白猫プロジェクト ストーリー解体書 ガレア・アリスイ思い出ストーリー編

・登場人物

ガレア・アリスイ

 幸運を与え、不運を奪う幸運の神。

 

 飛行島に初めて来た際には島のへりに立って飛行島が人間には過ぎた道具であることをキャトラに語った。しかし、国を超えて人々が絆を育む場となればそれは褒められる行為だとも語っていた。

 

 飛行島に搭乗するにあたって運を操作することは基本しないことを飛行島の面々に話した。血のにじむ努力をしているにも限らず報われない者しか不運を奪うことはしないと語った。主人公達は目に映らぬ努力を重ねていると評価しているため不運があれば操作する可能性をほのめかした。

 

 キャトラからは話し方がまどろっこしく感じると言われるも自分のペースであり命令されるいわれはないと切り捨てるが本当に鬱陶しいなら徐々に辞めると周りを気にかけている様子だった。

 

 キャトラから謎が多いためいろいろ教えて欲しいとねだられると開口一番に乗り物が好きであることを語った。自身の翼で一定距離飛行することも可能だが疲れるためあまりやりたくはないと語る。バイクや自動車が特に好きな様で自動車の話をしている時は興奮した様子を見せていた。実際に自動車は一目見て心を奪われて貯金で購入している。乗ってみたいと言うキャトラに対しては大きすぎたため飛行島には持ってこれなかったが乗せることを約束した。スピードが出る分事故が悲惨になることも重々承知しており、安全運転を常に心がけている。

 

 共に行動するマールには困らされることも多く、野菜を食べるようにと注意すると逃げられてしまったことをキャトラ達に漏らした。幸運は土から得られるという発言があったがこれはあくまで自身がそんな気がするというだけで幸運の性質ではない。落ち着きをもう少し学んで欲しいと言った直後に自身と同じ過ちを繰り返してほしくないとも語る。

 

 日を跨ぎキャトラから同じ過ちと言っていたのは何があったのかと問われると自身の過ちを主人公達に打ち明ける。報われない男に分不相応な幸運を与えた結果、巨万の富と名声を得たこと。そして屈折した欲望である新たな家族が欲しいという願いが叶った結果として男の妻と娘は死亡したこと。その時点で男の幸運は奪ったこと。死後すぐであれば幸運の奇跡で蘇生することが出来たが二人を蘇生する力は持っておらず、マールの母は見殺しにしてしまったこと。これらを打ち明けて力を与えた象徴であるマールの翼を見る度に罪悪感に苛まれることも話した。未だそのことをマールに打ち明けていない自分を卑怯者と自嘲した。

 

 後日、またも飛行島のへりに立っているところを主人公たちが見つける。そしてマールに蘇生について打ち明けたことを話した。怒って走り去っていたマールは追わず、自分とこれ以上話すことを彼女は望んでいないと対話をあきらめていたが、アイリスからそれは言い訳であり話し合って共に過ごせる道を探す努力をすべきだと叱咤される。これに心動かされ、マールと話す決意をすることになる。

 

アイリス

 男に幸運を与えた結果起きた悲劇に対して必要以上に自責しているガレアに対し自己を責めすぎていると心配していた。

 

 その後、マールとの対話をあきらめようとしていたガレアを見た際には珍しく語気を強めて言い訳をして逃げていることを指摘した。これにはガレアとマールの関係が自分のことの様に心がざわつくが原因だと話していた。

 

主人公&キャトラ

 ガレアとの交流を深める。

 

報われない男

 マールの父親。

 

 一日中働いているにもかかわらず暮らしが困窮してしまっていたところにガレアが過剰な幸運を与えてしまった。

 

 職と食料を手に入れて数日で富と名声を手に入れたが、心の奥底で新しい家族が欲しいと願っていたため過剰な幸運が運を吸い取っていたこともあり妻と娘は死亡してしまった。その際にガレアは幸運を奪ったが、その後どうなったかは不明。

 

・その他メモ

ガレアがマールとの対話を決意した後に続くシナリオはマールの思い出ストーリー6とまったく同じものだった。

 

以上。