・登場人物
カグラ・クロガネ
自己紹介時にはその言葉使いから、キャトラからいなせなお姉ちゃんと評された。
言葉使いは苦労してきた過去から由来すると話した後、敬語は苦手であると話した。
年上だろうから敬語は必要ないとアイリスから言われた際には、この間、故郷の島でいう成人の年齢に達したことを話した。
成人になったことで飲みたいものが飲めるようになったと話し、飲みすぎをキャトラから注意された際には、酒に吞まれるほど馬鹿じゃないと話して、そんな気楽な人生を送ってきてはいないと過去を仄めかす話もした。
故郷の島についてキャトラから話を聞かれた際には、八割方平和であることを語り、ほとんどの住人は安穏と泰平の世を謳歌していることを話した。
しかし、光が強い程陰も濃くなると話して、裏の社会も存在することを語った。
手を汚す様な生業も故郷から無くなった訳ではないことを話して、自身の父もそういった裏の人間だったらしいと語った。
らしいいという伝聞なのは、自分の父とは面と向かって会ったことがないためである。
父を探しており、母の遺言から登り鯉の短刀を渡すよう頼まれていることを話す。
母を捨て、苦労させたどうしようもない父と揶揄しているが、短刀を渡した後に特に言いたいことはないと自分の人生には関係ない人だと父を語っている。
それでいいのかとアイリスに問われるも、いいも悪いもない、短刀を渡して用事を済ますとだけ言っている。
ある日、ようやく父を見つける事ができたと主人公達に報告する。
母の気持ちや最期の言葉を伝えて、短刀を渡したと話し、母の墓の場所を伝えて墓参りに行けとだけ伝えたことを話した。
父からはただ一度、とても深く謝られたと言っている。
グジグジ言われるのは御免だったため、伝える事だけ伝えてさっさと退散したと父とはあまり話さなかったことを話した。
せっかく会えたのにと語るアイリス達には、親には違いないだろうが、復讐しようというガキでもないし抱き合って泣く程の情もないと父をこれまでの人生に無関係な男と語った。
母の遺言を果たし、自由に生きられる、楽しくなってきたと話すも、どこか寂しそうな様子を見せた。
後日、キャトラからつまんなそうな顔をしていると指摘されるとそれに驚いた。
飛行島に来てから用事は済み、心を許せる友も出来たことを語って、これまでよりずっと楽しく暮らしているつもりだったと驚いた理由を話した。
子供頃から芸術に興味がずっと縁のない暮らしをしてきたことを語り、画家の友人を得たことを話した。
友人から道具を借りて風景画を描いてること話した。
風景画は特に花が多いと話す。
花、特に桜が好きだと話しており、毎年花見を楽しみにしていることを話すも、何かが引っ掛かっており、浮かない気分でこんな気持ちでは楽しい花見にならないと悩んでいた。
悩みは日を跨いでも続いており、キャトラから以前よりも難しい顔をしていると指摘された。
贔屓にしていた歌舞伎役者と知り合い、意気投合して酒を酌み交わした幸運があったことを話す。
画家の友達ともだいぶ親しくなったのにも関わらず、別のところで気が晴れない、胸のどこかにしこりが残っているような感じがする、こんなことは初めてと悩みを語る。
それを聞いたアイリスからは原因は本当はわかっているのではないかと指摘される。
それを受けて、こういった悩みは外からの方が良く見えるものなのかと語り、主人公に背中を押してくれないかと頼む。
それに応えた主人公からルーンの光で励まされると、鯉の娘は鯉なのかもと気付きを得る。
無関係を決め込むのも意固地な話と自身の親との関係を語り、父と初めて会った時には一言でも多く口を利きたくなかったと話す。
しかし、それがむしろ半端であり気になってずるずると引きずっていては本末転倒と考え、もう一度父と会うことを決める。
まずは桜の席にでも誘ってみるかと考える。
父と自分は二十数年すれ違ってきたと話して、話に詰まるだろうと思うと、主人公達に同席を頼む。
承諾してくれた主人公達に感謝を伝えると、自分達親子は長い目で見て欲しい、少しずつでも打ち解けるよう頑張ると語った。
カグラの父親
手を汚すことを生業としていた裏の人間。
カグラとその母を捨てたとカグラは語っている。
カグラとは彼女が飛行島に来てしばらくすると出会うことが出来た。
カグラには一度だけ深い謝罪をした。
登り鯉の短刀、クロガネという名字からタツノシンと思われる。
カグラの母親
カグラに父に登り鯉の短刀を渡して欲しいと遺言を残した。
画家の知り合い
カグラに道具を貸して、風景画を教えている。
恐らくパステルと思われる。
歌舞伎役者
カグラの贔屓にしていた歌舞伎役者。彼女と意気投合して酒を酌み交わしている。
恐らくクローと思われる。
主人公&アイリス&キャトラ
カグラとの交流を深める。
以上。