しろその前に自分はと言葉をかけようとするも途切れさせ、また意識が闇へと飛んでしまう。

 鴉に対して、自身が人間として死ねることはもう二度とないと先ほどまで繰り返していた二度とないという言葉の真意がわかったことを伝えるが、鴉は答えなかった。

 

 以前、飛行島に滞在していた際と同じように主人公と剣を交える。強くなった、いや元から強かったと主人公を評価しており、主人公達に神隠しの件を調べてくれないかとお願いをする。

 力の使い過ぎによる無理を心配したキャトラ達はそれを快く引き受けるが、神隠しをもしも自身が行っていたらその時はと言葉を残して、意識は闇へと飛ぶ。

 全てを委ねる気になったかと問う鴉に対して返答はせず、神隠しはお前の仕業かと質問する。そうだとしたらと質問を返す鴉に対してはその時はこの世から消し去ると言い放つ。

 鴉が消えれば自身も消えることを告げられても構うものかと鴉を化け物と貶す。それを受けた鴉は化け物ならばお前は化け物ですらない出来損ないだと返す。

 心まで売った覚えはないと鴉の言葉を否定すると、今の自身では理想を貫けないと宣告される。心を捨てれば理想を手にすることが出来る、全てを捨て去り、ただ悪を狩る存在となれ、それが望みだろうと囁かれる。

 しかし、鴉の言葉には一切返答せず、人を喰らったのか、人を喰らって得た力で今の姿になったのかと質問すると、鴉からは望むものは自身の魂だけだと回答された。

 

 主人公がルーンの光で自身の意識を飛行島に戻すと、キャトラとアイリスから信じている、自身が報われないなんて嫌だと励ましの言葉を貰う。しかし、その言葉には報いなど不要、そんな資格はないと素直に受け取らなかった。

 鴉の居る闇へと再度意識が飛ぶと、神隠しにあった村の光景を思い出す。そこでは男たちが村娘を攫って、隠れ身のルーンで移送する船を消し去った様子が映る。

 そこで鴉から怒りに身を任せて力を使い、記憶を失って取り逃した過去を語られる。

 最初から魂を捧げていたらこの様な無様を晒さなかった。なぜ心にこだわる、望みは悪を狩ること、悪とは心の弱さ、心無き者は迷いなどしない、正義の為したいなら心を捨てろと次々鴉から言葉を浴びせられる。

 それを笑いながら一蹴すると、心無き者が弱き者を虐げる。それが悪、狩るべき物。人として悪を狩る。と、自身の決断を鴉に伝える。

 なんと狂おしき選択、報われぬ定めを貫くがよい。という鴉の言葉を聞いたのを最後に飛行島に意識を戻す。

 そこにはエドガルドも合流しており、人々を攫っている者たちの正体がをようやく思い出したかと言われ、共に人攫い達を射貫くべく出発した。

 

 記憶を喰らう武具。記憶だけでなく、レイヴンの魂をも欲しており、その身を乗っ取ろうと画策している。

 二度とないという言葉の真意は自身とレイヴンが別たれることは二度とないという物だった。

 

カスミ

 暑いため海のない飛行島でも水着を着用している。

 レイヴンにはまがことを祓うの手伝ってもらっており、そのお礼とその時にちょっと緊張していたことを謝罪していた。

 

コヨミ&タロー

 レイヴンとお祭りに行ったことを楽しかった、レイヴンに覚えてもらっていて嬉しいと純粋に喜んでいた。

 レイヴンが神隠しを追っていたことは知っていた模様。

 

コリン

 飛行島に来ておらず、姿は見せなかった。

 レイヴンに狐のお面をプレゼントしていた。その場にはコヨミとタローも一緒に居た模様。

 

エドガルド

 レイヴンの記憶が飛行島では戻るということを聞い訪ねに来ていた。

 ラム酒を用意し、下戸であるのに意地を張ってそれを飲んだレイヴンを気に入った様子。

 神隠しの真相は知っていた様で、レイヴンの記憶が戻ると、人攫いを倒すべく彼と共に向かった。

 

ナンナ

 レイヴンの記憶の中で登場。

 レイヴンが気付け用のブランデーで眠ってしまったのを見てお酒に弱いことを知った過去があった。

 

・用語

隠れ身のルーン

 陽炎に包まれた後に姿を消すことの出来るルーン。船を丸ごと消すなど効果範囲は広い様子。

 

以上。