白猫プロジェクト ストーリー解体書 レンファ・クンルン思い出ストーリー編

・登場人物

レンファ・クンルン

 踊り子の少女。主人公達との初対面では大胆な格好をキャトラに茶化されるがあくまで踊りをより魅力的に見せるためのものであり、そういう目では見ないで欲しいと恥ずかしがっていた。浄蓮の舞という邪気を払う儀式を行うのが専門で主に出産祝いやしゅくげん(祝言の誤用かとキャトラは考えていた)をあげる時に踊ると話している。その場で主人公の朝から続いていたしゃっくりが止まるとめでたいと言って舞を踊り始める。すると主人公の顔がつやつやになった。舞ではつま先からてっぺんまで全神経を使うため5秒が限界であり、舞を踊った後は主人公の背中を借りて休憩していた。

 

 キャトラと釣りをしている所にアイリス達がやってきた際には釣りは趣味という程ではないが母からの言葉で男を釣るにはまず魚を釣れという言葉があったため釣りをしていると話すが、意味はよく理解していない模様。あたりがきて釣り上げると池から大きな鯛を釣ることに成功する。めでタイと舞を踊ろうとしたが、その直後にキャトラが主人公の手を借りてさらに大きなカジキマグロを釣り上げてしまい、自分の鯛がかすんでしまう。それでもめでタイと舞を踊った。

 

 上機嫌な様子を見せていた日にはなぜ上機嫌なのか当てて欲しいと主人公達にクイズを出していた。いろいろな回答がでるもどれも外れで、フワフワのお菓子を主役を囲んで食べるイベントだというヒントを出す。誕生日が答えだったがアイリス達はヒントからヘレナの友人から特大プリンが送られる日だと気が付いてしまい、答えがそれだと勘違いしてしまった。至高の味のプリンを食べられるめでたい日だと勘違いをしたままの主人公達からめでたいため舞を踊って欲しいとねだられると扇子を思いっきり閉じただけでプリンはどこ?とやけになって行ってしまった。

 

 一人、十六本のたんぽぽの綿毛を飛ばしてコップにお酢を注いで誕生日を祝っていた。その場を主人公達に見られると、体を柔らかくするためにお酢を飲んでいたと誤魔化した。効果を疑問視するキャトラにママの教えは絶対だと反論した。母は厳しく、踊りに対しては誰よりも真剣であり、練習をサボると牛小屋に閉じ込められたと話す。しかし、優しい所もあり、踊り子として尊敬していることを話した。母の誕生日に舞を披露するときの為に長く舞えるように猛特訓していることを語った。自分の誕生日は祝わないのかと質問されると父と母は仕事で忙しく一人で居ることが多いと話した。なら私たちがとアイリス達が名乗り出ると、もう誕生日は過ぎているため無理だと話す。それでようやく主人公達も先日の上機嫌だった日が自身の誕生日だったことに気が付くと自分の誕生日よりみんなでプリンを食べる方がめでたいとふてくされてしまった。

 

 アイリス達がケーキを作っている所に出くわすとなんともめでたそうだとやさぐれた様子を見せる。混ぜて欲しいと頼むもアイリス達から断られてしまうと、自分は他の誰かのためにただ踊ってれば良い存在だと更に暗くなってしまう。誤解がある為落ち着いて欲しいとアイリスに言われるが、自分は落ち着いていると言って終縁の舞を踊り始めてしまう。邪気を呼び込む不吉な踊りで空気を澱ませる。この舞は自身の得意な踊りであり、母からは禁止されていたがどうでもよいと語って後二時間は踊れると話した。自分と同じように祝われない寂しさを味わえばよいとかなりやさぐれてしまう。

 

 それを止めるため主人公がルーンの光を放ち、アイリス達からクラッカーと共に誕生日ケーキをプレゼントされる。それでももう誕生日は過ぎているためめでたくないと機嫌を直さなかったが、アイリス達からこのケーキ作成は母も手伝っていたことを話す。忙しく自分とは会えなかったが、誕生日為に飛行島に顔を出してくれたことを知ると感動してケーキを食べ始める。クリームにお酢を入れたケーキを踊りが上手になるために小さいときによく食べたと話して懐かしがった。その後はめでたいと主人公達と共に舞を踊った。

 

レンファの母

 踊りに真剣で厳しい。しかし、優しい所もありレンファが疲れている時には温泉に連れて行っている。

 

 仕事で忙しい身であるが、レンファの誕生日を祝うために飛行島に顔を出して誕生日ケーキ作成をアイリス達と行った。スケジュール上の関係でレンファに会うことは叶わなかった。

 

主人公&アイリス&キャトラ

 レンファとの交流を深める。

 

・用語

浄蓮の舞

 レンファがめでたいことがある時に踊る舞。邪気を払う効果がある。つま先からてっぺんまで全神経を使うため五秒踊るのがレンファの限界であり、舞の後はひどく疲れた様子を見せる。

 

終縁の舞

 レンファが得意とする邪気を呼び込む儀式。空気をよどませて息苦しさを感じさせる。浄蓮の舞とは違い、二時間ほど踊り続けることができるが母から禁止されている。

 

ゴロレオンのゴロゴロ祭り

 レンファが上機嫌な理由を当てる際にアイリスが言った祭り。坂から転がるゴロレオンを追いかけるある地方に伝わる祭り。

 

以上。