白猫プロジェクト ストーリー解体書 ハム買いに行くの!りんりんりん!編

・登場人物

リンプイ

 フルーツ忍者の里の偉い人から生ハムを買いに行くようお使いを頼まれた。道中で主人公達と出会って共に肉の卸売り業者の元へ行くことになる。スパイは信頼されるのが重要であり、お使いを頼まれていることは騙し通せている証拠だと上機嫌だった。

 

 業者の元までの道中では何が待ち受けているかわからないと話してチョウスケ、チョウサク、二匹の忍蝶を斥候として放った。それを待つ間に昆虫忍者の里の秘中の秘である訓練された昆虫の話を普通にしてしまっていた。斥候の仕事が終わり戻ってきた忍蝶達からは甘い花の蜜を吸ってきたとだけ報告されるもそれを叱ることなく満足そうだった。

 

 道中、気配を感じ取り飛んできたりんごを受け止める。その後、飛んできたミカンを口から吐き出した糸を塊にして優しく受け止めた。陣中見舞いと称してフルーツ忍者のミカン、リンゴ、フランが様子を見に来ており、リンゴの案で襲撃の様な形で登場した。三人からお使いの応援をされると感激しており、キャトラから自身がスパイであることを指摘されるがそれはそれと意に介さなかった。

 

 業者の元に辿りつくもすでに生ハムは売り切れており、ついさっき名状しがたき異形の者、混沌そのものに買い占めされてしまったことを聞かされる。生ハムは皆の物であり、自分が取り返すと業者に宣言する。しかし、結局は取り返しても生ハムは自身が買い占める気でいた。

 

 買い占め犯を探す道中で困った様子のレンファと出会う。原因は買い占め犯に渡された試作品であるたこやきに似た生ハムやきが美味しくもまずくもなかったことだった。別にタコでいいと語るレンファの意見を聞いて、そんなもののために生ハムが使われるのは無駄だと怒りを見せた。

 

 買い占め犯の正体であるタコパスの元まで辿り着くと生ハムを返すように言う。するとたこやきにはタコが一番であり、浮気は良くなかったと考えていたタコパスはあっさりと承諾した。残り分の返金として金を渡すと満足そうにタコパスは帰っていき、生ハムを手に入れたことで里の皆が喜ぶと自身も喜んでいる姿を見せた。

 

フラン

 お使いに行ったリンプイの応援に駆け付けた。リンゴの案では襲撃の様な登場だったがそれを無視して普通にリンプイの前に姿を現して洋ナシを渡していた。

 

 リンゴからは姉上、リンプイからはおねーさまと呼ばれており、フルーツ忍者のクノイチの中では年齢が比較的高い。

 

リンゴ

 お使いの道中のリンプイに向かってりんごを投げつけた。襲撃の様な登場をミカン達に提案していたがフランが従わず、素直に姿を現した。

 

ミカン

 リンゴの案で襲撃の様な形でリンプイの頭上へと飛んできた。

 

レンファ

 タコパスから渡された生ハムやきの祝うことも呪うこともできない味の微妙さに悩んでいた。リンプイ達と出会いタコパスを探していることを察すると空腹でないと持て余すという理由で生ハムやきを返しに行くため同行した。

 

 タコパスの元へ辿り着くと味の感想を聞かせて欲しいと頼まれ、素直においしくもまずくもなかったと言って返した。

 

 リンプイが生ハムを手に入れることに成功するとそれを祝福して浄蓮の舞を披露した。その後、体力の限界で主人公におぶって欲しいと頼んだ。

 

タコパス

 生ハム買い占め犯の正体。生ハムやきが微妙な味だとは自覚しておりそれをアナウンスしながら試作品をタダで配って味の感想を求めていた。

 

 レンファのまずい寄りのレビューを聞いて少し落ち込むも生ハムに揺れそうだったが浮気は良くないことを改めて理解した。たこやきはタコが一番、それがわかっただけでも収穫だったと話して、買い占めた生ハムはリンプイに渡した。

 

業者

 タコパスを名状しがたき異形の者、混沌そのものと話してこの世のものとは思われぬ声音だったと語っている。

 

 生ハムを買い占められたことを悔しそうにしており、リンプイが取り返すことを宣言するとそれを応援していた。しかし、結果としてはタコパスの生ハムがリンプイに渡っただけで自身には何の影響もなかった。

 

チョウスケ&チョウサク

 リンプイの友達の辛い訓練を耐え抜いている誇り高き忍蝶。斥候として駆り出された際には花の蜜を吸ってきたことだけを報告するという天然さをみせており、アイリスから飼い主に似ていると評された。

 

主人公&アイリス&キャトラ

 リンプイのお使いに付き合った。口調から買い占め犯がタコパスだとすぐに気付いていた。

 

・用語

フルーツ忍者の里

 生ハムメロンが大人気。しかし、甘いフルーツの多い里では主にしょっぱい生ハムが人気であり、それが無くなってしまったためリンプイがお使いを命じられた。

 

昆虫忍者

 忍タガメ、忍クワガタなどの忍びとして訓練させた昆虫を操る。そのことは秘中の秘であるがリンプイは普通に主人公達に話していた。

 

以上。