白猫プロジェクト ストーリー解体書 〜第9章〜大歓迎!テーマパークの島HARD編3/4

・あらすじ

㉑ドゥドゥに追いかけられていた際に茶店にアオイの島と同じ団子が売っていたことに気付いていたキャトラ。緊急事態に良く気付けたとグローザから感心されるが、視界に偶然入っただけだと説明した。

 早速団子を食べに向かうキャトラ。アイリスは遠慮したため、グローザを誘う。美味しい物は皆で食べればより美味しくなると語り、グローザを連れて店へと入っていった。

 グローザを元気付けようと頑張っている事を理解していたアイリスと主人公。キャトラが去った後、その努力に労いの言葉を掛けた。

 

㉒体型が変わるまで団子を食べて満足したキャトラ。二回か三回ほど駆ければ元の体型に戻るとグローザに話すと、面白い体だと言われる。

 自分は美味しい物を食べるために生まれてきたのではないかと考えることがあると語るキャトラ。そんな訳はないのだけれど満腹になるとそんな風に思えたりすると話す。

 ならば自分は可愛いものに囲まれるために生まれてきたのかと考えるグローザ。お腹いっぱいで動けないキャトラから了承を得て、好きなだけ彼女を愛でることにする。

 

㉓最近ずっとプリプリしている気がすると、アイリスに相談するハーティ。そんなことはないだろうとアイリスには言われるが、イライラする頻度が増えている事が感覚で分かると話す。

 機械のエリアでその話をしており、マスターに与えられた心、その心があるからイライラもすることに複雑な感情を抱くハーティ。

 自分はもうしばらくここにいると言って、アイリスを先に帰すハーティ。アイリスは風邪を引かないようハーティに言ってその場を去る。

 自分が風邪を引くなんてあるわけないと一人呟くハーティ。すると、ジモートが現れて今のはアイリスなりの気遣いだったと解説をする。

 ジモートとミスターマンとは初対面だったハーティ。ミスターマンが話さないことを疑問に思い質問すると、ジモートは彼の信念があるから彼は話さないと説明した。

 人生という広大な地図を渡る為の指針である信念がハーティにもあるだろうと話すジモート。まだ信念はないとハーティが答える。

 信念はあると便利かと質問するハーティ。ジモートは知りたければ体験を共有しようと言って歩きながら踊るり始める。なかなか難しいと苦戦しながらも踊りながらジモート達に付いて行くハーティ。

 

㉔ジモート達と息ぴったりな華麗なダンスを披露するハーティ。これでもロボットダンスは得意だと言って、それを披露する。それに釣られてミスターマンも華麗なロボットダンスを披露する。

 信念とは何かをという本題を教えて欲しいと話すハーティにまずは魔物の討伐だと言っていつ間にか囲まれていた魔物達の相手を始めるジモート達。

 さっきまで沈んでいたのにノセるのが上手だとジモート達を褒めるハーティ。さっさと魔物を倒して本題に入ろうと気合を入れる。

 

㉕魔物を退治し終わると、ジモートはハーティに一つ謝らなければならないと話す。無理やり元気を出させたことを謝り、それは信念に基づいて行動したからだと話すジモート。

 どんな時でも笑顔が一番。そう思っているが、お叱りを受けることもあると話すジモート。時には落ち込むのも必要ではないかと主張する人々も居るため、よかれと思ってやっていることも相手を傷つけることがあると話す。

 だから誰かに対して何かを行うというのは怖い、そんな時に勇気をくれるのが信念だと説明するジモート。信念をもってやったことでも失敗するときはする、その辺が難しいと語る。

 信念とは一長一短なものなのかと質問するハーティ。ジモートは長の部分が大きいと信じていると話し、信じているから失敗してもまた怯えずにパフォーマンスが出来ると話す。

 色々わかるが感想をうまく言えないと落ち込むハーティ。ジモートは無理して言葉にしなくてもいいと慰めた。

 自分は弱く、流され、怒りすぎたり、沈んだりすることを話すハーティ。自分には信念がないからそうなるのだと理解する。しかし、ジモートはまだまだハーティは子供であるため成長していけばいいと励ます。

 成長にコツはあるかと聞くハーティ。しかし、ミスターマンは身振りで近道はないと示す。これからきっと色々な事がある、その時自分はどうするのかと考えるハーティ。そんなハーティをまだ若い、たくさん悩んで大きくなるんだと考えながら見守るミスターマン。

 

㉖一人憂いているグローザに話しかけるウマルス。寡黙を自称してよければ話を聞こうと話す。グローザはウマルスの事をおしゃべり馬だと聞いており、それをウマルスに伝えると、彼は舌を鳴らしてそれを否定した。グローザはどうやって舌を鳴らしたのか不思議に思いっていた。

 馬の耳に詠唱と言う熟語を引き合いに出して、馬も話を聞けるという事をまくしたてるウマルス。悩みを聞くと提案するもグローザからは断られる。

 本人の話なのに伝聞口調のウマルス伝説をまくしたて、自分すごさを語り続けるウマルス。伝聞口調な事をグローザに指摘されると人の口から口へと伝聞されることで真実が残ると話した、グローザは普通逆だと指摘した。

 まだまだ話し続けるウマルスを本当におしゃべりだと話して頭の中どうなっているのか気になると発言するグローザ。するとウマルスは誰かから聞いた、ディーダ島でアルベルトに使用した脳内を覗く魔術を使用する気かと驚き、それは神にすら許されない禁忌だと言って逃げ出した。

 脳内を覗く魔術はおそらくもう二度と使用しないと一人呟くグローザ。

 

㉗一人でいるグローザに声を掛けるリュート。用は何だと聞かれると、ここに居る事だと言って少し緊張した様子でグローザと会話する。

 カイルは無事かとグローザに聞くリュート。グローザはそれに答えなかった。もしもカイルが二度と戻ってこれないのなら闇は仇だと話すリュート

 カイルを助け出すことは可能なのかとグローザに質問するリュート。わからないと答えるグローザ。そこにエレサールが通りかかる。リュートはなんだエレサールかと残念そうに反応した。

 残念そうなリュートをたしなめるエレサール。すると、リュートがエレサールは一度闇に侵されたが正気を取り戻した経験があることに気が付く。ならばカイルも希望があるかもしれないと前向きになるリュート

 話を呑み込めていないエレサール。グローザからも意外と只者じゃないと評価されるが、状況はわからずじまいだった。

 

㉘またも一人で居るグローザ。次に来たのはミスターマンだった。また来たのかそっとしておいてとミスターマンへのあたりが強いグローザ。

 ミスターマンの伝えたいことが何となくわかるようになってきたグローザ。彼が心配していることを察すると、余計なお世話、自分はどこへいっても邪魔者、主人公達と一緒に居る意味なんてない、一人でいいと落ち込むグローザ。

 元気付けるためにグローザに近づくミスターマン。近いと注意をするグローザ。これは自分の問題であり、部外者のミスターマンに関係ないと言い放つグローザ。

 しかし、ミスターマンは関係なくないと声を出す。グローザは自分の客であり、少しでも喜んでもらうために自分は居ると伝えるミスターマン。

 喜ばせたいと言うけど不気味だし怖いとミスターマンを評価するグローザ。落ち込む彼を見て思わず笑うとその場を去った。

 

㉙闇の気配を感じ取るグローザ。ドゥドゥには自滅以外にももう一つの罠が混ぜられていたことに気が付く。

 エピタフの罠によって再び城が怪物化することに気付くグローザ。安堵させてから絶望の淵へと叩きこむのは道化師得意のやり口だと話す。

 新参ぶっているが一番底が知れないのがエピタフだと話すグローザ。正体を知らないのかとキャトラに質問されると興味もなかったと返答する。エピタフにはあらゆるものを混合させることが出来る能力があるため、用心する事と主人公達に警告する。

 闇を払わなければと話すアイリスに複雑そうな表情を見せるグローザ。主人公も変身して怪物化した城を迎撃する。

 

㉚主人公、アイリス、グローザの三人で何とか城の怪物を撃退することに成功する。騒ぎに慌てて集まった皆から心配されるも、大した怪我はなかった。

 頭の回るエピタフには警戒が必要だと皆が話し合う中、リュートはグローザに闇を敵にするのかと質問する。グローザはそれに今は、と答えた。

 なら仲間になれるはずだと話すリュート。自分もグローザも弱く、互いに力を合わせなければ諸悪の根源を討てないというなら団結した方がいいと話す。

 闇の連中に一泡吹かせてやりたいと話すグローザ。目的が一致しているため、手を組むことを改めて宣言する。

 

・登場人物

主人公

 エピタフの罠によって生まれた城の怪物をグローザ、アイリスと協力して討伐した。

 

アイリス

 ハーティの相談相手となった。

 城の怪物と主人公達と協力し戦った。

 

キャトラ

 グローザを元気付けるために団子屋に連れて行った。

 

グローザ

 一人で憂いていることが多く、ウマルスリュート、ミスターマンなど様々な人物に声を掛けられていた。

 城の怪物化にいち早く気が付き、エピタフの罠だと理解していた。

 怪物撃破後は改めて飛行島の一員になることを決めて、闇の王を討つことを誓った。

 

ハーティ

 グローザが仲間になった件からイライラする頻度が多くなり、落ち込んでいた。ジモートから声を掛けられて、信念を理解して成長していく自分について考えることになった。

 

マルス

 寡黙を自称するも、グローザに話しかけた際には話をまくし立てていた。脳内を見るグローザの魔術の存在を知っており、それを恐れて彼女から逃げ出した。

 

リュート

 グローザを見つけると緊張しながらも話しかけにいった。カイルを救う手立てがあるかもしれないことをエレサールが闇を克服した過去から気が付き、前向きになっていた。

 城の怪物を撃破したグローザに闇を相手にするなら協力した方がいいと言って、彼女が再度飛行島の一員になることを誓うきっかけを作った。

 

エレサール

 闇を克服した過去からリュートがカイルを救出する希望を見出し、グローザからも一目置かれていたが、何の話か理解してなかった。

 

タビィ&ダンテ&コジロー

 城の怪物が出現した騒ぎに駆け付けるも、主人公達が撃破した後だった。

 頭の回るエピタフには警戒しなければならないと話し合っていた。

 

ジモート

 ハーティに信念とそれを持って行動する事について説いた。

 

ミスターマン

 グローザを客だとして彼女を少しでも喜ばせようとしていた。

 グローザとは言葉がなくても意思疎通がある程度出来るようになっていた。

 

エピタフ

 登場はしなかった。

 ドゥドゥに時間差で城を怪物化させる罠を仕込んでいた。

 新参ぶっているが、一番底が知れない人物だとグローザから評されている。

 あらゆるものを混ぜることができる能力を持っている。

 

・用語

馬の耳に詠唱

 ウマルスが使った言葉。飛行島のある世界では馬の耳に念仏と同じ意味でつかわれていると考えられる。

 

以上。