・登場人物
テトラ・ハートカード
パーティのために母の用意した赤いドレスを身に着ける。ドレスは慣れないようですぐに破いてしまわないかと緊張していた。人間である母の実家は貴族であり、ドレスなら実家にたくさんあるからと母にドレスを着るよう言われる。
カモメたちとパーティに用意されていた料理を食べに行った際には野菜も肉も両方大好きと話している。
旅に出る際には父に猛反対されていたが賛成する母の頑固さから父は最終的に旅を許した。
腕相撲大会ではカモメに敗亡する。ドラゴンと人間のハーフであるため並大抵の人間よりは身体能力も高く炎を吐くなどの特殊能力も持っているため自分は強いという慢心が偶に生じてしまうこともある。それをカモメに倒されることで謙虚になり成長できることからカモメには感謝をしている。しかし、ドラゴンの誇りにかけて負け続ける訳にはいかないとリベンジに燃える。
母はセイクリッド家の分家の貴族にあたりアンナとは親戚同士だった。このことは二人とも知らず知らされた時には共に驚いたと語った。
母と父の馴れ初めを何度か語ろうとするがそのたびに邪魔が入り話が中断されていた。本人は気にしていなかったがキャトラはこの話に強い興味を示しており顔を合わせる度に話の続きを催促していた。
よく寝るというドラゴンの性質を遺伝しており、食べて運動すると話している途中にも限らず眠ってしまうほどの睡魔に襲われる。
話の続きが気になるキャトラに頼まれて主人公がルーンの光を放つと目が覚めて眠気が吹き飛んだ。母と父の馴れ初めを話し終えて自身がたくさんの人や竜に愛されているということを話すとキャトラから今度は自身が誰かを愛す番だと茶化され恋バナを催促された。これにはかなり動揺しまだそういうことは早いと言って恋はまだしていないと話す。
テトラの母
セイクリッド家の分家の貴族の生まれ。
おっとりとしていて優しい性格だがとても頑固な面がある。テトラの旅に賛成しており猛反対した父を断固とした態度で説き伏せたじたじにさせて最終的には土下座までさせていた。
テトラの父との出会いは自身の領地がレッサードラゴンによって襲撃されたことがきっかけ。セイクリッド家はあるドラゴンと契約しその力を授かった歴史がありドラゴンは守り神のような存在だった。そのドラゴンに襲われたことに思い悩んで近くの竜の住む山に傷だらけになって登る。そこに住んでいるドラゴンに対面していきなりどういうことだと詰め寄った。そのドラゴンがテトラの父であり、テトラの父からドラゴンの中のレッサードラゴンという種族が領地を襲ったことを知らされる。ドラゴンとレッサードラゴンの違いを知ったことで最初に詰め寄ったことを謝罪した。
この出会いの後にテトラの父により領地を襲ったレッサードラゴンは討伐された。その後ドラゴン相手にも果敢に詰め寄る度胸に惚れられて一年の間言い寄られ続けた。テトラの父のそんな一途な性格に惹かれ結婚することになる。
竜の里に嫁ぐことになった際には実家はてんやわんやだったが頑固な性格から周りに流されず最終的には孫の顔をたまには見せてほしいと円満に家を出ることになった。
テトラの父
城ほどの巨体を持つドラゴン。普段は人間に化けている。
頑固なテトラの母には逆らえないようでテトラの旅について対立した際には土下座までさせられていた。
山に直談判しに来たテトラの母の傷を手当てしながらレッサードラゴンという種族の説明をする。初対面の時点で彼女の度胸に惚れこんでいた。
アンナ
父がテトラに挨拶したいと会いたがっていると説明し彼女を屋敷に呼んだ。
テトラとは親戚同士でありそれを知った時にはお互い驚いた。
メア
カモメと共にテトラを食事に誘った。
退魔士としての食事制限を忘れてセイクリッド家が用意したパフェやケーキなどに舌鼓を打った。
パーティには普段の衣装で参加した。これが退魔士の正装であると説明していた。
テトラのドレス姿をカモメと共に似合っていると褒めて彼女を照れさせた。
カモメ
メアと共にテトラを食事に誘った。
腕相撲大会ではテトラに勝利するも力がだけが強い自分が勝ってしまい申し訳ないと謝罪していた。これにテトラから謙虚になれるためカモメとの対戦は大事だと語られリベンジを約束されると何度でも付き合って見せると彼女との友情を深める。
パーティには海兵の正装であるいつもの服装で参加していた。
アレクサンダー
腕相撲大会が開催されるとテトラを呼びに来た。
カモメに敗北し落ち込むテトラに対しては十分強いと励ました。
ヒュウガ
腕相撲大会に参加。
テトラに対してパワーだけが全てではないと話して炎を吐けることを羨んだ。
テトラとカモメの力を競い合う友情に美しいと感動していた。
主人公&アイリス
テトラの母と父の馴れ初めを聞いた。
キャトラ
テトラの母の生まれや父との馴れ初めに強い興味を示した。
話のいい所でテトラが寝てしまい主人公に頼んでルーンの光を発せさせた。
・用語
レッサードラゴン
ドラゴンでありながら低い知能で人を襲う魔物と同様のドラゴン。
人間ではこの種族への理解がまだ広まっておらず襲撃を受けた際にはドラゴンに襲われたと勘違いしてしまいドラゴンへの風評被害の元になっている。
セイクリッド家
あるドラゴンと契約しその力を授かった歴史がある。このことからセイクリッド家ではドラゴンは守り神のような存在だと認識されている。
ブレイズオブドラグーン
灼熱の炎を吐くテトラの必殺技。
キャトラがテトラに対して恋バナを吐くように迫った際にこれが例えに出されていた。
以上。