白猫プロジェクト ストーリー解体書 キミに捧げるゼロ秒のキス編

・登場人物

ゼロキス

 主人公に極上のデートスポットがあるらしいから一緒に付いていてと依頼して彼と遺跡に向かうことになる。鼻毛を全部抜いたり鼻の油を完全に取り去ったりタロットカードで運勢を占うなどの身支度を整えて主人公と目的地に向かおうとすると、アイリスとキャトラまで付いてきてしまっていた。秘密にしてくれと言っただろうと主人公に抗議するも気を取り直してアイリスに良い所を見せようと張り切っていた。

 

 道中、一休みをすることになるとキャトラが顔を拭いておりそれにショックを受けていた。アイリスからキャトラが行動する度にショックを受けるのはなぜと聞かれると、しどろもどろになりながらタロット占いをしていることを語る。その会話中にもキャトラがあくびをしただけでショックを受けており、猫は縁起の悪い動物の様だった。

 

 目的地をキャトラに聞かれると最近流行っている恋人たちの聖地だと言う。神秘的な遺跡の一角に美しい広場があり、碧く幻想的な光が恋人たちを甘く包み込み愛情を一層深めさせるとデートスポットについて語った。それを受けてキャトラから恋人がいないことを指摘されると痛い所を突かれたと狼狽えるが告白すれば必ず両想いになるという噂があると主張。しかしそれもそういう場に二人で一緒に行くのは両想いも同然だと完膚なきまでに論破されてしまい猫に論破されるなんて人としてダメだと落ち込んだ。

 

 遺跡内を探索していると光っている場所をキャトラが見つける。デートスポットかもしれないと皆が走って向かうとそこには頭を光らせたベンケイが寝ていた。寝ている所を襲ってきた魔物を殴るためにあえて危険な遺跡内で寝ていたと語るベンケイは起こされた為魔物を殴らせて欲しいと同行することになってしまう。変なおっさんに遭遇してムードはないを通り越してマイナスに、同行することで世紀末だと嘆いていた。

 

 遺跡の親玉だと思われる巨大な魔物をベンケイが殴り続けて気絶させると、見せ場を奪われたと嘆いていた。獲物は早い者勝ちだとベンケイに凄まれると文句はないと委縮してまっていた。キャトラからベンケイは一歳未満であるため敬語は必要ないと言われるも訳の分からない状況に混乱して今日はダメだ、帰りたいと泣き言を言うもベンケイから遺跡はまだ続いているため行くしかないと無理やり連れていかれた。

 

 その後はベンケイが戦うに値しない雑魚敵の始末を一任され、自分ばかりが戦うことに抗議したが、経験を積むのに丁度良いと言われて聞き入れられなかった。そんなベンケイに0歳なのになぜ下に見ると怒るがキャトラからベンケイは誰に対してもそうだからと諦めるように言われる。アイリスが一緒に来てしまったことイイトコを見せられないと何一つ計画が上手くいかないと嘆いていると、それを聞いたベンケイがアイリスに好意を寄せているのかと彼女の前で言ってしまう。それに対してタイミングがあるだろうと抗議するも、逃げ癖を付けているといざって時にも言えなくなってしまう、今日ダメな奴は明日もダメそれに気付けと説教をされる。それを聞いて何も言い返せなくなり、一人走り去っしまう。

 

 自身の様な手合いには窮地が必要だと語り、更に追い込もうとするベンケイを止めるべくキャトラ達がベンケイよりも先に自身の元に向かってくれたが、そこではもう当分ダメだとかなり落ち込んだ様子を見せていた。追いついたベンケイから女子を置いて逃げたこと自身の勝手な用事の為に一同を連れ回したにもかかわらず無責任に放り出したことといった正論で責められてしまう。それを受けて泣きながら両手をグルグル回してベンケイに立ち向かう。自身の弱さを吐き出してみろとベンケイに発破を掛けられると正論ばかり言うな、性格なんだからすぐには戻れない、頑張るから長い目で見てくれと自身の思いの丈を吐き出した。それを聞いて満足したベンケイは去っていったが、みっともない所を見せてしまったことに再度落ち込んだ様子を見せる。一部始終を見たアイリスからベンケイが弱さを引き出してくれたおかげで開き直れると励まされると、自分は本当にダメな奴だが、ダメで良い。ダメなことを隠そうとすることが一番ダメな事だと新たな知見を得る。しかし、今日はとことんダメだから帰ると言ってデートスポットにたどり着くことなく去って行ってしまった。

 

ベンケイ

 遺跡内で頭を光らせて眠っていた。なぜ頭が光っているのかとキャトラに聞かれた際には自身は有難い存在なため後光かなにかなのではと自身でも把握していなかった。

 

 遺跡内で眠っていた理由は魔物に眠っている所を襲われたらぶん殴ってやろうと考えてた為。その後、起されたからと理由でゼロキス一同に付いて行く。

 

 遺跡内の親玉だと思われる巨大な魔獣相手には馬乗りになって一方的に殴り続けて意識を奪っていた。キャトラからやりすぎだと止められるまで拳は止めなかった。

 

 ゼロキスの様な手合いには窮地が必要と語り、正論をぶつけ続けて彼を泣かせていた。ゼロキスの腕を振り回す攻撃を余裕で耐えて弱さを吐き出せと言って彼の本音を聞くと満足そうに去っていった。

 

主人公&アイリス&キャトラ

 ゼロキスは主人公のみに極上のデートスポットの同行を頼んだが、討伐のついでにデートスポットに行くと勘違いしていたアイリスとキャトラも付いてきてしまった。

 

以上。