白猫プロジェクト ストーリー解体書 ギザドリームハッピーバースデー編

・登場人物

しょこたん

 LV30を明日に控えた日、覚え忘れていた呪文を使えるようになろうと周囲に及ぼす危険を考えて山で呪文を習得しようとしていた。LV27で覚える閃光系呪文を使おうとするも失敗に終わり、力を引き出すために好きな物(ゲーム、キャラクター、猫)に祈りを捧げてギザギガント・ギャラクティカオルタナティブトゥットゥルーを唱える。すると自分の妄想によって作り出された世界に迷い込んでしまう。

 

 妄想世界に着いた先で主人公達と自身の妄想によって作られたキャラクターであるスカシカシパンマン、人の姿になった自身の飼い猫ちび太と出会う。ちび太と会った際には普段している顔を食べるという愛情表現を行っており、相変わらず猟奇的な愛情表現だとスカシカシパンマンに言われていた。

 

 現在居るのは自身の脳内であり妄想した好きな物だらけの世界と説明されるが、スカシカシパンマンから飼い猫であるショコラが深海の悪い奴らに攫われてしまったことを聞く。ショコラを助け出すためにその場に居た主人公達と共に深海へと向かう。

 

 妄想世界であるため深海でも呼吸、会話に支障はなかった。海のことはギガントまいしてると表現するほど好きであり、深海を歩けることに興奮していた。好きな物が多く色んな物を愛する気持ちが言葉という枠を飛び越えるため妙な言葉を使うことがある。また、好きな物の中にはヘンテコなものも多いためオタクと呼ばれることが多い。

 

 ショコラの元へ向かう際には土壌を菜園にする旅をするカクテル、深海の悪い奴らを裏切り自身の正義を貫こうとするダイオウグソクムシマン、木星が少女の仮の姿に変身しているユピテル、キノコを愛する少女シャンピニオンクリオネリオーネ達五人と出会って共にショコラ救出を目指すことになる。

 

 出会った人々それぞれと意気投合しているため守備範囲が広いとアイリス達は評価している。

 

 スカシカシパンマンが年功序列を理由に因縁と確執があると言ってダイオウグソクムシマンとどちらが先にショコラを救出できるか勝負した際にはダイオウグソクムシマンを応援してそのカッコよさに黄色い悲鳴を上げていた。

 

 スカシカシパンマンとダイオウグソクムシマンの活躍により、深海の悪い奴らを退けてショコラの元へとたどり着く。そこではボスであるワカメラーとゲームをしているショコラの姿があった。実はショコラはしょこたんと普段の遊びだけでなくゲームで協力して遊びたいと密かに思っており、ワカメラーに頼んで狂言誘拐を行ったことを打ち明けられる。遊びたがっていた事に気が付けなかったことを反省してこれからはもっともっと遊ぼうとショコラと約束した。

 

 ショコラから最近はLV30のアニバーサリーライブが近いため忙しそうだったという話を聞くとライブのことを思い出して急いで向かわなければならないことに気が付く。妄想の出口である魔物の巣の奥へと皆と協力して向かった。出口を出る際には今まで一緒に旅をしたメンバーから自分達は妄想によって命を得た存在だから共には行けないことを告げられる。別れを惜しみ、会いたくなればまた妄想すればいいと前向きに考えてファンの皆が待つライブ会場へと向かった。

 

 ライブではすごい所に行ってきた。貪欲に妄想すればきっと夢は叶うと話して最新のシングルであるLUCKY DIPを歌いライブを開始した。

 

スカシカシパンマン

 特徴的な声を持つヒーロー。手に持つスカシカシパンの隙間から服を下着まで透かして見ることが出来る。しょこたんとは互いに面識があるようでしょこたんの顔を食べる愛情表現を相変わらずとコメントしていた。

 

 自身の透かし見る能力を使ってショコラが深海の悪い奴らに攫われたことを把握しており、しょこたん達に伝えて共に救出に向かった。

 

 アイリスやカクテル、ユピテルなどの出会った女性陣の服を下心から透かして見ようとするがいずれも周りや本人から止められている。

 

 カクテルが深海の土壌が貧しいため苗が伸びないと悩んでいた際には自身のスカシカシパンを山にして肥料の代わりにすることで彼女の悩みを解決した。

 

 途中で合流することになったダイオウグソクムシマンには同じヒーローとして敵対心を持っており、辛辣な物言いをする場面が多かった。

 

 リオーネに出会った際には大和撫子な性格がタイプだと迫っていたが、小魚を捕食する際に触手を伸ばして乱暴な口調に豹変する彼女の性質を知ると距離を取った。

 

 鼻が無いため匂いを感じることができない。

 

 ヒーローとしての威信を回復するために因縁と確執が着々と堆積していたと勝手に言っているダイオウグソクムシマンにどちらが先にショコラを救出するか勝負を挑む。その際には深海の悪い奴ら相手に見事な活躍を見せた。

 

 勝負が終わった後にはダイオウグソクムシマンと互いの実力を認め合い固く握手を結んだ。

 

 しょこたんが妄想の世界から脱出する際にはしょこたんの行く世界では自身はギリギリ存在できると話したが妄想世界の住民と共に飛行島へ向かうことを選択した。

 

ちび太

 しょこたんの飼い猫。飼い猫の中では最年長。妄想世界の力によって人の姿となっている。

 

 妄想世界に迷い込んだしょこたんや主人公達に妄想世界がどのような物なのかを説明していた。しょこたんからは顔を食べる愛情表現をされるがやるならおしりを叩いて欲しいと叫んでいた。

 

 普段は落ち着いて知的な様子を見せるが、しょこたんがキャトラと共にねこじゃらしで遊んでいた際には最初は我慢をしていたが限界になり、キャトラが引いてしまう程のハイテンションでねこじゃらしで遊び始めた。

 

ショコラ

 しょこたんの飼い猫。深海の悪い奴らに攫われてしまった。

 

 攫われたのは狂言であり自身がワカメラーに頼んだ。理由はしょこたんとゲームで協力して遊びたかったから。しょこたんはLV30のアニバーサリーライブが近く忙しそうで寂しかったのも原因の一つ。

 

 しょこたん達が辿り着いた時にはワカメラーとゲームをして遊んでいた。しょこたんに事情を伝えて謝った後にはもっともっと遊ぶことを約束した。

 

カクテル

 土壌という土壌を菜園にしようと旅をしている女性。深海の土が貧しく苗が伸びないことに悩んでいた。

 

 スカシカシパンの山によって十分な肥料が得られたことによって後は日光と水分と温度とかその他諸々をどうにかすれば良いと希望が見えてきたとしょこたん一行に感謝して共にショコラ救出へ向かうことになる。

 

 服にフルーツのデコが付けられており、しょこたんからは欲しいと羨ましがられていた。フルーツは強くもあると語っており一番強いのはマンゴーであると話した所しょこたんから同意を得られた。

 

ダイオウグソクムシマン

 深海の悪い奴らの仲間だったヒーロー。ショコラを閉じ込めることは己の正義に反していると考えて彼女を救出しようと考えた。ショコラからはそんなに辛くないとコメントされていたが笑顔には隠れた痛みがあると勝手に解釈して彼女を連れ出そうとした。

 

 しかし、ショコラを連れて逃げ切ることは出来ず傷を負いながら自分のみしか深海の奴らから逃れることが出来なかった。また、逃げる際にうっかり海底山脈を転げ落ちてしょこたん達の前に現れた際には傷だらけだった。

 

 しょこたん達にショコラと逃げようとした件や自身が深海の悪い奴らの一員だったことを打ち明けると一人で反逆する勇気を買われて共に行動することになる。

 

 ダイオウグソクムシが好きなしょこたんからはカッコいいと評価されており、スカシカシパンマンとの勝負の際にはずっと黄色い声援を受けていた。

 

 スカシカシパンマンから勝負を挑まれた際には理由はないが気が済むのならと受けて立った。その後の深海の悪い奴らとの戦いではスカシカシパンマンと共に活躍を見せる。

 

ユピテル

 少女の見た目は仮の姿で正体は木星。巨大な星のため気が長すぎるせいでおっとりした性格をしている。

 

 隕石を引き受けて地球を守っていることをしょこたんから感謝された際には虫に刺された程度であるため気にしていないと語っている。

 

 スカシカシパンマンから服を透かされそうになった際には怒りを見せて本体に戻ると太陽系の危機レベルの脅し文句を言って彼を黙らせた。

 

 星の導きからしょこたん達について行くことになる。しょこたんからは色々と質問されており、地球について聞かれた際には小さくてかわいいと思っている、エウロパに魚は本当にいる?と聞かれた際にはどうでしょうと答えていた。

 

シャンピニオン

 キノコを愛する少女。しょこたん達に会っていきなりキノコを料理する時には水洗いしないでと言った。アイリスからうまみが流れると回答されると満足そうだった。

 

 アイリスには純白のドクツルダケ、キャトラにはドクササコ、主人公にはヒガシシビレダケ、ちび太にはカキシメジ、ダイオウグソクムシマンにはツキヨタケスカシカシパンマンにはベニテングタケしょこたんにはシャグマアミガサタケとそれぞれに合った毒キノコを手渡した。食べるのではなく愛でて欲しいと語っている。

 

 シャグマアミガサタケを脳みそみたいでカワイイと話したしょこたんと意気投合、付き合うならどのキノコかというキノコトークに花を咲かせた。その後、一行と共にショコラ救出へと向かう。

 

リオーネ

 クリオネの化身。しょこたん達と出会った際には何か月も食事をしていなかったため元気がなかった。

 

 食料は自身の元へ来るまで待つ、一年ほど食事しなくても大丈夫というクリオネの性質を持っている。

 

 普段はおとなしい大和撫子な性格だが、食料を前にする時には乱暴な口調で触手を伸ばすという豹変をする。捕食する際には触手の名称であるバッカルコーン!と叫ぶ。この言葉はしょこたん達の間でブームとなり、主人公とスカシカシパンマン以外は使っていた。

 

 しょこたん達と出会った際にちょうど小魚が通りかかり、食事を終わらすと一行に付いて行くことになった。

 

ワカメラー

 ワカメの姿をした深海の悪い奴らを束ねる海の恵み。ショコラに頼まれて狂言誘拐に付き合った。頼まれては嫌とは言えない性格をしている。

 

 しょこたん達が来た際にはショコラとゲームで遊んでいた。

 

 アニバーサリーライブへと急ぐしょこたんに出口は魔物の巣の奥だと案内した。自身が居た場所が悪かったためそのような場所が出口になってしまったと語っていた。

 

主人公&アイリス&キャトラ

 しょこたんの呪文に巻き込まれる形で妄想の世界へと入り込んでしまった。初対面の際にアイリスとキャトラはしょたんに名前を知られていたが主人公のみ名前を忘れられていた。キャトラ曰く難しい名前。主人公の名前はしょたんが妄想の世界から出るときまで覚えられることはなく赤髪の男の子と呼ばれていた。

 

・用語

LV

 しょこたんの年輪を表す言葉。

 
妄想の世界

 しょこたんの脳内の妄想の世界。深海でも息や会話できるなどの常識が通じない世界。ちび太達飼い猫やしょこたんの好きな物はそれぞれ人の姿になっていた。

 

スカシカシパン

 スカシカシパンマンが手に持っているパン。臭い、おいしくないと科学者にも見放されているが、肥料にはなる。

 

以上。