白猫プロジェクト ストーリー解体書 ゼロキス・チェリサージュ思い出ストーリー編

・登場人物

ゼロキス・チェリサージュ

 自称恋愛マスターのインキュバス。会話した女は桃色のため息をつき、指先が触れれば失神すると豪語する。しかし、実際は女性との会話が苦手。所持しているタロットカードで運勢を占うのが日課

 

 飛行島では口臭を気にして六回の歯磨き、体臭を気にして三種類の香水を頭から被る、靴を磨く、タロットカードで今日の運勢を占うと万全な準備をするが、唐突にアイリスに話しかけられて動揺してしまう。キャトラと出会うと話す猫が占いでは災難を表していたようで今日はもうダメだと叫んで去ってしまった。

 

 夜景の後ファイヤーダンスを見るという完璧なデートプランを立てて、アイリスから話しかけられてデートに誘おうとヨットで海岸まで行かないかとナンパをする。しかし反応は渋く、更にはキャトラからアイリスにちょっかいを出すなと注意される。それにはデートプランが乱れると邪魔しないで欲しいと反論するも、キャトラが風邪を引いていることがわかると、風邪をひいた猫が災難を表していたようでまたも今日はダメだと言って去ってしまった。

 

 アイラヴユー!と叫びながらの発声練習を兼ねた筋トレを行っており、主人公がそこに出くわすと男を磨きに来たと勘違いをして、彼に恋愛のテクニックを特別に見せてやろうと息巻いていた。筋肉は女性へのアピールポイントにはなるがギャップが大事であることを知っておかなければならないと力説した。アイリスが来たことで自身のテクニックを見せるべく片手で腕立て伏せをしてアピールを開始する。しかし、靴ひもがほどけてそれを直そうとハート型に結んでいるのを見られるとアイリスから少しひかれた様子を見せられ、ちょっと驚いたと気を使われる。そこに風邪気味なため服を着ているキャトラが登場すると、服を着た猫が運勢が悪い原因だったと考えてそうかそれでと一人納得していつもの様に今日はもうダメだと叫んで去っていった。

 

 履歴書を書きながら主人公に男はステータスで決まると力説していた。そこにキャトラが合流していきなり今日はダメだと叫ぶもキャトラが逃がさないと言ってその場に留まらせた。履歴書は雑誌のメンズシュバルツのオーディションに応募するためのもので不純な動機で応募しようとしていることをキャトラに見抜かれるも、最終チェックを手伝ってくれと頼んだ。それを承諾したキャトラから履歴書を指摘される。経歴の欄にメンズナイツ落選というネガティブで滑り止めの様な印象を受けることを書かない、特技欄の100万回の妄想デートは意味が分からない気持ち悪い、自己PRの枠からはみ出るほど長文なポエムはもっと気持ち悪いと的確な指摘をされて今日はもう自信をもってダメだと履歴書を送ることを断念した。

 

 自身をダメ中のダメと語ってひどく落ち込んだ様子を見せる。アイリス達に話を聞かれると川に落ちた際に大事にしているタロットカードが流されてしまいひどく傷んでしまったことを話した。このタロットカードは元契約者の魔女からもらった物で大事なものだと過去を話し始める。契約者の魔女の恋愛の手伝いのため召喚されるもその魔女に初恋をしてしまうという禁忌を犯してしまったこと、それから仕事が手につかず契約を破棄されてしまい、手元に残ったのはタロットカードのみだったと話した。それに対してキャトラからは女々しい、過去を引きずり失恋相手からもらった道具で恋を成就は意味が分からない、恋に恋していると散々に言われてしまい更に落ち込んでしまう。

 

 主人公がルーンの光を照らすと、どんなサプライズ夜景よりも美しいと語りながらでも今日もダメだと落ち込んだままだった。自身を恋をする度胸も技術もない恋をする資格がないと卑下する。キャトラから恋なんてやめちゃいなさいと言われるとそれに同意して恋をあきらめようとする。しかし、アイリスからあきらめちゃダメ、恋に失敗はつきものであり辛いことの方が多いかもしれないがそれを恐れていては何も始まらないと励まされる。更に自身が思っているほどカッコ悪くないと自信をつける言葉ももらって気持ちが切り替わる。アイリスからは新しい恋に向かって頑張ってと遠回しに断られてしまったが、だったらキャトラとキャトラに恋をしていると語り始める。真剣に叱ってくれたことで心と心がぶつかり合う胸の高鳴りがあったと話してこれは恋ではなく愛だとも言い始める。キャトラからは正論言われて怯えていただけだと反論されるが、もう君しか見えないとアタックするも、キャトラの鼻に水滴がついているのを見ると、そういうことかと一人納得して、今日も明日も明後日も生まれ変わってもダメだと占いに翻弄されるのは変わらなかった。

 

アイリス

 ゼロキスからアタックを受けるも、困惑して最後には遠回しに断っていた。

 

キャトラ

 女々しく恋に恋するゼロキスの言動をよく𠮟っており、そのことから彼に好意を向けられていた。猫がゼロキスの占いでは災難を表すようで自身の状態や服装を見ると今日はもうダメだと叫ばれて逃げ出されていた。

 

主人公

 ゼロキスとの交流を深める。

 

・用語

ゼロキスのデートプラン

 ハバヌンガの丘から見下ろすゾンゾロゾロイカ島の夜景を眺めた後、ジョビュン族のファイヤーダンスを見る。まずは、ハーバーに用意したヨットでブブコッカ海岸まで一緒に行く。

 

メンズシュバルツ

 モテる男の情報誌とゼロキスが語っている。ゼロキスはオーディションを受けようとしていたが、メンズナイツの次に応募しており、恐らくはメンズナイツよりも人気は低い雑誌だと伺える。

 

以上。